ヒラム・アビフ

【元ネタ】旧約聖書、フリーメイソンの伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ヒラム・アビフ
【性別】男性
【身長・体重】167cm・75kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷E 魔力C 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
陣地作成:A+++
 雇い主の求めるままに、如何なる建造物も作り上げる。
 石工たちの伝説的棟梁であり、エルサレム神殿建造を手がけた超人的技術を持つ。
 マスターの“理想の陣地”を作成可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 魔術的な技能ではなく、錬金術より古い職人芸の極みである。

【固有スキル】
大親方の秘密:EX
 グランドマスター・ワード。
 自分たちが既存の神秘に優越しているとして奥義の所有を誇示するのは
 ヘルメス主義を例に取るまでもなく密教的組織の必須事項である。
 神秘組織としてのメイソンリーもそれは同じ。
 決して明かされることのない秘密、即ち"神秘"として
 ヒラムは何らかの謎を握っている。

神性:B
 メーソン神話における救世主にして開祖。
 その再誕秘技の起源はキリストの蘇りではなくオシリスの復活伝承とされる。

【宝具】
『大親方の秘密の書(エメラルドタブレット・マスターメイソン)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 ヘルメス・トリスメギストスの集大成、究極の魔術書のレプリカ。
 第ニ世代エメラルドタブレット。
 かの名高い碧玉板の最古のデッドコピーにして、ヒラムが三重に偉大なるヘルメスと同一視される所以。
 これ自体が魔力炉として機能し、術者の魔力にかかわらず大魔術を行使できる。

『親愛なる君に捧ぐ(ビルド・バイ・ハイラム)』
ランク:A+ 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 最高傑作・ソロモン神殿の再建築。
 構築した神殿に大聖地エルサレムを霊的に降ろし、全盛期のエルサレム神殿を再現する対陣宝具。
 ただし契約の箱を欠いているため、再現された神殿は本物には及ばない。
 それでもなお、最高位の対城宝具を食らっても、一発では消し飛ばない程度には頑丈。

【Weapon】
『古代の職人道具』

【解説】
 フリーメーソンの伝承で言及される大棟梁。
 聖書には三人の"ヒラム"がいる。
 ダビデ以来の友であり大神殿建立のために資材や人を送って援助したツロの王ヒラム一世、
 彼に派遣されたナフタリ族の寡婦の子、青銅の細工職人のヒラム、『列王記』に書かれるこの二人と、
 そして前述の職人と同一人物と思われる『歴代紀』のヒラム・アビである。
 ヒラム・アビフはフリーメイソンリーにおけるキリストの代替。
 おそらくは後者のヒラムをモデルとする。
 彼の物語はエルサレムに到着し、ソロモン王から神殿建立の棟梁に任じられるところから始まり、
 マスターメイソンの秘密(グランドマスター・ワード)を聞き出そうとした三悪党に殺され、
 アカシアの小枝から秘密の埋葬場所が明かされる話につながる。
 大陸系のメイソンは異型の伝承と解釈を持ち、ヒラム・アビフをアドニラムの別名とも捉える。
 伝承の原型をオシリスに求め、彼をエジプトの王だと唱えたものもあるが、
 起源説はともかくファラオ説は受け入れられていない。
 またフリーメーソンの神秘論の一説ではエメラルド・タブレットの執筆者ともされ、
 ヘルメス(彼もまたピラミッドを自らの陵墓として築いた大建築者である)
 と同一視されることもある。


  • 最終更新:2015-04-27 22:20:28

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