モーセ

【元ネタ】旧約聖書(内、特にモーセ五書)
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】モーセ
【性別】男性
【身長・体重】191cm・84kg
【属性】秩序・狂
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力A+ 幸運E 宝具EX
【クラス別スキル】
狂化:C
 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。

【固有スキル】
カリスマ:A-
 軍団を指揮する天性の才能。
 唯一神の威光を背景とし、団体戦闘において自軍の能力を大幅に向上させる。
 しかし、戦闘以外の状況で士気を維持するのは難しい。

啓示:C(EX)
 常に目標の達成に最適な展開を"感じ取る"あるいは"引き寄せる"能力。
 本来であればほぼ完全な形での未来予知・運命干渉すら可能とするが、現在はクラス能力により狂化している為、
 宝具『神火の導き』発動の判断基準としてのみ機能している。

神授の叡智:-(A+++)
 唯一神から直接与えられたカバラの秘奥。
 世界を解読し、天使や悪魔、精霊を使役し、奇跡を引き起こす神の御業の再現。
 ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。

【宝具】
『神火の導き(エクソダス・ロード)』
ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
 バーサーカーの周囲を漂う、炎を孕んだ雷雲。
 エジプトを脱出した後、常にイスラエルの民と共にあった唯一神の顕現であり、その力の一端。

 発動により雷雲が対象を取り巻き、天からの業火がそれらを焼き尽くす神霊レベルの魔術行使。
 この宝具は所有者の意思に関わらず、啓示スキルによる「目標の達成」の障害となると判断された対象に対し、自動的に発動する。

 唯一神の加護と怒りを表す強力な宝具だが、同時にバーサーカーが生前の行いにより受けた、
 「生きたまま約束の地に辿り着く事が許されない」という唯一神の呪いをも表している為、「決して目標を達成できない」という能力を併せ持つ。
 即ちサーヴァントとして現界している現在、バーサーカーは「決して聖杯を得ることができない」。

【Weapon】
『無銘・杖』
 先端に青銅の蛇が巻き付いた杖。
 青銅の蛇は唯一神による天罰である炎の蛇を象ったものであり、任意の対象の対粛清ACを大幅に強化する。
 エジプトで十の災いを引き起こすのに使われた宝具『神災勅令』(いわゆるアロンの杖)とは別物。

【解説】
 ユダヤ教最大の預言者。
 旧約聖書内においては謙虚で苦労人の中間管理職というイメージが強いが、
 約束の地に辿り着く前に死んでしまうことを恐れ、死の天使サマエルを杖で打ち据えて追い返したという逸話からバーサーカーとして起用。
 エジプトにいた時うっかり人を殺して死体を埋めたが、怖くなって他の町へ逃亡する辺りからも普段は大人しいがキレると怖いタイプではなかろうか。

 本来のクラスはバーサーカーではなくキャスター。
 中世のカバリスト達よればモーセは唯一神に知識を授けられた魔術師であり、彼の伝説における奇跡は神ではなくモーセ自身が魔術で引き起こしたものであると考えられていた。
 『モーセの剣』や『モーセ第6~10の書』といった魔導書の著者であるという伝説すらある。

 中世の芸術作品における「額から二本の角を生やした白髭の老人」という姿で現界している。
 これは旧約聖書をラテン語訳する際、ヘブライ語の「輝き(qaran)」を「角(qeren)」と誤訳したことから生まれたイメージ。
 鬼のような角を生やし、周囲に雷雲を纏う筋肉ジジイの姿は預言者というより雷様である。



【CLASS】キャスター
【真名】モーセ
【性別】男性
【身長・体重】370cm・890kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力A++++ 耐久A+++++ 敏捷E---- 魔力E 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B
陣地を作るのは苦手である。

道具作成:EX
 『聖櫃』作成が可能。

【固有スキル】
奇跡:EX
 神に助力を願うことで空想具現化を引き起こすことが可能。
 神にお願いしているだけなので、モーセには一切の魔力消費がない。

カリスマ:A
 大人数を統率する才。
 美しく鍛えられた大胸筋は見るものを魅了するカリスマに満ちている。
 救世主として活躍するには十分なランク。

風除けの加護:EX
砂漠の民に必須のスキル。
筋肉を常時波打たせることで発生する衝撃波で風を相殺している。

爆肉鋼体:A
長年のウェイトトレーニングで不自然なまでに鍛え上げられた筋肉。
筋力が常時ワンランクアップしているものとして扱われるが
筋肉が重過ぎるため、敏捷がEランクになってしまう。

【宝具】

『我が手刀に断てぬ物なし(パッセージ・オブ・ザ・レッド・シー)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大補足1000人
全身の筋肉を稼動して懇親の力を込めて放たれる手刀。
発生する衝撃波は直線状にあるあらゆる物をなぎ払い切断する。
この破壊力はエクスカリバーをも超え、エマヌ・エリシュの最大威力に匹敵する。
かつてモーセはこの手刀によって、紅海を断ち切った。

