李牧

【元ネタ】史実、春秋戦国時代
【CLASS】ガード
【マスター】
【真名】李牧
【性別】男性
【身長・体重】186cm・82kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久A 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具B(A+)
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

守護騎士:A+
 他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
 守戦の名将と謳われたガードゆえのこの高ランクである。

【固有スキル】
慎重主義:A+
 先を見据えて敢えて退く勇気。
 同ランクの“仕切り直し”スキルに加え、
 相手の対軍宝具、対城宝具に対処する際の有利な補正がかかる。
 その代償に、格闘ダメージを減少させてしまう。
 あまりにも慎重すぎるため、臆病者と揶揄された逸話を持つ。

カリスマ:C-
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 一軍のリーダーとしてこのランクは破格であるが、
 ガードの性格上、一部の味方には敵対心を抱かせることとなる。

【宝具】
『慢心を抱け、次はない(チュアダー・シュンリー)』
ランク:B(A+) 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 “わざと勝たせる軍勢”の具現である宝具。
 数千の軍勢と趙国の雁門の情景を固有結界として再現する宝具なのだが、
 相手が“対軍”以上の宝具を保有していた場合、“絶対に勝てる”。
 だがこの宝具は、敗北することで消滅するのではなく、敗北によって軍勢規模は数倍にまで膨れ上がり、
 軍勢を打破した相手との次回遭遇時には、その規模で展開される。
 また、この軍勢にはガードが施す守護の概念を纏わせているため、
 それらの軍勢は“自分たちをかつて斃したスキルや宝具”の効果を一切受けない。
 軍勢は全員サーヴァントではないただの亡霊であるため、
 サーヴァントが相手となると一対一では劣る。
 固有結界と軍勢の最大維持ターンは15ターンとなり、
 固有結界解除に持ち込まれた場合でも“勝たせた”ことになる。
 なお、軍勢に“勝っている”者に対してしか“最大規模”で展開されることはなく、
 A陣営に“勝たせた”あとで、B陣営やC陣営と遭遇しても、
 “準備が整った状態”で展開されることはなく、また“勝たせる”必要がある。

【Weapon】
『無銘・弓矢』
 匈奴の侵略に対抗すべく、李牧は兵士に騎射の訓練を課し続けた。

【解説】
 司馬遷より“守戦の名将”と謳われた趙国の将。
 元々は趙の北方の雁門に駐屯する国境軍の長官で、国境地帯で匈奴に対して備える任についていた。
 警戒を密にし、スパイを多く放ち、士卒を厚遇していた。
 匈奴の攻撃に対しては徹底して防戦の方針を取り、
 損害を抑えたはしたものの匈奴、趙兵、趙王からも臆病者と揶揄され任を解かれる。
 後任の長官は勇敢であったが、それが仇となりかえって被害は増大。
 趙王は過ちに気付き李牧を再び起用しようとするが、李牧は
 「えっ 嫌ですよ 俺今病気だし」と固辞したと言う(最終的に「方針を変えない」ことを取り付け復帰)。
 また、ある日匈奴の小隊が偵察に来た時、
 李牧は数千人を置き去りにして敢えて敗退し、家畜を略奪させた。
 これに味を占めた匈奴は大軍で攻めてくるが、伏兵と遊撃部隊で挟みこんで蹂躙。十余万の騎兵を屠った。
 指揮官・将としても非常に優秀で、長平の戦い以後に秦を退け、
 あまつさえ破った唯一の将(のちに楚の項燕も李信をケチョンケチョンに破る)でもある。
 この稀代の名将の最期は、秦国と共謀した趙王の奸臣に
 陰謀をでっち上げられて処刑されるという悲劇的なものであった。

  • 最終更新:2012-12-29 01:30:57

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