闘穀於菟
【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】闘穀於菟
【性別】男性
【身長・体重】200cm・100kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷D 魔力C+ 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
【固有スキル】
先見:B
直感に依存した、相手の野心・獣性を見抜く力。
他人の所作から“反骨”や“狼顧”などの凶相を見抜き、
主君にその旨を伝えて遠ざける能力。
動物会話:D
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
赤子の時に虎に育てられた逸話が元となったスキル。
カリスマ:E
軍団を指揮する天性の才能。
カリスマは稀有な才能だが、稀に、その持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。
子文の場合、獣由来と思しき清廉さから過度な報酬や俗世の讃辞を快く思わない。
【宝具】
『令尹の私財(ゲート・オブ・ジーウェン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
全財産を叩いて楚の財政難を救った逸話の具現。
マスターの魔術回路で以て、アーチャーの現界維持が困難となった場合、
アーチャー自身の魔力を以てして現界維持に充てる。
全くの一般人であっても、一切の疲労なく現界を維持できるし、
現界維持に問題がない状態で開帳すれば全ステータスの強化もできる(ただし、“重ねがけ”はできない)。
この宝具の開帳により、マスターに求められる対価は「料理を振る舞うこと」。
乾飯一籠と干し肉一束が正しいのだが、基本美味ければ何でもよい。
【解説】
春秋戦国時代、楚の成王に仕えた政治家。字の子文を以て通称される。
闘伯比の不義の子であったために、生まれてすぐに捨てられたが、雲夢沢の中に住まう虎に育てられた。
母方の祖父であった鄖の君主が狩りに出た際に子文を見つけ、娘の嘆願によって育てることとなった。
(穀は乳、於菟は虎を意味し、要するに「虎の乳を食む赤子」という意味の名前)。
成長するとその賢明さから令尹(宰相)となり、私財を用いて財政難を救ったこともある。
それによって自身が食い繋げなくなったために成王に同情され、給料を増やすことを検討したが、
その度に令尹を辞して下野し、取り下げると戻ってきたのでとうとう諦めたという。
甥の闘椒(子越)が生まれた時、その子供が孕む危険性を見抜き、
弟に殺すように進言したが聞き入れられず、臨終の際にも子越が後世に成す悪行を予言し、
それに憂いて涙したという。
- 最終更新:2017-08-10 22:30:55