ハン・トゥア

【元ネタ】史実・伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ハン・トゥア
【性別】男性
【身長・体重】175cm・64kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C 耐久B+ 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:A(C)
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 『咲き誇る閑麗の盾』の効果により、事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
シラット:A+++
 東南アジア発祥の武術。精神集中と気の運用を重視し、舞踊にも似た戦闘スタイルを展開する。
 Aランク以上ともなると、気の運用によって周囲の状況の感知や、自身の肉体強化などの効果を得て
 一部ステータスの向上も可能とする。

無窮の武練:A+
 ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
 心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。

生命の水:D
 セイバーが触れた水は、癒しの効果を持つ。

【宝具】
『咲き誇る閑麗の盾(クリス・タミン・サリ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
 戦士タミン・サリより奪った聖なる短剣。
 “所有者を不死身にする”という伝説の具現として、Aランク以下の魔術、
 Bランク以下の物理攻撃を無効化する。
 高ランクの攻撃によってこの短剣の加護が突破された場合、
 本来のダメージ数値の5割を削減してダメージとして計上する。
 
『咲き盛る流麗の刃(クリス・タミン・サリ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:2人
 聖なる短剣の“所有者を無敵にする”という伝説の具現。
 真名解放によって、短剣の加護が攻撃的なものへと反転し、短剣は所有者を護る為に、
 浮遊して自律的に戦闘行為、及び補助を行う。
 武芸の極地に在るセイバーがこれを能動的に活用した場合、
 それ自体が一つの宝具と呼べる、英霊と宝具の絶妙なるコンビネーションが可能となる。
 また、刀身に染み付いたタミン・サリの血の呪いにより、この状態の短剣が負わせた傷は回復不能となり、
 クリティカルに成功した場合、対象の耐久を無視して霊核にダメージを負わせ、“致命傷”と判定される。

【weapon】
『影落とす権威の剣』
 逆賊ハン・カスツリを殺した剣と、その褒美に与えられた剣が融合したもの。
 アサシンのクラスで召還された時にはこれが宝具となる。

【解説】
15世紀のマラッカ王国の海軍提督(ラクサマナ)。1444年生誕。
『ハン・トゥア物語』によると、かつて王宮仕えの戦士であった男の息子として生まれ、
10歳の時に親友のハン・ジュバットやハン・カスツリ達と山に篭り、アディ・プトラ師の下で武術などの修行に励んだ。
数年間の修行を終えて山を降りたトゥア達は、ある日に暴れまわる海賊を撃退して
首相トゥン・ペラックを助けたので、この功績によって軍の司令官に任命された。
軍属となったトゥアは、国王のマジャパヒト訪問にもお供し、そこで当地最強の武術家タミン・サリと
手合わせをすることになり、激闘を制してタミン・サリの持つ魔法のクリス(短剣)を手に入れた。
ある時、その出世ぶりを妬んだ者によって、トゥアは王宮仕えの女性との密通の咎を訴えられ、
国王はこれの真偽を確かめもせずに死刑を宣告したが、トゥアの無実を信じる首相の計らいで
トゥアは隠れて生きることになった(他国の王女と駆け落ちしたとも言われる)。
トゥアの親友の一人であるジュバットは、友が無実の罪で処刑されたと思い、王に対し反乱を起こした。
暴れ狂うジュバットは誰にも止めることが出来ず、多くの死者が出たので、首相がトゥアの存命を王に告げ、
トゥアは自分の為に怒り狂っている親友を殺す為に宮廷へ召喚された。
親友であった二人の戦士の死闘は7日間に渡り、ついにトゥアはジュバットに致命傷を負わせた。
かつてマラッカでは王への忠誠(ダウラト)は全てに優先されるという価値観があり、
無実の罪で死刑を宣告されても、友を殺すことになっても、忠誠を貫いたトゥアは最高の英雄として語り継がれた。

『マレー王統記(スジャラ・ムラユ)』によると、トゥアは告発された密通の咎から逃れて隠遁生活を送っていた。
一方で、ハン・カスツリが本当に宮女と密通したので、王の衛兵達によって包囲されたが、
剛勇を誇るカスツリを倒すことが出来る者は誰もいなかった。
トゥアはカスツリを倒す為に現れ、王から短剣を授かったが、肉体は隠遁生活で衰弱しきっており、
カスツリとの決闘中に剣が数度も歪んでしまう有様だった。
トゥアは剣が歪む度に、カスツリの許可を得て歪みを直したが、逆にカスツリに大きな隙が出来た時は
即座に背中に剣を刺して殺し、この功績で提督の地位に着き、「権威の剣」を帯びるようになったという。


【コメント】
所有者を無敵にするアイテムを持つ一流の戦士相手に勝って、
そのアイテムを奪うというダンブルドアみたいなことをしている。しかも二回。
倒し方はどっちも戦闘中にクリス奪取→不死身効果解けた相手にクリスを刺すという感じらしい。
敵の宝具の所有権奪取する能力とかも考えたけど、どういう場面だったか具体的にはわからんので没。
資料によっては、クリスを使うまでもなく無敵の肉体だったともあったので、シラットの効果で耐久に+を付けた。
最強のシラット使いというと拳魔邪神を思い出すが、性格は丸っきり逆ですね。
絶対にマスターを裏切らないのが売り。あと12ヶ国語ペラペラだったらしい。
「生命の水」スキルは、白いワニになって井戸に棲んでるという伝説由来。
適正クラスはセイバーだが、カスツリ殺した時がアレなのでアサシンにもなれる。


  • 最終更新:2015-03-23 23:03:33

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