藤原千方(ふじわらのちかた)
【元ネタ】太平記
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】藤原千方(ふじわらのちかた)
【性別】男性
【身長・体重】174cm・68kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷E 魔力A 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:D
魔術的な道具を作成する技能。
【固有スキル】
陰陽道:A
日本において独自に発展した魔術大系。
万物の吉兆を占い、怨霊や怪異などの災厄を退けるほか、
他者を呪ったり、また式神の使役や、結界構築に長じる。
藤原千方は妖魔を使役することを得意としている。
【宝具】
『四鬼当千(しきとうせん)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:4人
藤原千方が使役する4体の鬼。
「金鬼」は鋼のように堅固な体によってCランク以下の攻撃を無効化する。
「風鬼」は風を操り対城規模の攻撃ができる。
「水鬼」は水を操り対軍規模の攻撃ができる。
「隠形鬼」はAランク相当の『気配遮断』スキルを保有する。
藤原千方はこれらの鬼を完璧に使役することはできていないので、
パスを乱されるだけで、消滅してしまう。
【解説】
千方は四鬼(四人の怪人)を使役した。どんな武器も弾き返してしまう鋼のように堅固な体を持つ「金鬼」、強風を繰り出して敵を吹き飛ばし風を操り敵城を吹き破る「風鬼」、如何なる場所でも水を操り洪水を起こして敵を溺れさせる「水鬼」、姿を消し、気配を消して敵に突如襲いかかる「隠形鬼(怨京鬼)」の四人がそれである。 他の伝承では、水鬼と隠形鬼が土鬼、火鬼に入れ替わっている物もある。 また、四鬼は忍者の原型であるともされる。
この鬼たちの猛威に官軍は大いに苦戦した。千方自身も無量無辺の神通力を持ち、普通の人ではどうすることも出来なかった。そこで天智天皇は右大将紀友雄を藤原千方征伐に派遣した。紀友雄は藤原千方の陣に次のような和歌を送った。
土も木も 我が大君の国なれば いづくか鬼の すみかなるらん
この歌の徳により、四色の鬼たちは後悔し、 己が住むべき国ではないと、たちまち本物の鬼に化生して奈落に落ちた。その穴の跡は今も四つ残っていて、四つとも風が吹き抜け、どこかでつながっているらしい。
首謀者の藤原千方は、家城付近の雲出川の岸の岩場で酒宴をしてゐるところを、対岸から紀友雄に矢で射られて死んだ。
- 最終更新:2011-03-22 12:28:22