エンペドクレス
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】エンペドクレス
【性別】男性
【身長・体重】178cm・55kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
が、どうも性格的に向いていないらしく、工房を作る事さえ難しい。
他人に作らせることは可能。
道具作成:-
宝具による変身能力を得た代償に、道具作成スキルは失われている。
【固有スキル】
魔術:A
四元素論の発明者。
オーソドックスな魔術を習得しており、
全体として自然干渉型の魔術行使を得意とする。
特に四大に則った魔術は
特殊スキルの恩恵によってAランクの枠には収まらない圧倒的な力を持つ。
自然界と関わる術を主体とするため、物理的な干渉を好む。
医術:A
名うての巫医としての技量。
魔術と医術が曖昧な時代の治療メソッドの保有。
四大の加護;A+
後に神格(精霊)化された四大元素の与える加護。
自然からの魔力供給がある他、
四大元素に属する自然干渉魔術の行使や、逆に対処する場合に有利な補正を得る。
【宝具】
『脱ぎ捨てられた現世の蛹(バインデッド・プシューケー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
青銅のサンダル。
これを履いている限り一時的に擬似受肉し、
神格化状態をリセット、霊体としての特性やサーヴァントとしての気配などをすべて失う。
『燃ゆ登神門(ゴッド・オン・アイトネー)』
ランク:A+ 種別:対神宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100人
神霊に至るマナの奔流。
『脱ぎ捨てられた現世の蛹』を脱いだ状態において自動発動する自己神格化術式。
周囲の自然環境から純粋な火の元素を抽出してエトナの炎の化身となる。
物理的には周囲の熱量を収奪する形で変身していく為、
当然高熱の環境下ではより早く神格化が可能。
また、周囲の熱量を奪う際に周囲が極寒となって凍り付くが、ある程度調整する事が可能で、その気になれば周囲を永久凍土に変える事も出来る。
変身後は自身の属性を四大元素の中から変更できる。
【Weapon】
『大霊リゾーマタ』
神格化後の彼の自称。
通常はエトナの火を体現する炎の大霊だが、
四元論を極めた彼は自身の属性を四大元素の中から変更できる。
即ち、火(ゼウス)、風(テュポーン)、土(アイドネウス)、水(ネスティス)である。
【解説】
四大元素説の提唱者にして大魔術師、アグラガスのエンペドクレス。
呪術をよくした名門出の医者であり、僭主政打倒に尽力した父を継いで寡頭制を支持した。
アリストテレスによればレトリックの発明者で、同名の祖父と同じくオリンピア祭の競馬で優勝歴を持つ。
ピタゴラス学派に学んだが教義を公にして破門に処され、
以後教団では詩を用いた論文が禁止された、という怪しい伝説が残る。
彼は詩の形で著した最後のギリシャ哲学者であり、ホメロスに比される勇壮な詩風を持っていた。
ピタゴラスかぶれで転生論を説いたが、パルメニデスは尊敬していたとも、いやそれほどでもないとも。
また同業の医者達に加えてパルメニデスとアナクサゴラスを知己としており、
オルフェウス教と物理学の両方に傾倒していた。
神の名を授けた四大要素(火、風、土、水)によって世界が構成されていると説き、
それが愛と争いの原理で離合集散するのが変化だと述べた。
宇宙や魂や視覚などを論じた博学の人であると同時に、
暴風を止めた魔術師であり、疫病を収めた医者であり、
酒を強要した監督官を告発した弁論家であり、技巧を持った詩人であり、
そして何より「神になる」と言ってエトナの火口に身を投げたエキセントリックな人物であった。
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】エンペドクレス
【性別】男
【身長・体重】178cm・70kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D耐久E敏捷C魔力A幸運C宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。
道具作成:B
魔術的な道具を作成できる。
【固有スキル】
風除けの加護:B
アクラガスでの風鎮めの逸話から得たスキル。
風属性の攻撃を確率で無効化し、失敗しても大幅にダメージを削除する。
エレメンタル:A
四元素説の提唱者。
火、水、風、土の四属性の魔術を高レベルで使用する。
高速詠唱:A+
魔術の詠唱を高速化するスキル。
また弁論術の祖とされるエンペドクレスは話術スキルの効果も併せ持つ。
【宝具】
『一に連なる紅球の杖(アルケー・リゾーマタ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:300人
超高密度の四大元素が完全に融合した真紅の球体が埋め込まれた魔杖。
『愛よ(ピリア)』『憎しみよ(ネイコス)』の呪文を唱えることで理論上は
万物を生み出すことができる。
その気になれば川の流れを変えることや太陽の如き大火を持って
眼前の敵すべてを燃やし尽すことすら可能とする。
【解説】
エンペドクレスは紀元前5世紀頃の人物。
自然哲学者であり、医者であり、民主政治を説いた政治家であったとされる。
四大元素の提唱者でもあり、万物は四大元素が愛(ピリア)により結びつき
また憎しみ(ネイコス)により分離することで多種多様に変化すると考えた。
この考えは後世にも広く知られ中世の錬金術の土台の一つとなっている。
彼の最後は諸説があるがある一説によると晩年彼は自身を神と称し
エトナ山に飛び込み自死を遂げたとされている。
- 最終更新:2019-06-09 13:21:20