一ノ関第一
【元ネタ】ネオ・ファウスト
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】一ノ関第一
【性別】男性
【身長・体重】180cm・67kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力E 幸運A 宝具E-~A++
【クラス別スキル】
陣地作成:-
高度な研究開発に適した研究所を構想・発注する事ができる。
建築会社に勤めた経験はあるが、魔術的な陣地形成は不可。
道具作成:-
魔術的な道具を作成する能力は無い。
場合によってはメフィストが用意してくれるかもしれない。
【固有スキル】
悪魔の加護:A++
メフィストフェレスを契約により召使として従えている。
メフィストは彼に強烈な執着を懐いており、滅多な事では支援の手を惜しむ事は無い。
……彼が人間の女性を愛そうとするのでなければ。
魔術:E-
召喚、降霊を僅かにかじった程度。
【宝具】
『我が子よ動け、お前は美しい(ブルンガ)』
ランク:E-~A++ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2体
大型のトランク。
どのような動物にしたいか、一晩かけて思い描き願いをかけてやる事で
その通りに生まれて来る生命“ブルンガ”が入っている。
【解説】
手塚治虫による『ファウスト』改作の一つであり
絶筆の一つでもある『ネオ・ファウスト』の主人公。
女性悪魔メフィストフェレスと契約を結んだ男性。
それは男の悪魔の名前だと言われたメフィスト曰く、男なら牡フィストと言うのだそうだ。
大学闘争の只中にあった時代、高名な研究者である一ノ関教授は
しかし宇宙の秘密も生命の神秘も解き明かせない事に絶望し、あの世を見るべく自殺を図った。
そこに現れたメフィストフェレスは、宇宙の方程式にこの上なく見事な解を出し
一ノ関は驚愕に包まれる。彼女を本物の悪魔と信じた一ノ関は契約を結んだ。
一ノ関は若返って新たな人生を送り、メフィストは彼が満足するまで忠実な召使として仕える。
そして若返った一ノ関は、美男だった。大変に美男だった。メフィストは彼に惚れ込んでしまう。
過去に戻り、資産家・坂根第造に気に入られて坂根第一となり、彼の資産全てを受け継ぐ第一。
新生命を作り出す造物主となる夢を抱いた第一は、世界的な生物学者の務める大学へと身を置く。
その学者とは一ノ関教授であり、ここに『本人』同士が出会う事となってしまった。
二人の何れかが死ななければならないルシファーの裁定により一ノ関教授は死に、
彼の研究資産を引き継いだ第一は一ノ関第一と再び名を変え、造物主の夢へと踏み出す。
時が流れ、本格的に新生命の創造を行おうとする物語第二部が開始したが、未完。
どんな新生物になるかも描かれなかったので宝具は全然別の手塚漫画『ブルンガ一世』から。
お前の作る奇妙奇天烈な生物はもうイラネ持ってくんな、と神に言われた悪魔が
「では人間に無茶苦茶なのを造らせよう、それならば文句は言わせない」と用意したもの。
- 最終更新:2017-02-04 01:34:26