田因斉(斉・威王)

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】田因斉(斉・威王)
【性別】男性
【身長・体重】160cm・kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

【固有スキル】
佯狂:A+
 周囲を欺く自我の偽装。
 楚の荘王と類似した「泣かず飛ばず」の逸話が、魔術の域まで昇華したもの。
 相手が判定に成功するまで、田因斉をサーヴァントとして認識させない。
 また、スキルの隠蔽や、警戒すべき者に対して自分が暗愚であるように見せかけることにも長ける。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

解放者:D
 他者を救う戦闘の際、一時的に攻撃力を上昇させる。
 “囲魏救趙”の逸話からくる、仁義に篤き王としての気質。
 (ただし臣下に諭された結果…という解釈もできるのでランクは低い)。

【宝具】
『稷下の臣は玉にも勝る(ほこるべきしんかは、せんりをてらす)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:10~30 最大捕捉:100人
 千里を照らす臣下を召喚し、行使する宝具。
 軍勢宝具か対軍級の光線照射か、を選択して真名解放可能で、
 軍勢ならば最大数千騎のマスター不在サーヴァントとして最大20ターン行使でき、
 光線照射ならば一瞬だけ対城規模の蹂躙能力を発揮する極大のエネルギー照射として運用可能。
 魏の恵王と会談し、彼が戦車十二両を照らす玉(ぎょく)を自慢すると、
 威王は斉国各地の有能な臣下とその功績をたたえ、それが千里をも照らすと、恵王を論破した。

【解説】
 戦国時代の田斉の四代目君主で、荘王と並び泣かず飛ばずの逸話を持つ王。
 在位九年目までは酒池肉林とさえ称されるほどに酒色に浸り、臣下の諫言も寄せ付けなかった。
 だがある時、淳于髡という賢者が勇気を出して謎かけに偽装して諫言を行なったのをきっかけに、
 忠臣を褒賞し、佞臣を処刑する大改革を行なうという、人が変わったような仕事ぶりを発揮する。
 国政が安定してからは、消極的だった軍事面でも孫臏の軍略を以て魏国などに対しても軒並み勝利を収め、
 三晋の継承者として天下にその武威を轟かせていた魏を下し、次代の覇国へと登り詰めた。
 この王の泣かず飛ばずの逸話は、非常に荘王のそれと似ているのだが、
 威王の場合はそれが9年と荘王に比べ実に三倍であり、
 臣下の諫言によって暗君が心を入れ替えたとも解釈できなくはない。
 (最も、荘王にしても愛馬に爵位を与えるカリグラ級にアホな逸話があるくらいだからよく分からない)。


  • 最終更新:2014-06-10 21:18:34

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