ハム
【元ネタ】アブラハムの宗教
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ハム
【性別】男性
【身長・体重】199cm・80kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B-
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると、宝具である神衣の威圧効果が起動してしまい
気配遮断が完全に解けてしまう。
【固有スキル】
隷属の呪縛:A→☓
ハムの呪い。
カナンの呪いの拡大解釈。
非黒色人種に対して敵対行動を執る際に多大なディスアドバンテージを被る。
このランクならば、全ステータスが2ランクダウンする。
ただし神の祝福によって無効化されている。
対魔力:B
神の祝福の副産物。
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【宝具】
『我は選民、呪わるるに能わず(カインチック・リタリエーション)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
神の祝福の一つ、四人の男を守るカウンターガード。
ノアとその息子たちの血を流したものに対する種族を問わない報復措置の約束。
アサシンにダメージを加えた対象は同値のダメージを負う。この効果は非生物を対象に取れない。
『戒律背約・黒い堕刃(カストレーター・カナーン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:一人
傷つけた相手の増殖・再生・繁殖に類する能力の一切を停止させる去勢の鎌。
傷の自己回復や生殖能力、自己増殖能力などを封印する。
ただし器物や他者から能力を得ている場合は、その能力の“供給源”を傷つける必要がある。
ラブの説とクロノスのイメージを元に形成された金剛石の断種礼装。
『戒律背約・人明神衣(アダムズクローズ)』
ランク:B 種別:対獣宝具 レンジ:5~10 最大捕捉:50体
ハムがノアの箱舟より盗み出したアダムの服。理由は不明だが、その外観はスーツである。
動物など“ヒトの系譜の外にあるモノ”に対して命令を下すことができる。
根源本能に服従欲求を刷り込むため、抵抗には抗魔力の高さや意志セービングスローの成功ではなく
本能の命令を却下するINT(知力)の高さが必要である。
また生命である限り、人間など支配できない種にも精神的威圧効果を与える。
【解説】
ノアの息子。
ノアの次男で、箱舟に乗った8人の一人。
箱舟で大洪水を乗り切った後、神にノアと兄弟らとともに祝福され、契約を交わした。
後日、ぶどう畑の農夫となったノアが葡萄酒で酩酊し、裸になっているのを見て、兄らを呼んだ。
セムとヤペテはノアに衣をかけたが、ノアはハムに怒って、ハムの子カナンを呪った。
「ハムの呪い」は、呪われたのはカナンであるという点で明らかに誤った表現にもかかわらず執拗に使われ続けた。
黒い肌がハムの呪いに由来するという見解はかつて一般的で、
またヤペテの末裔を白い肌、セムの末裔を褐色肌、ハムの末裔を黒い肌とする超大雑把な見方もあった。
ちなみにこの「ハムの呪い」はキリスト教徒より早く初期イスラム教徒に受け入れられた。
イスラムにはノアの酩酊の逸話がないにもかかわらず、である。
それはアラビアの彼らがその当時既に黒人奴隷を使っていたからであり、
奴隷貿易以前のキリスト教世界においてハムは、むしろ農奴の祖として扱われていた。
『ヤシャルの書(16世紀版)』によれば、アダムとイブがエデンを追放される時神より賜った皮の衣は
アダムの死後エノク、メトセラの手をわたってノアの方舟に収められた。
ハムは方舟よりこの服を盗み出し、服はその子クシュを経てニムロドの手に渡った。
アダムの服を着たニムロドは強大な力を得たという。
ノアがカナンを呪った理由については今に至るまで2000年以上議論の的である。
古来、ハムが父親を笑っただの去勢しただの犯しただのと諸説言われ、近年の研究でも新説が提示されている。
この内『タルムード』では去勢と近親同性間強姦の二説を挙げ、最終的に両方を犯したと結論付ける。
ハイレベルだ。
- 最終更新:2015-01-10 23:45:37