武王

【元ネタ】中国史
【CLASS】セイバー
【マスター】獅子劫界離
【真名】姫発(周・武王)
【性別】男性
【身長・体重】169cm・67kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
カリスマ:A
 大軍団を指揮する天性の才能。
 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。

解放者:A
 他者を救う戦闘の際、一時的に攻撃力を上昇させる。
 牧野の戦いに於いては、殷の奴隷兵に希望をもたらし、その矛先を変えさせた。

神性:C+
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 禹や天乙(湯王)と並ぶ聖王として崇拝され、
 また道教に於いては霊宝天尊の化身とされることもある。

【宝具】
『虐弑の金色鉞(アウレウス・アカス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
 紂王の遺体から首を刎ね、周王朝の幕開けを告げた金色の鉞。
 民の希望と王朝の幕開けを担ったこの鉞は、
 常にそれらの加護が折り重なって刃を覆っており、切れ味は飛躍的に上昇している。
 また、属性・悪のサーヴァントと対峙する際に、セイバーの全ての判定の成功率を3倍化させる効果も持つ。

『神嵐御す王の大喝(シンシー・ツァオツォワ)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 黄河横断を阻む嵐を伴う雷雨を、一喝によって鎮めた逸話の具現であり、
 鳴条の戦いにおける湯王の勝利の際にも吹き荒んだ、暴君を廃し、王朝を開く前触れ。
 新たな王朝の幕開けの象徴である『虐弑の金色鉞』に、
 セイバーが御した神々の雷嵐を纏わせて放つ一斬。
 それらの雷嵐は、鉞から煌めく光の刀身として、吹き荒ぶ猛嵐を伴って現出する、
 この剣から放たれる斬撃は、まさに暴君を滅ぼし、新たなる王朝を開くに値する一斬と言える。

【Weapon】
『無銘・弓矢』
 紂王の死体に3本の矢を打ちたてた弓。
 アーチャークラスでの現界時には、『虐弑の金色鉞』と同質の宝具『虐弑の三画矢』になっていた。

【解説】
 中原の王に武王数あれど、この王に比肩しうる武王はいないと言って過言ではない、
 周王朝事実上の開祖。救民王・姫発。
 文王・姫昌の次子として生まれ、父の没後に呂尚や周公旦を側近として、
 殷の暴君として悪名高い、紂王・帝辛に叛逆すべく兵を挙げるも、
 機が熟していないと見て一度は兵を引き上げた。
 その二年後に再び挙兵し、牧野でぶつかる。
 殷軍は数では勝っていたが、その兵の大部分が殷によって虐げられた奴隷兵であったために内部崩壊。
 結局、戦は周軍の大勝に終わり、紂王は首都に逃げ帰り自決する。
 かくして殷が滅び、周王朝が打ち立てられたのであるが、わずか二年の治世の末病死。
 だが、その二年の間に天下の武器を廃し、兵を故郷に返すことで一時の平安を中原にもたらした。




【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】武王
【性別】男性
【身長・体重】183cm・76kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運A+ 宝具A+++
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:D
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。

【固有スキル】
天子:B
 古代中国に置いて、最高神天帝より地上の統治者として任命された帝王の位。
 ライダーはCランクの「神格」、Bランクの「神々の加護」、
 Aランクの「カリスマ」を保有している。

直感:A
 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。
 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。

革命:D
 時の最大の陣営を崩壊させ、その権威を握る英雄の宿命。
 「下克上」とは似て非なるスキル。

【宝具】
『王の盟軍(ウー・ワン・チュン)』
ランク:A+++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 ――宝具『文王聖牌』を掲げて呼びかけることで、
 「牧野の戦い」に置いてアーチャーの元に集った、諸侯800から成る
 戦車300乗・士官3000人・武装兵45000人の大軍団ををサーヴァントとして現界させる。
 召喚されるのはいずれもマスター不在のサーヴァントだが、
 それぞれがE-ランク相当の「単独行動」スキルを保有し、 最大30ターンに及ぶ現界が可能。

【Weapon】
『石砮・楛矢』
 帝辛を討った後、狩猟民族の粛慎から献上された無銘の逸品。
 矢の長さは1尺ほどで、その石鏃の切れ味は鉄をも凌ぐ。
 粛慎はこれの材料を採取する際に神に祈りを捧げており、
 この矢にも多少の加護が宿っている。

