八郎太郎

【元ネタ】三湖伝説
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】八郎太郎
【性別】男性
【身長・体重】183cm・76kg(人間時)
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷C 魔力A+ 幸運C 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

【固有スキル】
魔力放出:A
 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、
 瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。

不凍の加護:C
 氷属性に対する耐性。

妖術:C+
 人間と竜蛇の姿とを自由に変える変化の術を身につけている。
 また竜属性としての嵐を呼ぶ天候操作を得意とする。

【宝具】
『雷天水竜』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
 八つの首と十六の角を持つ、九十m余りの巨大な竜蛇の姿。
 その正体は三十三夜もの間に飲み続けた莫大な量の川を内包した、水の塊である。
 『雷天水竜』は周囲の水を自動的に集めながら水を魔力に、魔力を水へと変換、
 さらに八つの頭から放出した水を雷へと変え、まるで雨のように雷を周囲に撒き散らす。

『噴流火竜』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 八郎太郎、ないし三湖伝説の起源、古代の大規模な火山噴火。
 竜蛇の核であり正体でもある「火砕竜」を守る為に集められた『雷天水竜』の水を全て解放する。
 空を覆い尽くすほどの莫大な量の水は、全てが灼熱の炎塊や雷電へと変換されて降り注ぎ、
 大噴火が起こったかのような対城規模の蹂躙を行う。 

【Weapon】
大縄:八郎太郎が湖を作る為に山々を動かすのに使ったもの。
   ブドウツルとフジツルで出来たそれは山に掛けられるほどに長く太い大縄である。

ケラ:八郎太郎が着ていたもの。ケラの毛を飛ばすと、その一本一本が自分の分身のような
   小さな竜蛇となり相手に噛みつく。

【解説】
東北地方北部に伝わる三湖伝説の主人公の一人。
 数千年前、竜になった父と人間の母の間に生まれた八郎太郎は、祖父母に育てられマタギとして暮らしていた。
百八十余りの体躯と鬼のような怪力を持ち、山々を駆け巡っていた八郎太郎はある日、仲間二人の分のイワナを我慢できずに食べてしまう。
しかしその直後激しい乾きを訴え、三十三夜の間川の水を飲み続け、ふと気が付くと自分の体が竜になってしまっていた。
「こんな体になってしまった自分はもう人間の生活には戻れん」と仲間に告げ去っていった八郎太郎は、
川をせき止めて十和田湖を作りそこを自分の住処として過ごしていた。
 
しかし数千年後、神託を受け十和田湖を訪れた南祖坊に湖を明け渡すように言われ二人は戦うことになる。
八郎太郎は雷や炎を吐き、地面を隆起させ嵐を呼んで戦い、南祖坊も経を無数の剣と九つの首を持つ竜に変化されて七日七晩戦った。
結果僅かに南祖坊の法力が勝り、八郎太郎は血だらけの体を引きずりながら十和田湖を後にする。

 その後、山々を動かし住処を作ろうとしたが最終的には神々の反対に遭い断念したり、
洪水に巻き込まれた老夫婦を助け八郎潟を作るなど、時には人間に姿になりながら東北を巡り歩いていた八郎太郎だったが、
ある日渡り鳥から自分と同じ境遇の辰子姫の話を聞く。
 辰子姫が住む田沢湖に行った八郎太郎は辰子姫とお互い引かれるようになる。
辰子姫を巡る二度目の南祖坊との戦いにも勝利した八郎太郎は辰子姫と結婚し、今でも田沢湖に二人で住んでいるという。
ちなみに田沢湖が凍らないのは八郎太郎が住んだことで、竜が二匹となり湖が凍らないのだとか。

 このような伝説が生まれた背景は古代の火山噴火であると言われる。仲間の二人が見た竜は火山の噴火によって天まで上った炎と灰、
湖の誕生は火砕流による地形の変化であり、イワナも一時的に噴火によって数が激減したという。
そのことから水に関わりの深い八郎太郎の正体とは実は火山である「火砕竜」である、と伝えられているのである。

【特記事項】 
非常にマイナーな東北版ヤマタノオロチ。あっちは川だけどこっちは火山。
しかし父が竜、自分も竜、山を動かす力、何故か非常に細かく残っている戦闘描写に
怪物系では珍しく最後はハッピーエンドだったりと都合がいいほど強く作ってくれ言わんばかりのというハイスペック野郎。
触媒は十和田湖が出来た時の火山の石だろうか。性格も良さそうだしマスター的にはオススメ

  • 最終更新:2018-10-12 23:38:24

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