士燮

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】士燮
【性別】男性
【身長・体重】179cm・86kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【固有スキル】
抑制:A
 己の胆力で感情の変動を制する対精神干渉技能。
 他スキルとは違いデメリットこそないが、
 ディスペル、異常回復共に判定に成功する必要がある。

狂化:EX
 理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
 宝具『試製・范子胆戈』の全力解放時に、「抑制」と引き換えに強制付加される。

【宝具】
『試製・范子胆戈(スピリット・フォース)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~5 最大捕捉:1人
 南蛮(呉楚越)発のガジェット技術を以て、超軍師・苗賁皇が考案した戈型の中華ガジェット。
 所有者の精神の変動によって筋力と戈自身の一撃の威力をブーストする。
 ただし、全力を出せば出すほど精神干渉や呪詛に対する防御力が減少するデメリットもあり、
 オーバーヒート状態では狂化を所有者に付加してしまう。

【解説】
 春秋戦国時代の晋国の政治家、武将。
 同じく政治家であり武将でもあった士会の子で、穏健・良識派の政治家であった。
 若いころは自身の知識を恥ずかしげもなくひけらかすような人物であったが、
 父からそのことで激怒されて以来、自身の家に災厄を持ちこまぬように控えめな態度に徹した。
 晋、楚の戦いである鄢陵の戦いには当初非戦を訴えたが徒労に終わり、
 無徳の晋の君主が有徳の楚王に勝ってしまったために、
 国と家の先行きを恐れ、家臣に自分を呪わせて自害した。

【特記妄想】
 西周から春秋戦国時代にかけて呉楚越三国で栄えた、
 三皇五帝時代のオーバーテクノロジーを、再現しようとした長江文明による「いにしえのガジェット」
 春秋戦国時代には強国が挙ってこの技術を取り入れようとしたが、その多くが失敗に終わる。
 その一つである晋が開発に乗り出したのは、士燮の生きた厲公の時代。
 楚からの亡命者たる超軍師・苗賁皇によって、鄢陵での大戦に先駆けて
 所持者の感情によってその威力を変動させる戈の製造に成功する。
 だが、この戈を使いこなすことが出来たのは、士会の子で激情と平静の均衡を
 無理なく維持できる士燮ただ一人であった。
 厲公の暗殺後に晋でのガジェット配備が見送られてから時代は約百年下り、
 のちに天下を統一する秦でもガジェット開発の気運が高まる。
 時の君主・厲共公は羌族や義渠の捕囚に対して非人道的な人体実験を繰り返し、
 “無弋爰剣”など一部の“成功例”となるサイボーグの開発にも成功した。
 そこから始皇帝による焚書坑儒によってガジェットに関する文献の全てが悉く燃やされ、
 この技術は消失するかにみえたが、後漢時代末期になって江東で若き日の孫堅らがそれに関連した文献を発見。
 これに呼応して各地で超軍師たちは、それをもとにした超兵器の開発に明け暮れるようになったという。
 それらは後世“中華ガジェット”と呼ばれた。

  • 最終更新:2018-05-07 23:47:28

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