辰子

【元ネタ】民話、三湖伝説
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】辰子
【性別】女性
【身長・体重】153cm・44kg(人間時)
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運D 宝具A++
【クラス別スキル】
狂化:D
 筋力と耐久のパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力が不自由になり、複雑な思考が難しくなる。

【固有スキル】
不凍の加護:C
 氷属性に対する耐性。

神格:C
 神族との関わりはないが、死後に神格化されたことで得た神霊適正。
 生きながらにして龍へと変身し、辰子姫明神の名で龍神として祀られた。
 
生命の水:C
 龍神となって得た異能の一つ。
 無生物を水棲生物に変化させることが出来る。

水棲:C
 水の抵抗を受けずに活動できる。
 水中に身体を浸している間、魔力と幸運を除くを全てのステータスが1ランクアップする。
 バーサーカーの宝具を解放した後に発動可能。

内助の功:A
 配偶者の手助けにより、不利な状況を改善するチャンスを得る。
 このスキルのランクは夫婦の仲に左右され、
 Aランクならばチャンスを確実に得る事が出来る。

神託:-(D)
 大蔵観世音による託宣。
 百度参りの願掛けをすることで託宣を授かれるが、
 それが都合の良い結果になるとは限らない。現在は狂化している為、失われている。

【宝具】
『狂龍変辰潟湖(きょうりゅうへんたつせきこ』
ランク:A++ 種別:対都宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 バーサーカーが龍へと変身を遂げた伝説の再現。
 変身に伴い、豪雨と暴風が吹き荒れ、稲妻が降り続け
 局地的な大地震が起こり、山があれば山を裂き、大地が割れて瀑布を起こす。
 この大規模な地形変動によって対都規模の被害を齎し、変動が収まった後には
 その場にバーサーカーにとって最も有利となる広大な湖が残り、
 その湖中には、バーサーカーの夫である英霊八郎太郎が龍の姿で召喚される。
 変身の最中は「狂化」が自動で発動するが、湖を作り出してからはやや理性を取り戻す。
 龍となった後は、天候を操作する能力を持って八郎太郎と共に戦闘可能だが、
 人間形態に戻ることは出来ない。
 
【解説】
日本最深の湖・田沢湖に伝わる伝説の主人公(ヒロイン)。
昔、神成村の安倍三之丞の娘に辰子という娘がいた。
辰子は自身の絶世の美貌を永遠にしたいと思い、大蔵観世音に百日詣りの願をかけたところ、
山を越えた先にある霊泉を飲めば願いが成就するという託宣を授かる。
その泉に到着した辰子は、岩魚を捕えて食べると、猛烈な喉の渇きを覚えて泉の水を飲むが、
乾きは一向に収まらず飲み続ける。狂った様にに水を飲み続けていると、
辰子の体は巨大な龍へと変化し、同時に天地鳴動、山が崩れ、谷を埋め、水が溜まって、
広大な湖が出来たという。これが田沢湖の誕生伝説である。
辰子の母は辰子を心配して湖に辿り着くが、辰子は永遠に龍の姿となってしまって
もう人間に戻れないことを母に聞かせる。母は悲しんで松明を湖に投げ入れると、
それは魚に変わって泳いで行った。母の生活の助けになるようにした辰子の仕業であった。
やがて、別の湖に済む、元人間の龍である八郎太郎は辰子に惹かれ、辰子も想いを受け入れ、
八郎は辰子と田沢湖で暮らすようになり、主の増えた田沢湖は冬も凍ることがなくなったという。
岩魚を食べたことで龍へと変化するという伝説は八郎太郎にも共通であり、
これは後に日本児童文学の傑作「龍の子太郎」に流用されることとなる。

余談だが、辰子によって生まれた魚はクニマスといい、
これは1940年に絶滅した種だと思われていたが、
2010年には、かの現代魚人さかなクンさんによって別の湖で存在が確認され、
さかなクンさんは、魚類学者である今上天皇陛下に賛辞の言葉を贈られた。

【コメント】
宝具は天地爆裂(メガデス)みたいな感じで。
田沢湖が凍らないのは、龍神夫妻がラブラブだからという説もあったりなかったり。
聖杯への願いは、夫ともども、もう一度人間としての生を謳歌したいとかそんな感じで。
龍変化の際に、狂った様に水を飲みまくったという一節から
無理矢理バーサーカーに当て嵌められた。

  • 最終更新:2012-12-19 19:41:58

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