【Weapon】
『無銘・杖』
 モーセの愛用する杖。
 サマエルの目をつぶし、撃退する際に用いた。

【解説】
エジプト王のヘブライ人の赤子の虐殺を逃れるために、モーセの両親はモーセを川に流す。
運よくモーセはエジプトの女王に拾われる。国家の王宮で趣味のウェイトトレーニングをしながらすごす。
40の頃には課の大英雄ヘラクレスをも圧倒する890kgの筋肉を搭載するようになった。
短気なモーセはある日、ヘブライ人を鞭で打っているエジプト人にぶち切れて、殴りつける。
殺すつもりはなかったが、圧倒的な筋肉の化け物になっていたモーセのパンチに常人が耐えれるはずもなく死んでしまう。
やべぇと思ったモーセは急いで穴を掘って死体を埋めてしまう。
筋肉ダルマの殺人が隠し通せるわけもなく、
こりゃやばいと思ったモーセはアラビアまで逃げて、羊飼いと結婚し、羊でウェイトレーニングする日々を送る。
ある日神の啓示を受け、エジプトからヘブライ人を連れ出す。
約束の地を目指す道程でモーセはチョップで紅海を割る、天使を殴り殺す等の様々な奇跡を引き起こす。



【元ネタ】聖書
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】モーセ
【性別】男性
【身長・体重】172cm・62kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷D 魔力A+ 幸運C 宝具A++
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 ”工房”を上回る”神殿”を形成する事が可能。

道具作成:A+
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 条件次第で契約の箱(アーク)さえ作成可能。

【固有スキル】
数秘術:A
 魔術系統の一つ、カバラ。
 中世カバリストは、出エジプト記に語られる数々の奇跡(葦の海を割ったという有名なモーセの奇跡を含む)を、
 モーゼが神から授かったカバラの力で起こしたものだと考えていた。
 後にダビデとソロモンのみがカバラの深奥に達したとされる。
 ちなみにモーセは地相術(ジオマンシー)にも通じているようだ。

啓示:A
 "直感"と同等のスキル。
 直感は戦闘における第六感だが、"啓示"は目標の達成に関する事象全て(例えば旅の途中で最適の道を選ぶ)に適応する。
 根拠がない(と本人には思える)ため、他者にうまく説明できない。

神授の智慧:B+
 神から与えられた賢者としての様々な智慧。
 英雄独自のものを除く、ほぼ全てのスキルにC~Bランクの習熟度を発揮できる。
 また、マスターの同意があれば他サーヴァントにスキルを授けることも可能。

【宝具】
『十重の戒律(ジーベン・ゲバウト)』
ランク:A++ 種別:対叛宝具 レンジ:2~90 最大捕捉:3000人
 一つの宗教観における十の戒律が刻まれた石版。
 戒律に背く者、または戒律に反する物を照準し、渾身の力で投擲する事で、
 一発限りの誘導飛翔体(ミサイル)へと変形する。
 その威力は対象が多くの戒律に反している程に上昇し、
 十の戒律全てに反している場合は神霊レベルの破壊力となる。
 キャスターはこの宝具を2つ所有している。(2回まで使用可能)

【解説】
 一神教における預言者の一人として名高いヘブライ人の指導者。
 ヘブライ人をエジプトから連れ出し、約束の地を目前に没したと伝えられる。

 モーセが生まれた時、当時のファラオがヘブライ人の男子の殺害を命じていたため、隠れて育てられたという。
 後に隠しきれなくなった為にナイル川に流されたが、ファラオの王女に拾われる。
 ひょんなことからエジプト人を殺害した後はミディアンの地に遁走し、羊飼いとして暮らした後に、
 神の啓示を受けてヘブライ人を約束の地へと導く使命を受ける。

 ヘブライ人を連れ出すことに難色を示すファラオに神は十の災いを下し、
 これを恐れたファラオによって出立を許可される。
 厳しい荒野の旅路、心変わりしたファラオの追撃などといった苦難を、神の奇跡によって切り抜けたモーセは
 シナイ山にて神とヘブライ人との間に契約を交わし、十戒を刻んだ石版を受け取った。

(ちなみにこの石版は、兄達が偶像崇拝をしていたことにキレたモーセが、偶像に向かって投げつけて壊してしまい、
 神からもう1つ同じものを受け取り直したという。
 ちなみに偶像崇拝に加担した三千人の民衆を殺したとされる)

 以後も反逆や神罰、道中の民族との戦いといった苦難を乗り越えたモーセだったが、
 メリバの泉で神託に逆らったために、約束の地を目にしながらも、足を踏み入れることを許されず死去したという。

【コメント】
 石版ミサイルぶん投げる、マッチョメン系キャスター。
 Fate/prototypeによればファラオ=オジマンディアスとは友人だったようだ。
 それも最愛の友人、並び立つに相応しい無二の兄弟らしい。

 割と激情家の質であり、偶像崇拝に加担した民衆3000人を殺したり、キレて天使を杖で殴りつけて失明させたり、
 救世主らしからぬ人物像が伺える。
 弁が立たないからという理由で指導者の役目を兄のアロンが担当したり、
 けっこう民に逆らわれていたりと、あまりカリスマ性もなかったようだ。

  • 最終更新:2018-02-02 23:47:09

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード