劉秀

【元ネタ】新末後漢初
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】劉秀(光武帝)
【性別】男性
【身長・体重】170cm・59kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷A 魔力A 幸運A 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
理性蒸発:E
 理性が蒸発しており、王でありながら自ら王器を振るう気がサラサラない。
 だが、不思議な事にその態度によって己のカリスマが揺らぐこともまたない。
 このスキルは「直感」も兼ねており、戦闘時は
 自身にとって最適な展開を僅かに感じ取ることが可能。

カリスマ:A
 大軍団を指揮する天性の才能。
 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。

魔力放出:B
 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、
 瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。

【宝具】
『天子の剣は万軍穿つ(クンヤン・シュンリー)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 昆陽の戦いでの現実離れした一騎当千の逸話の具現であり、剣を介して発現する大魔術。
 真名解放によって光武帝の“武”自体を『最強の幻想(ラスト・ファンタズム)』に昇華し、機能させる。
 民の人望を篤く受ければ受けるほど、光武帝の剣は万軍を穿つ力とすらなりうる。
 また、『最強の幻想』たる武を示すことで自陣営を士気はさらに上昇し、武力の向上にも繋がる。
 かつて楚の荘王が意味を間違え、また後世武の理想形となった「戈を止める」の具現たる武の象徴。

『王の臣将(ユンタイ・アルシーパー・チアン)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:28人
 光武帝の後漢復興を支えた大功臣二十八騎を、サーヴァントとして現界させる。
 召喚されるのはいずれもマスター不在のサーヴァントであり、鄧禹を筆頭とする全員が君主と共に座に召された英霊。
 そして、その二十八騎全員が生前の功績や逸話をCランクの専業スキル・宝具として宿している。
 イスカンダルの軍勢が数の頂点であるならば、光武帝の軍勢は質の頂点と呼ぶべきであろう。
 尤も、数万の軍勢の中には王を凌ぐ英傑さえ存在する前者に比べ、この軍勢は王を凌ぐ者が一人としていない。
 死後も忠誠を誓う勇者を侍らせながら、劉秀という完璧すぎる王は斯くも孤高なのだ。

【Weapon】
『星の牛車(シンユン・ニウチュア)』
 挙兵時に光武帝が駆った牛と、七夕伝説と結びつけられた陰麗華との恋愛のミックス。
 ライダークラスでの現界時は、牛の牽く戦車の軌道に天の川を再現する星雲走法となっていたのだが、
 現在はセイバークラスでの現界なので保有していない。

【解説】
 新末後漢初時代を生き、史上初帝国の復興を成し遂げ後漢帝国初代皇帝となった男。
 南陽郡蔡陽県の人で、字は文叔。
 若いころは牛を牽いて畑を耕す農民であったが、長安で学んだ末に学術にも秀で、
 その他にも多くの才を持っていた、出典を史実とすることが憚られるほどの完璧超人。
 王莽の儒学・学門方面の政治が失敗し、各地で反乱が頻発すると牛に乗って挙兵し、
 昆陽の戦いでは四十万(補給兵も含めば百万)の大軍に三千で風穴を空ける武功を挙げ、その後も敗北知らず。
 彼につき従った外国の使者の心胆を寒からしめた。
 そんな彼も実際にはかなり素朴な性格で、それ以前のヘタレぶりが露見していたため、周囲にはバカにされる始末。
 だが、いざ戦場に出れば先に挙げたように完璧超人となり、生涯で降伏させた敵兵の数は二百万人以上とも言われている。
 彼の覇業を支えた雲台二十八将もまた有名であり、
 首都の人口を飛躍的に増加させ、戦場を変え、一昔前のハリウッド映画のようなハッピーエンド過ぎる生涯を送った光武帝は、
 天下統一後は有力な臣下である雲台二十八将もまた有名であり、その中の将を一人として粛清しなかったことでも知られる。
 だが、その完璧すぎる生涯から、史実的には非常に面白みがなく、存在自体が捏造であるとする説すら存在する。
 なお、『王の臣将』の中には李通、竇融、王常、卓茂、馬援の五人は含まれない。



【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】劉秀
【性別】男性
【身長・体重】168cm・64kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運A++ 宝具A+++
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
カリスマ:B+
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
 その気質は戦場に置いて最大発揮され、セイバーと共に戦う者に
 Cランク以上の「勇猛」・「対軍」・「一騎当千」などを付与させる。

