マーリン

【元ネタ】史実?、中世ウェールズ伝説、『マーリンの生涯』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】マーリン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・65kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:B
 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。

【固有スキル】
全知:A+
 狂気のもたらした人知の外にある知。
 A+ランクでは、望む望まないにかかわらず常にあらゆる人間の運命を見る事が出来る。

野性:B
 ほぼ獣そのもの。敏捷と筋力に上昇補正がかかる。
 非常に発達した五感を持ち、さらに自らに対する害意に対して非常に敏感に反応する。
 文明を捨て、北欧の原野で生き抜いたことで身についたスキル。

心眼(偽):C
 直感・第六感による危険回避。
 ほぼ野生に近い本能的な勘。偶然の一致、まぐれ当たりとも言う。

陣地作成:E
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 どのような場所にでも"巣"を作り、小規模な"結界"とすることができる。
 森の隠者として伝えられたことにより、このスキルを得ている。

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。
 落書きのような「予言書」を作成する。


【宝具】
『駆り立てる詩想の女神(ライロケン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 マーリンに訪れた全知の幻視から生まれる「予言詩」。
 狂化しているにもかかわらず、詩作を含む高度な言語能力を維持しているのはこの宝具の効果。
「予言詩」は未来を確定し、過去を置き換え、現在の事象を変更する。
 が、理性なきマーリンは美学のみに従うため「予言詩」の内容は選べない上に、
 詩そのものが具体性に乏しく、解釈が結果を左右してしまう。
 一方で、別々の時間線に属する相反する事象を混同しても、
 実現可能であると解釈されればその通りになる。


【解説】
言わずとしれたアーサー王伝説の魔法使い、ではなく
モンマスが『ブリタニア列王史』を執筆する際に元ネタとした
ケルト文化圏に伝わる「狂える予言者」としてのマーリン。

詩人であったが仕えていた王国の滅亡によって発狂、
獣のように原野に暮らし、鳥のように木々の枝を跳びまわった。

理性の軛を外したことで人知を超えた認識を身に付けたマーリンは
予言書や戦術指南を残し、その著作は中世ヨーロッパを席巻した。
後にシェイクスピアが予言書の典型例として扱うほどである。
(その書き方は、難解なばかりでどうとでも解釈できる詩、というニュアンスであったが)

 *

クラスを間違えたみたいな感じで。



【元ネタ】アーサー王伝説、近代創作群
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】マーリン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・65kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A+ 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:B+++
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 キャスターは魔物の血を引くために“神殿”を形成することは出来ないが、
 “工房”を上回るあらゆる陣地の形成が可能。

道具作成:A++
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 十分な時間さえあれば、宝具を作り上げることすら可能。
 ただし、作成される宝具のランクは現代の神秘の薄さに左右される。

【固有スキル】
魔術:A+
 変身・幻術を主に、非常に多様かつ強力な魔術を習得しているが、直接戦闘には向かない。

予知:A++
 魔術体型の一種。A++ランクでは望めば任意の者の全ての運命を覗くことが出来るが、、
 短期間に数度発動すると膨大な情報量をキャスターが処理しきれなくなり、
 Cランク相当の「狂化」を発動する。

魔性:C(B)
 魔物の適性を持つかどうか。高いほどより物質的な魔物との混血とされる。
 夢魔、あるいは魔王ルシファーの息子という伝説が残っているが、
 生後に教会にて身を清めた為ランクダウンしている。

【Weapon】
『無銘・旗』
 キャスターがアーサー王に与えた竜の軍旗。円卓の騎士ケイがその旗手。
 魔力を注ぐことで炎を噴出する。

【宝具】
『禁ずべき自在なる詩想(プロフェティエイト・マーリン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人
 後世、トレント公会議において禁書目録と認定された。キャスターの予言を記した書物。
 キャスターが持つ「予知」の能力を独立して発動することが可能で、
 これによって、キャスターは、「狂化」を発動する危険性を排除した上で
 十全に「予知」の恩恵を得ることが可能となる。
 この書に記される予言内容は強い詩的要素に包まれており、
 キャスター本人以外が解読することは困難。

『見難き眩い不壊の盾(ウィネブ・グルスヴッヘル)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
 キャスターが製作し、アーサー王に贈ったダイアモンドの盾。
 あらゆる魔術が掛けられている逸品。
 槍や剣などの刃を通さず、不可視の覆いが掛けられている。
 この覆いを外すと月光の様な輝きを発し、
 これによってAランク相当の「対魔力」を発揮し、更に、この光を浴びた者を石化させる。

『防ぐ術なき魔宝剣(モルデュール)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大補足:1人
 キャスターが製作し、アーサー王に贈った剣。
 金属と牧場草を混合し、エトナ火山の火で鍛え、
 冥府のステュクス側に七度漬けられて造られた。
 触れた物の耐久と魔術効果を一時的に無効化する能力を持ち、
 更に、攻撃判定において成功率が2倍になる。

『万地飛転す千里靴(リーグ・ブーツ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大補足:1人
 キャスターが製作し、アーサー王に贈った靴。
 一歩で最大七リーグ(約33,5キロ)進むことが出来るという瞬間移動能力を持ち、
 七リーグ以内の距離ならば、一歩毎に進む距離を自由に設定することも可能。

『秘め眠る硝子館(アーティクル・オブ・ブリタニア)』
ランク:D~A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
 キャスターが管理する、バージー島の硝子の館に空間を繋げ、
 生前キャスターが集めた『ブリテン島13の秘宝』を取り出して使用する。
 これらの宝具の所有権はキャスターにあり、真名解放も可能だが、
 「担い手」ではない為、これらの宝具を充分に使いこなすことは出来ない。

【コメント】
近代創作による後付け設定を追加したマーリン。
『7リーグブーツ』は恐らく、アーサー王とは殆ど関係ない近代創作の
『ペーター・シュレミールの不思議な物語』による後付け。
『モルデュール』も近代創作『妖精の女王』による後付けと思われる。
『ウィネブ・グルスヴッヘル』は、名前は古いアーサー王伝承に登場する
「夕べの顔」を意味する盾で、能力は同じく近代創作『妖精の女王』に登場する
盾の能力を当てはめたもの。要は捏造。
まあ、『詩想』の出典も純粋なアーサー王伝説と言えるかは諸説あるだろうが。
剣や盾宝具の真名開放も可能なのだが、マーリン自身の戦闘技術は皆無なので
千里靴でひたすら逃げ回る戦術になりそうだ。適正クラスはキャスターとバーサーカー。

  • 最終更新:2012-07-29 00:39:35

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