蘇我豊浦大臣

【元ネタ】日本書紀、扶桑略記 etc
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】蘇我豊浦大臣
【性別】男性
【身長・体重】168cm・61kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:-
 宝具による竜種への騎乗能力を得た代償に、騎乗スキルは失われている。

【固有スキル】
怪力:B
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

妖術:A
 怨霊としての祟りと呪詛。
 一軍を優に相手取れる程の高位の妖術を習得している。

反骨の相:C
 奸臣の一族としての性質。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

【宝具】
『朝倉宮鬼火(あさくらのみやのおにび)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:300人
 西征する天皇の宮殿に現れた怪火。
 通常手段で可視に至った高濃度の怨念を燃焼させることで、
 溜め込んだ呪詛を周囲に放出し、呪詛の感染対象にランダムで重度のバッドステータスを与える。

『蘇我悪天龍(そがのあくてんりょう)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 怨霊・蘇我豊浦大臣の竜への騎乗。
 それは竜を象徴とする天皇を蘇我氏が支配したという主従逆転の具現であり、
 龍属性への優位性よって竜種を使役、騎乗する能力。
 怨念を纏って召喚される『悪龍』は“最強の幻想種”として猛威を振るい、
 また龍属性への優位性は、他の龍属性保有者にも“重圧”や追加ダメージといった形で機能する。

【Weapon】
『悪龍』
 蘇我豊浦大臣が騎乗する竜種。
 膨大な怨念や呪詛を帯びた高位の悪性存在でもある。

【解説】
 『日本書紀』においては蘇我蝦夷。『先代旧事本紀』においては蘇我入鹿。
 蘇我馬子に続いて、蘇我氏宗家3代に渡って天皇すら凌駕する権勢を振るった大貴族。
 しかし乙巳の変で入鹿が殺されると、蝦夷は宝物を焼き、息子の死体を前に邸宅に火をかけ自害した。

 「空中に竜に乗れる者あり。貌は唐人に似て、青油笠を着て、葛城嶺より、馳りて生駒山に隠る。
 牛時に至るに及び、住吉の松の上より西を向いて馳り去る」――日本書紀。
 「時の人言ふ。蘇我豊浦大臣の霊なり」――扶桑略記。

 西征の際、斉明天皇の家臣が次々と死んでいったのはこの怨霊のせいだと『扶桑略記』はいう。

 「秋七月の甲午の朔に、天皇(斉明帝)、朝倉宮に崩りましぬ。
 八月の甲子の朔に、皇太子、天皇の喪を奉徒りて、還りて磐瀬宮に至る。
 是の夕に朝倉宮の上に、鬼有りて、大笠を着て、喪の儀を臨み視る。衆皆嗟怪ぶ」――日本書紀。

 斉明帝(皇極天皇)に纏わり祟った蘇我の怨念は、彼女の死を見届けていたのではないだろうか。


入鹿と蝦夷の悪魔合体サーヴァント

  • 最終更新:2011-09-18 15:28:02

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