無窮の武練:B
 「人間には敵対出来ない」と謳われた程の武勇
 いかなる戦況下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。

革命:D
 時の最大の陣営を崩壊させ、その権威を握る英雄の宿命。
 「下克上」とは似て非なるスキル。

解放者:A
 至仁王としての逸話により獲得したスキル。
 他者同士で繋げられている契約を破棄することが可能だが、
 セイバー自身に繋げられている契約には干渉出来ない。

【宝具】
『朱光之巨鉞(シュグァンジー・ジゥユエ)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:50人
 火徳の王朝・漢を復興させたセイバーの象徴たる大戦斧。
 赤龍の因子が宿っており、所有者の魔力を火炎に変換・収束させて放つ。
 圧縮して放たれた火炎は、朱い光となって周囲を焼き尽くす。
 同時に浄化の属性を持ち、戦闘用のみではなく、儀礼的使用も可能。

『雲台三十二将(サンシィアル・ジャン)』
ランク:A+++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1000人
 ――死して尚もセイバーに忠誠を誓い、
 君主と共にに英霊化した功臣団をサーヴァントとして現界させる。
 召喚されるのはいずれもマスター不在のサーヴァントだが、
 それぞれがE-ランク相当の「単独行動」スキルを保有し、 最大30ターンに及ぶ現界が可能。
 全員が軍を率いる将であるが、セイバーの絶大な「カリスマ」の元に
 完全なる統制が保たれ、一団の戦力は跳ね上がる。
 三十二将に数えられていない功臣も複数現界させられるが、その場合現界ターン数は半分以下に減少する。

【Weapon】
『無銘・宝剣』
 セイバーが自身の臣下である武聖・馮異に授けた七尺の大剣。

【解説】
古代中国・後漢王朝の創始し、初代皇帝(世祖)となった光武帝。6年生誕。57年没。
漢王朝の一族として生まれたが、平凡な宗族の一人であり、慎重且つ物静かな性格であった。
一方で兄の劉縯は剛毅かつ血気盛んな人物であり、混迷する新王朝への反乱の為に挙兵したが、
人員が思うように集まらず、そこへ劉秀が反乱軍に参加すると、「慎重な劉秀が参加するならば」と
劉縯の反乱軍に参加する者が増えるようになったという。
「仕官するなら執金吾、妻を娶らば陰麗華」という言葉で知られる様に、
当初劉秀は自身が皇帝に即位するなど考えていなかった様だが、
兄の死・群雄の続出・自身が挙げた大戦功などの要素が重なり、 部下に推される形で25年に皇帝に即位した。
戦場では前線で戦って多くの首級を挙げ、100万(戦闘要員42万)の新軍に 城を包囲された時には、
わずか13騎を率いて脱出し、3千の兵を集めて戻り、 新軍を撃破するという現実離れした活躍を示した。
即位後も勇猛な臣下を抱えながら、自ら前線で騎兵を率いたという。
こうした戦功を重ねて30年に中国統一し、奴卑解放や租税軽減、軍士帰農などの善政を敷き、
中華史上最高の名君の一人として名を残した。武をもって天下を平らげた劉秀は、 統一後は武を捨てたという。
ユーモアな逸話が非常に多く、人間味のある君臨者として知られ、この偉大なる至仁者を
聖王として上書する者も多くいたが、劉秀は自身を「聖」と呼ぶことを禁じたという。

【コメント】
またの名を「銅馬帝」・「至仁帝」。一人称は「僕」が良いと思う。
「人間のまま君臨者となった」という言葉がこれほど当てはまる人はおるまい。
『雲台三十二将』は、二十八将が特に本来の実力に近い能力を持って現界する。
三十二将以外の功臣を召喚すれば召喚するほど、個々の能力は若干落ちていくし、
光武帝の魔力消費も当然大きくなる。とは言え、召喚すればする程、全体戦力アップはするので、
三十二将以外も含めた功臣全員を召喚するのは、最終決戦時のみがいいでしょう。
全員が優秀な指揮官の為、「船頭多くして~」状態になるところを、
光武帝の「カリスマ」によって逆に戦力大アップという感じ。
最大捕捉が極端に多いのは、とにかくこの人は寡兵で大軍を破ることが大得意な為。
斧=剣ってことにして適正クラスは剣だが、騎牛の伝説から騎、檄を振るったという話から槍、
打金磚の話から狂になれる。しかし実力は出しきれるのは剣のみだろう。

  • 最終更新:2014-09-26 22:41:43

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