良秀

【元ネタ】宇治拾遺物語
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】良秀
【性別】男
【身長・体重】155cm・65kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具A+
【クラス別スキル】
道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 キャスターがその目で見たものを画に描くと、その画は魔性を帯び、妖しげな魅力を放つ。

陣地作成:C
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。小規模な”工房”の形成が可能。
 キャスターが画を描くための工房を作る。工房内では筆が乗り、画の出来が良くなる。

【固有スキル】
精神汚染:A
 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。
 ただし同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。

至上の芸術:A
 何よりも画の完成を優先し、いかなる手段も犠牲も厭わない。
 キャスターが画を描き始めると、その狂気に誰も手出しできなくなり、令呪の命令さえ受け付けなくなる。
 対魔力:A以上のスキルを持っていて、精神力で勝ればなんとか阻止できるが、キャスターの工房内ではそれも不可能。

【宝具】
『かうこそ燃えけれと、心得つるなり』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:-
 キャスターが道具作成のスキルで描いた画を媒介に、その画の光景をその場に再現する。
 他のサーヴァントの攻撃の一瞬などを画に描けば、その力を使うことも可能。
 ただし再現できるのは画一枚につき一回だけ。
 画という一時を切り取る媒体なので、永続的なことの再現はできない。
 再現できるのは最長でも家一軒が焼け落ちるくらいの時間まで。
 実在のものをモデルにするが、キャスターの魔力により歪んだ脚色が入ったり、
 画の出来によっては実物以上の力を発揮するなど、単なる再現にとどまらない。
 似顔絵を描かれると魂を抜かれ、画の中の美女が恨み言をこぼしたという
 キャスターの作品にまつわる怪しい噂の具現化。

『よじり不動』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ: 最大捕捉:
 キャスターが人の焼け死ぬ様から不動明王の火災の画を描き上げ
 宝具『かうこそ燃えけれと~』で再現する事によって発動。
 画の光景を再現した固有結界に対象を閉じ込める。
 結界内は灼熱の炎に包まれ、不動明王が降臨している。
 対象は不動明王に打ち勝たない限り、結界から出られず炎に焼き尽くされるしかない。
 不動明王のステータスは「筋力A 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具B」で、スキル「神性:A」を持つ。
 またこの宝具で対象の焼け死ぬ光景を見ることで、さらなる完成度の不動明王の画を描くことができ、
 その度に不動明王のステータスがアップしていく。
 キャスターが自分の妻子の焼け死ぬ光景を見て、見事な不動明王の画を描き上げたという逸話の再現。

【Weapon】
『無銘・筆』
 画を描くための筆。

【解説】
説話集『宇治拾遺物語』の「絵仏師良秀」に登場する天才絵仏師。自分の妻子が火事で焼け死ぬ様を平然と眺め、
「これで不動尊の大火災を描くことができる」とあざ笑ったという。彼の描いた画は「よじり不動」と呼ばれ人々に称賛された。
聖杯に託す望みは、この世のものではないような未曾有の大災を目の当たりにし、それを画に描くことである。
芥川龍之介の『地獄変』の元ネタで、そっちの要素も少し入ってる。

  • 最終更新:2012-06-19 18:44:04

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