ハーコン善王
【元ネタ】史実(ノルウェイ)、サガ
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ハーコン善王
【性別】男性
【身長・体重】180cm・80kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:A-
騎乗の才能。大抵の乗り物を人並み以上に乗りこなし、
水棲であれば幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
覇者の王冠:D
戦場で誰より目立った黄金色の兜。
この兜を視界に入れる味方の士気を向上させ、
この兜を目にした上でセイバー以外へ攻撃を行う敵にペナルティを課す。
【宝具】
『金柄臼噛(スヴァルド・ヴィズル)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:30人
養父となった英国王アセルスタンに授かった名剣。
断ち割られた碾き臼の雨を降らせる事ができる。
目視によらない感知能力を持たないのであれば、
頭上の臼と眼前の剣、見ていない側に対して防御ペナルティを負う。
【解説】
十世紀のノルウェイ王。七十歳のハーラル美髪王と侍女トーラの間に生まれた息子。
後のオーラヴ一世・二世よりも異教信仰に対して妥協的であり、
また父王の奪ったウダル権(土地世襲権)を農民に返した事で『善王』の呼び名を受ける。
父王と英国王アセルスタンの「おめーは俺より下」と主張し合う紳士的外交の中で
『アセルスタンの養子』となり、英国で洗礼を施され諸芸や礼儀作法を教え込まれた。
アセルスタンが与えた最上の剣はハーコンが振るうと碾き臼を穴まで絶ち切り、
ノルウェイに届いた剣のうちで最も優れた名剣、『碾き臼噛み』と呼ばれた。
美髪王の死後、異母兄『血斧の』エイリークのもとで国が乱れているのを聞いたハーコンは
アセルスタンに立派な船団を用意して貰い帰国する。ラデのシグルド侯の協力を取付け、
更にウダル権の返還により自作農民の広範な支持を受け、彼はエイリークを打ち破った。
ノルウェイ王ハーコンはほぼ全土を手中に収めたが、キリスト教布教にはあまり意を用いず、
オーディンやトールへの異教信仰にも妥協し、時には自ら犠牲祭に加わる事にさえなった。
彼はスウェーデンやデンマークに領地を広め、戦利品も得たが、デンマークのゴルム王は
これに怒り反撃の動きを起こす。エイリークの息子らもこれと同盟し、大軍が攻め寄せた。
フィチャルの戦いで、名剣『足広』を持つ豪勇の士ソーラルヴ・スコルムスソンらと共に
六倍の敵を打ち破ったハーコンであったが、腕に受けた一本のフレイン矢が致命傷となる。
出血が止まらず、キリスト教徒として神に対し犯した罪を償えない事を残念に思いながら、
異教徒の中で死ぬ以上はそなたらの流儀で良きように弔って欲しい、と言い残した彼は
最高の武具と共に異教徒流に埋葬された。人々は彼がヴァルハラに行ったと信じたという。
- 最終更新:2016-12-07 21:37:23