ヒラニヤカシプ

【元ネタ】インド神話
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ヒラニヤカシプ
【性別】男性
【身長・体重】326cm・438kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:C
 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。

【固有スキル】
怪力:A
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

【宝具】
『修羅よ、天を纏え(ダイティヤ・ヴィジャヤ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 創造神ブラフマーより与えられた、
 昼と夜の間、建物の中でも外でも、人間・神・動物から殺されない体。
 実体でも霊体でもない、あらゆるものの境界に属する曖昧な定義を持つ身体。
 ヒラニヤカシプに対する攻撃は、幾つかの例外を除いて全てキャンセルされる。
 その例外とは、ヒラニヤカシプの身体と同じく境界に属する攻撃である、
 半人半神や半獣などの混血による攻撃、
 昼でも夜でもない暁や黄昏時に受けた攻撃、
 建物の中でも外でもない門などの境界で受けた攻撃、
 武器や魔術を用いない肉体を駆使した攻撃など。
 これらの攻撃はキャンセルされることなく、ダメージ数値を軽減されるだけに留まる。
 ただし、これらの条件をすべて満たした攻撃は、
 いかなるダメージであろうと致命傷に変化する呪いも併せ持つ。
 逆を言えば、条件を満たさない限りヒラニヤカシプに致命傷を与えることは困難である。

【解説】
ヴァラーハに化身したヴィシュヌによって殺されたヒラニヤークシャには、ヒラニヤカシプという兄弟がいた。ヒラニヤカシプは、ヴィシュヌへの復讐を誓い、苦行を重ねていた。
 その結果、彼はブラフマーから「神にもアスラにも人間にも獣にも殺されない」という約束を得たのである。また、昼にも夜にも、屋外でも建物の中でも殺されないと付け加えた。不死身となったヒラニヤカシプは、あっという間に三界(天・地・地下)を支配し、神々を脅かした。
 彼には4人の息子がいた。そのうちの一人プラフラーダは、仇敵であるヴィシュヌの熱心な信者だったのである。父王は怒り狂い、息子の考えが変わるように拷問にかけた。しかし、息子の信心は変わるどころかますます強くなって行く。ヒラニヤカシプが「ヴィシュヌなどこの世に存在しない」と言うと、「ヴィシュヌは、あらゆる物に存在している」と言い張った。
 しびれを切らせたヒラニヤカシプが「ならば、この柱にも存在しているとでも言うのか!」と近くにあった柱を蹴った瞬間である。音と共に柱が砕け散り、中からヌリシンハが飛び出すと、一瞬のうちにヒラニヤカシプを喰い殺してしまった。時は昼でも夜でもない夕刻の逢魔が時、屋外でも屋内でもない門の下、人間でも獣でもない半人獣獅子のヌリシンハに殺されてしまった。

  • 最終更新:2012-04-09 14:01:43

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード