バロン・サムディ
【元ネタ】ヴードゥー教
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】バロン・サムディ
【性別】男
【身長・体重】174cm・52kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力A++ 幸運B 宝具E~A++
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。
道具作成:B+
魔力を帯びた器具を作成できる。
特に呪術で用いられる道具の作成に秀でる。
【固有スキル】
呪術:EX
ヴードゥー教の呪術。特に生や死と直結するものに関わりが深い。
どちらかといえば、呪術師に力を貸す立場というほうが正確。
ロア:A++
ヴードゥー教において信仰対象とされる霊的存在であることを示す。
神霊とも精霊とも扱われる"ロア"なる概念を独立的に解釈したスキル。
メリットデメリット問わず、神性スキルに関わる効果の対象からは外される。
――本来は召喚不可能な神霊を"神霊以外"として解釈する、反則同然の裏技である。
霊長の叡智:A++
これまでに死を迎えた霊長の知識と経験の集積。
過去から現代にかけての霊長が知りうる情報であれば、
どのような事柄であっても明確に"思い出す"ことができる。
【宝具】
『墓所の主(バロン・シミテール)』
ランク:E~A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
固有結界。地平の果てまで広がる墓所と、そこに眠る無数の亡骸で世界を塗り潰す。
規格外の持続時間を誇り、尋常な戦闘では時間切れに至らない。
ただし単体では広大な墓地を出現させる以上の効果を持たず、
大規模な呪術の発動基点としての用法が前提となる。
『生と死の十字路(バロン・クロア)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:‐ 最大捕捉:‐
バロン・サムディと戦闘を行う者に対し、1ターン毎に2回のLUK判定を課す。
一度目の判定は即死判定。この判定に失敗した場合、
対象は全ての物理的・魔術的要素を無視して即死する。
二度目の判定は蘇生判定。この判定に成功した場合、
戦闘中に死亡した者の中からランダムで一名が蘇生する。
判定の成功確率は戦闘ターンを重ねる度に少しずつ低下していく。
無条件に命を奪わないのは、サーヴァントシステムに割り込んだことによる制限か、
或いは余興的な手加減か――真相は文字通り"神のみぞ知る"のであろう。
【Weapon】
【解説】
ヴードゥー教における死のロア。有名な"ゾンビ"の作成もこのロアの力によるもの。
基本は燕尾服に山高帽というスタイル。痩せた男や骸骨など色々な姿で描かれる。
『永遠の交差点(死者の魂が死後の世界へ向かうときに通る場所)』に立つとされる。
彼を"神"と呼ぶか否かは、"ロア"というヴードゥー教の概念をどう解すか次第。
一般に、ロアは神(God)か精霊(Spirit)のどちらかで表される。
死神とも称されるが、厳密には生と死を司る存在という色合いが強い。
ゾンビに代表される死者蘇生のみならず、安らかな死や生物の繁殖も守護するという。
性格は陽気で猥雑。態度や言葉遣いは下品だが、同時に最も賢明なロアでもある。
何故なら、このロアは死者の送った人生を全て知っているからである。
ネガティブな要素が散見されるが、ヴードゥー教では立派な信仰対象の一つ。
日本では「ゲーデという死神の別名がバロン・サムディ」と認識されがち。
しかし、どうやらゲーデとは複数のロアの総称であり、
ゲーデの頂点に立つのがバロン・サムディ(サムディ男爵)という関係らしい。
別のロアのための儀式に割り込んで人間に憑依することもある。
聖杯戦争にもそういう流れで乱入した……のかもしれない。
- 最終更新:2012-03-01 13:15:15