大ヘロデ

【元ネタ】史実、新約聖書
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】大ヘロデ
【性別】男性
【身長・体重】183cm・82kg
【属性】中立・狂
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:B
 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。

【固有スキル】
無辜の怪物:B
 嬰児虐殺者。
 ただの悪評に留まらず、異教の聖典によって捏造されたイメージの重みを表す。
 幼児霊に呪われ、バーサーカー適性も向上している。
 ちなみに、このスキルは外せない。

陣地作成:B++
 自らに有利な建築物を作成するビルダー技能。
 特殊な伝承補佐により、大規模な改築・増築に対して複雑な補助効果が付く。
 ただし狂化のため使用できない。

カリスマ(偽):C
 権力者の威光ではなく、それを利用するおべんちゃら。
 取り入りと駆け引きによる政治力と、それを利用した支配階級としての威圧である。
 ただし狂化のため使用できない。

【宝具】
『童見守る庇護の星(ホーリー・イノセンツ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
 ヘロデ大王を呪う数万もの幼児霊を甲冑にコンバートしたもの。
 ダメージ数値を幼児殉教者霊に背負わせ、無効化する。
 この宝具はその素材にも関わらず非常に豪華な装飾が施された全身鎧の形をとるが、
 攻撃のたびに虚飾は剥がされ、グロテスクな本質を露わにしていく。
 見た目の壮麗さと本質の醜悪さはさながらヘロデ神殿の如く調和しており、
 最早"無辜の怪物"以前の姿は知られることがない。

【Weapon】
『児刎剣ベツレヘム』
 子供殺しの魔剣。いうまでもなく"無辜の怪物"の産物。

【解説】
 イエス出生当時のユダヤ王。
 息子と区別して多く"大王"と呼ばれる。
 時局を読んでローマ当局にうまく取り入り属王の座を手に入れヘロデ朝を起こす。
 ハスモン朝を根絶やしにし、秘密警察と護衛軍に支えられた専制政治を敷く。
 ソロモンを超える規模の神殿改築で知られ、拡張されたこの第二神殿をヘロデ神殿という。
 ユダヤ人史上最大の建築者とは、ヘロデ神殿、カイザリヤ、マクベラ洞窟の史跡などを建てた彼のことである。
 ユダヤ教に改修して代の浅かったかも分からないヘロデの帰属意識がユダヤ人にあったのかは不明である。
 彼はユダヤ人の王であると同時にユダヤに住む非ユダヤ人の代表であるとも考えていたらしく
 王国のユダヤ人居住区外には異教の神殿も建てている。
 ヘロデの政策は人物像のないコインを流通させるなどユダヤ人の宗教的慣習に倣ってはいたが、
 神殿入り口に置いた黄金の鷲のためにユダヤ人には自らの真の代表者とは見做されず、
 また神殿改築のための重税で民衆の反感を買っていた。
 とはいえ彼が冷酷な専制者で、ユダヤ人に敵視された暴君であったことは確かでも、
 『マタイ福音書』の嬰児虐殺は史実性が実に疑わしいのだが。

  • 最終更新:2016-02-13 21:19:22

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