藤原公任
【元ネタ】日本・史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】藤原公任
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:D
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 ”結界”の形成が可能。
道具作成:E
魔術的な道具を作成する技能。魔道書として機能する書籍を作成出来る。
歌道書や朗詠用の書籍『和漢朗詠集』の作者であり、後者は「君が代」の原型を掲載したことでも知られている。
【固有スキル】
呪歌:C
当時有数の和歌と漢詩の才を示した人物。小倉百人一首採録歌でも知られている。
在世中は漢詩の方が地位が高く、本人もこの方面で評価されたがっていたが、今では歌人としてより知られている。
専科百般:D
和歌・漢詩・管弦・書・有職故実に優れた。芸術審美などのスキルを習得済み。
文化系の技能であれば、生前は知らなかった分野であっても挑戦することで習得しうる。
【宝具】
『真・反魂の術(しん・はんごんのじゅつ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
後世西行が試みて失敗した術の真の姿。紀長谷雄に鬼が示したという術を人間が成功させたもの。
複数の人物の遺骨から良い箇所だけを見抜いて組み合わせることで、長所のみで構成された理想の人間を生み出す。
遺骨に残されていた思念を解析することで、精神面の理想的再構成も可能。
対象となるのはレンジ内の土地で過去に死亡した人物であり、遺骨の収集を繰り返して後で完成させてもよい。
人格でも能力でも理想を示し、ステータスは高く、スキルを備え、容姿がよく、忠誠心も篤い擬似英霊を作り出せる。
【Weapon】
『無銘・太刀』
【解説】
平安時代の公卿・歌人・漢詩人(966~1041)。四条大納言と称される。
従兄の藤原実資と共に、本来嫡流であった小野宮流に生まれながら藤原道長の九条流に実権の移動する時代を生き、
それでも学識と見識を示して一条朝の「四納言」の一角を占めた。
『枕草子』や『紫式部日記』には女房たちとの才知をきらめかせた交流ぶりが見られ、とりわけ後者は『源氏物語』
への言及と作者が「紫式部」と呼ばれるようになった契機をもたらしたことで重要性が高い。
血統と才学からプライドが高かったらしく、同じ「四納言」の一人に先に昇進され、出仕を止めたことがあった。
結局キャスターも必要な人物であるとして後追いで昇進させてもらっているのだが、この時名の知れた文人たちに
執筆を依頼した辞表の文章にも、自身の高貴な血統を詳述させたがったという逸話がある。
刀伊の入寇の際には、中央の支持に先んじて抗戦した現場に恩賞を下すべきでないという論を藤原行成と共に展開
するが、有事に現実的でないと藤原実資に言われ、共に撤回した。
それまで囚人に知らされていなかった判決を本人にも公開した美談も知られている。
- 最終更新:2015-09-02 19:49:21