フロールヴ・クラキ

【元ネタ】フロールヴ・クラキのサガ
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】フロールヴ・クラキ
【性別】男
【身長・体重】190cm・82kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B++
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。稀有な才能。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

黄金律:C
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 散財すればする程、それ以上に金銭が集まってくる。

【宝具】
『響き舞う疾風の剣(スコヴヌング)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~7 最大捕捉:10人
 セイバーの墓標に立てられた、北欧最高と謳われる名剣。
 力・速さ・技を兼ね揃えた担い手が振るうことで刀身から風の刃が放たれ、
 一薙ぎで数人に均等なダメージを与える。
 またこの剣によって負った傷は、剣に付属している治癒石を使用しない限り治癒することはない。

『勇み逆巻く震霆の剣(スコヴヌング)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:600人
 伝承の中で発揮されることは少なかった王剣の真価。
 「女性を前に剣を抜いてはならない」、「柄頭に陽光を浴びせてはならない」などの
 複数の条件をクリアした上で振るえば、その刃は巨大な雷光となる。
 更に、剣に宿った戦士達の魂がこの雷光に適合し、
 意思を持つ12の雷霆が刀身より飛び出し、戦場を蹂躙する。

【weapon】
『グラム』
 セイバーの愛犬。
 魔獣と思しき黒猪を撃退する程の戦闘力を持つ。

【解説】
6世紀頃に実在したと言われるデンマークの黄金王。
クラキとは細い枝を意味し、ウォッグという男に「クラキの様だ」と容姿を嘲られたのを
笑って受け入れたことからこの名で知られるようになった。
主神オーディンの息子スキョルドを祖に持つが、父娘の近親相姦によって生まれたという曰くがある。
王族ではあったが遺産を得られなかったので、自身の力で王国を得ようとヴァイキング行に出かけ、
王者に相応しい武勇と豪気さを示し、王であった叔父を倒して王位に着いた。
臣下に惜しみなく財を与えるこの王を慕って北欧最上の勇士たちが集まり、
その中でも最高の戦士(狂戦士とも)12人には特別な席が与えられ、後世には円卓の騎士にも例えられた。
最高の王と謳われたフロールヴの死因は、野望を燃やす異母妹のスクルドの陰謀だった。
スコーネ王妃となっていたスクルドは兄の地位を狙って、夫のヒョルワルド王を唆して軍を起こし、
歓待しようとしていたフロールヴを騙し討ちにしたのだ。
フロールヴと12戦士は力の限り戦い抜いたが、多勢に無勢の上にスクルドの魔術もあって全滅してしまった。
しかし、12戦士の一人となっていたウォッグによってヒョルワルド王は討ち取られ、
12戦士筆頭のビャルキの兄達によってスクルドも討たれ、仇は取られたのだった。

尚、フロールヴの愛剣は北欧最高と謳われるスコヴヌングであるが、
アイスランドの『ラックサー谷のサガ』でもこの剣は登場し、不治の傷を与える魔剣として語られている。
ほぼ同名の剣が『コルマクのサガ』にも登場し、こちらはフロールヴの剣であるかは不明だが、
名前と能力からして、同一のものであると思われる。


【コメント】
黄金を沢山持っているという意味でなく、惜しげなく財を与える偉大な王という意味での黄金王。
何かの資料で「黄金の王」とか言われてた気がするし、魂の色はきっと黄金色だろう。
剣の風能力は、最終決戦時の「風に歌い、勇士達に響きを送った」という一節を拡大解釈してこじつけた。
雷能力は、「スコヴヌングを振ると、稲妻が光った様に見えた」という一節から。
北欧で最も優れた剣だとか、12人の戦士の魂が宿ってるとかの説もよく見かけるが、
読んだいくつかの原典邦訳にはそういう記述はなかった。けど良い設定なので採用。
12戦士召喚も考えたが、先に『震霆の剣』で固まったので没。適正クラスはセイバーだがライダーにもなれるかも。

  • 最終更新:2016-01-14 23:32:43

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