『無銘・鉞』
 帝辛の死体の首を落とした黄金の鉞。
 切れ味良い逸品だが、戦闘用というより、儀礼用のもの。

【解説】
古代中国、周朝の創始者。姓は姫。諱は発。在位紀元前1023年-紀元前1021年。
先王である父の文王(姫昌)は仁徳の聖王であったが、殷(商の)臣であった。
当時の殷は紂王帝辛による悪政が敷かれており、諸侯はこの無道王を見放し、
文王の元に集ったが、文王は結局最期まで事を起こすことはなかった。
呂尚や周公旦などの名臣を左右に、武王は父の事業の継承に励み、
力を蓄えたところで、文王の遺志であるとして、紂王を討つ為に兵を挙げた。
この呼びかけに応えて各地の諸侯が集い意気込んだが、武王は先見の明があったのか、
この時は時期尚早として兵を引き上げた。
2年後、紂王の暴虐はますます酷くなったので
再び約5万(35万、40万、50万とも)の兵を挙げて攻め込み、
対する紂王は70万(17万とも)の軍で迎え撃ったが、この無道王に忠する兵は少なく、
数では大きく劣るが、士気で勝る周軍は紂王を討って勝利を収めた。
これが易姓革命の一つとも言われる「牧野の戦い」である。
戦場への道中、様々な瑞兆があり、これらは殷の権威を周へ移すという、
天上の神の意思であったという。
戦後、武王は周王朝創立を創立し、殷の王族達に寛大な処置を与え、
更に古代の聖王の子孫達に土地と役割を与え、
自身の臣下や兄弟達にも論功行賞で土地を与えた。
その後、ほどなくして武王は病にかかった。後継者である子はまだ年少であった為、
周の行く末を呂尚と周公旦に托し、病没した。
武王は「牧野の戦い」以後は戦争はしないという意思を示したが、
彼の死後に兄弟達の権力争いによる「三監の乱」が起きた。

【コメント】
キングダム読んでて思いついた。
我様よろしく、史実・伝説の武王より偉大設定をかなり盛りました。
『王の盟軍』は、史料によって40万とか5万とかあるらしいが、
数10万まで行くと規格外すぎるので、宝具として呼び出せるのは約5万まで。
数の上ではイスカンダルの『王の軍勢』ともタメを張り、実際『王の軍勢』と正面から戦ったら
かなり善戦出来るという設定。
武王の威名に連れられてサーヴァントとなったが、彼らの殆どは英霊の座に招かれてはいない。
とはいえ、一般人とは比べるまでもなく強力な個体の集団であることは間違いなく、
準英霊と言ったところ。盟軍の中の英霊は大公望・太歳星君・召公奭・周公旦などが代表格。
大公望が軍略を駆使し、太歳星君が「凶神」スキルで敵陣営の幸運ランクを下げるコンボが凶悪。
他の軍勢宝具にも言えるが、もしこいつらが十全の状態で召喚されて宝具も使用可能だったら、
とても手の付けられないことになっていただろう。
軍勢召喚系の宝具は多くあるが、その中でもイスカンダルのそれが最強だって設定。
周囲の有力者を纏め上げた偉大な王という部分、
その業績は、これまた偉大な先王だった父の積み重ねがあったからこそという部分、
戦後に部下達が各々王朝を立ち上げた部分、
死後に臣下(親族)が権力争いで殺し合ったって部分がイスカンダルに似ている。
帝辛を討った時に、その死体に矢を3本打ち込み、黄金の鉞で首を落としたという伝説から、
適性クラスはアーチャーになった。「天子」スキルの内訳は以下↓

神格:C
 神族との関わりはないが、死後に神格化されたことで得た神霊適正。
 道教に置いて、霊宝天尊の化身とされる場合がある。

神々の加護:B
 最高神天帝を代表とした天上の神々や、自然界に住まう神々による加護。
 暴風・雷雨などの自然災害に類した攻撃を判定次第で無効化する。
 凶神太歳星君からは直接的な支援を受けた。
 黄金の龍によって守護されたという伝説も後世に語られた。
 
カリスマ:A
 大軍団を指揮する天性の才能。
 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。




  • 最終更新:2013-07-14 16:19:02

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