乙支文徳

【元ネタ】史実、伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】乙支文徳
【性別】男性
【身長・体重】186cm・79kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
軍略:C
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

潜入工作:B
 敵地に潜り込み、スパイとして活動する能力。
 このランクであれば、正面から侵入しても敵対活動を疑われない
 ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下する。

心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

【宝具】
『夢中閃く不乱の太刀(サルス・デチョップ)』
ランク:B+ 種別:対神宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
 夢枕にて仏より授かった太刀。
 真名開放によって太刀の輝きを自身に反映し、一時的に光速に等しい敏捷を発揮出来る。
 この瞬間のセイバーは神仏の威光と同化しており、神であろうと斬り伏せることが可能。
 セイバーが戦いに専心してるならば、不壊の宝具としての強壮を誇るが、
 専心が解けた時、この太刀は折れて二度と使用することが出来なくなる。
 
【解説】
高句麗の将軍。生没年不詳。
当時の中華・隋の侵攻を退けた功績から、現代に置いても韓国では
護国の将として名が挙げられることの多い古代朝鮮の英雄。
中華を統一して成立した隋は、更に侵略の手を広げようと、
113万3800の兵を以て200万と号する超大軍を起こし、第二次高句麗遠征を行っていた。
まず文徳は高句麗王の密命により、隋軍の内情を知る為にあえて投降し、隋軍が餓えていることを知る。
その後、隋軍の不備のおかげで無事帰還出来た文徳は一計を案じ、一日の内にあえて隋軍に七戦七敗し、
隋軍を誘い込み、更に停戦の提案を記した詩文を隋軍に送った。
餓えにより疲労していた隋軍は、高句麗の城の守りが固いこともあって、提案通りに一旦は隋国へ帰還しようとしたが、
そこで文徳の軍が襲い掛かり、隋軍を壊滅状態に追い込んだという。
この時、攻撃を受けた隋軍30万5千の内、生還出来たのは僅か2700人であったと言われ、
攻撃の舞台が薩水であったことから、この記念的大勝利は“薩水大捷”と呼ばれた。
その後の文徳の進退は不明であるが、「三国史記」ではその智略が称えられ、多大な功績を評価されている。

後世には剣の英雄としての伝説が与えられ、大丹山にて10年の修行を積み、
仏谷山に篭って護国の力を得られる様に祈ったところ、夢枕に仏が現れて一振りの太刀を与えられて
「この太刀で自身と国を守るといいが、太刀が折れた時は自身も国も滅びると心得よ」という言葉を授かった。
文徳は目覚めると岩に向かってこの太刀を振るい、岩は真っ二つになったが、太刀は刃毀れ一つしなかった。
その後、文徳は早業の太刀捌きで数万の隋軍を撃退したが、新羅軍との戦いの時に太刀は折れ、
文徳は戦死し、高句麗は滅びたという。
別の伝説では、文徳が仏谷山の石窟で剣術の修行を重ねていると、
ある夜、夢枕に大蛇が現れたので、文徳は剣を持って雷の様に蛇を斬り、同時に石作りの卓も割れた。
翌朝に文徳が目覚めると、蛇の姿はなく、代わりに光り輝く剣が折れて置いてあった。
夢に出た大蛇は実は神より授けられた神剣であったと悟り、反省した文徳は更に修道に励み、
後に高句麗の名将になったという。

【コメント】
文徳が斬ったという岩は現存するとか。
宝具名は「薩水大捷」を発音しただけというテキトーぶり。
二つの伝説を融合させて、蛇の神剣を斬ったのは仏より授かった太刀だと解釈した。
適正クラスはセイバーだが、槍も弓も達者だったというのでランサーにもアーチャーにもなれそう。


  • 最終更新:2014-09-02 00:40:26

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