フラウィウス・ペトルス・サバティウス・ユスティニアヌス

【元ネタ】史実
【CLASS】ガード
【マスター】
【真名】フラウィウス・ペトルス・サバティウス・ユスティニアヌス
【性別】男性
【身長・体重】166cm・59kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

気配察知:D
 敵の気配を察知する才能。
 Dランクであれば、半径数メートル以内の生命体の位置を捕捉可能。

【固有スキル】
カリスマ(偽):B
 人心を掌握し、優れた人材を登用して国家を運営する技術。

芸術審美:D
 芸術作品、美術品に関する知識と理解。
 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、
 やや低い確率で真名を看破することができる。

陣地作成:C
 自らに有利な陣地を作り上げる。
 “大結界”の形成が可能。
 地中海世界の再統一、ハギア・ソフィア大聖堂の再建などにより、このスキルを得ている。

【宝具】
『帝国法大全(コルプス・ユリス・キウィリス)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:0~40 最大捕捉:500人
 ユスティニアヌス大帝が編纂させた、東ローマ帝国の法典。世界三大法典の一つとされる。
 真名解放により、レンジ内で行う話術、医術、錬金術、魔術、
 その他総数32種類に及ぶ学術スキルの成功率・クリティカル発生率を向上させ、消費魔力・体力・時間を軽減する。

『女王千年の純潔(プロポリス・テオドシウス)』
ランク:B+ 種別:対城宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
 キリスト教圏最大の都市コンスタンティノープルを守り続けた、難攻不落の城壁。
 通常時はユスティヌアヌス一人を守る小型防壁の状態だが、真名解放により、最大で数十万人を囲い守る城壁にまでサイズが拡大する。
 ランクにも左右されるものの、この宝具への対人宝具による攻撃はほぼ無効化、対軍宝具でも大幅にダメージを削減される。
 また、射撃や砲撃などの瞬間的に高い出力を発揮する攻撃に対しては、高い耐久力を誇る。
 さらに、城壁とは“常に在るもの”であるが故に、真名を解放した場合でも消費魔力は非常に少ない。
 城壁そのものを展開する宝具であり、最堅の防御力を有するといえるだろう。

【解説】
 東ローマ帝国の皇帝。後世の歴史家からは“大帝”と呼ばれる。
 地方の下層階級出身であったユスティニアヌスは、叔父のユスティヌスの養子となり、法学と神学、ローマ史について学んだ。
 ユスティヌスが皇帝ユスティヌス1世として即位した後は彼の腹心として摂政の役割を果たし、ユスティヌス1世の崩御の後に皇帝となる。
 下層階級出身であった為に貴族との繋がりが薄かった彼は、生まれより功績を評価して側近を選び、自身も統治者として精励し、“眠らぬ皇帝”として知られた。
 即位間もない頃に発生した「ニカの乱」を乗り切ったユスティニアヌスは、彼が「神聖なる義務」として考えていたローマ帝国領域の再統一に乗り出す。
 彼自身は出征しなかったものの、腹心の将軍ベリサリウスの功績により、ローマを含む西ローマ帝国の一部を回復する事に成功した。
 また、国内においてはそれまで複雑で整理されていなかった国内法を取りまとめ、焼失したハギア・ソフィア大聖堂の再建も行っている。
 しかし、イタリアで抵抗する東ゴート族やサーサーン朝との争い、黒死病の大流行などにより、ローマ帝国再興事業は衰退に向かう。
 晩年は軍事を軽視して神学の議論に熱中し、侵入する異民族に対しては金で紛争を解決しようとした為に国家財政も破綻し、
 ユスティニアヌスの死後、東ローマ帝国は急速に衰退し始める事となる。


  • 最終更新:2011-03-22 11:23:53

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