平維茂(たいらのこれもち)

【元ネタ】紅葉狩
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】平維茂(たいらのこれもち)
【性別】男性
【身長・体重】169cm・67kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【固有スキル】
透化:D
 無私の心。精神面への干渉を無効化する精神防御。

仏の加護:B
 仏の加護による守り。
 危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。

【宝具】
『紅葉狩(もみじがり)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2(5~50) 最大捕捉:1人
 夢の中で八幡大菩薩より授かった降魔の太刀。
 鬼へと変じて略奪・暴行の悪事を働いていた紅葉を退治するのに使用された。
 刃を翳すことで、鬼種の因子を持つ者の行動を阻害し、
 妖術などの魔術スキルを封じる、または弱体化させることができる。
 真名を解放することによって、矢へと変化し、
 鬼種に対する力を矢尻に集中させることによって、
 鬼種の防御を易々と突破するほどの攻撃力を生み出す。

【解説】
平維茂は、大勢の従者を引き連れて、信濃国(しなののくに)の戸隠山の山中で鹿追いをしていた。
その途中、一人の上臈女房(じょうろうにょうぼう)が、木陰に幕を張り屏風を立てて、大勢の侍女とともに、紅葉狩りの酒宴を催している場所を通りかかった。
維茂は、山中での上臈女房らの酒宴を不思議に思いながらも、酒宴を妨げないように気遣って、馬から降りて靴を脱ぎ、道を変えて山陰の崖の道を通り過ぎようとすると、上臈女房は、一行を呼び止めて酒宴に誘った。
維茂は、酒宴に誘われる理由がないことから強く辞退し、そのまま通り過ぎようとしたが、情のこもった上臈女房の言葉に心を引かれて酒宴に加わった。
二人はお互いにうち解けて語らい、維茂は、盃を重ねて、上臈女房が「中の舞」を舞っているうちに酔い伏してしまった。
やがて夜が更けて、雨が降り夜風の吹きすさぶ山陰で、うたた寝をする維茂一行を残して、上臈女房らはもの凄い勢いで山中に隠れてしまった。
維茂が、夢の中で八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)のお告げを受けて太刀を授かり、驚いて目を覚ますと、雷火が鳴り響き強風が吹き荒れ、不思議なことに今までそこにいた女どもが、とりどりに恐ろしい鬼神の姿を現し、襲いかかってきた。
しかし、維茂は、少しも狼狽することなく、南無や八幡大菩薩と心に念じながら、剣を抜いて鬼女に立ち向かって、易々と討ち取ることができた。


  • 最終更新:2011-03-21 12:15:49

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