ハディング

【元ネタ】デンマーク人の事績
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ハディング
【性別】男
【身長・体重】180cm・87kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C+ 耐久B 敏捷B- 魔力C 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
神々の加護:A
 主神オーディンの加護。
 直接的な支援行使、未来予知の啓示が頻繁に下される。
 ランサーに対しての暗殺、不意打ちの類の攻撃は成功率が極端に低下する。

神々の呪い:-
 地上に降りて姿を変えていた神の一柱を討ち殺したことによって降りかかった嵐の呪い。
 豊穣神フレイへ供犠を行った為、現在は呪いは収まっている。

ルーン:E
 オーディンの加護による第四のルーン。
 縛めの類のアイテムや呪いを解除することが出来る。

【宝具】
『勝者の供物(ガグンラーズ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 大神オーディンの助言によって口にした獅子の血肉。
 既にランサーの肉体に吸収されているが、真名解放によってその力を喚起し、
 全身に巡らせることでパラメーターをランクアップ、負傷回復の効果を発揮する。
 現界した時点で既に負っている脚部の傷も一時的に快復する。
 なお、一度発動した後に再度発動するには1日の間隔が必要となる。
 
【weapon】
『無銘・槍』
 紐の付いた投擲用の槍。
 これによって剛勇を誇るアースムンドを討ち取ったが、ランサーもまた死力を振り絞ったアースムンドによって
 生涯の不具となる傷を足に負わされてしまった。
 
【解説】
史書『デンマーク人の事績』に登場する英雄。
デンマーク王であった父グラームがノルウェー王スウィブダゲルに討たれたため、スウェーデンの巨人夫婦預けられた。
ハディングは若い頃から戦の修練に励み、父の仇を討つことを望んでおり、
巨人の娘であり、自分の乳母にして恋人となったハルトグレーパを伴って旅に出た。
ハルトグレーパは自分の魔術の失敗で早々に死んでしまうが、
これが大神オティヌス(オーディン)の同情を引き、以後、ハディングは何度も大神の助けを受けることになる。
ハディングはその後の旅で多くの強者を倒し、スウェーデンに帰ると仇敵スウィブダゲルも討ち果たして
王権を奪還したが、スウィブダゲルの息子アースムンドとも戦い、これも自ら討ち果たした。
その後、アースムンドの息子ウッフォとも争うも、最終的には勝利し、
憎しみを捨ててその亡骸は手厚く葬り、国の支配権はウッフォの弟フンディングに譲った。
ある時、ハディングは実の娘とその夫が放った暗殺者を退けたが、ハディングの崇拝者となっていたフンディングは
ハディングが死んだと誤報を受けて盛大に葬儀を執り行い、その最中に自分がズっこけて死んだ。
これを知ったハディングはフンディングへの感謝の為、首を吊って自殺した。

なお、ヴィルヘルム・グレンベック著の『北欧神話と伝説』では、『デンマーク人の事績』の
いくつかの人物伝要約が記載されているが、そこではハディングがオーディンから神弓を授かり、
空を飛びながら弓を射る術を教わったということになっている。
訳者の山室女史は「原文がゴタゴタしている為、著者は思い切った刈込みをしている」と述べており、
これらは恐らくグレンベックのアレンジである。他にもアレンジ箇所は多々見受けられる。
また、ドナルド・A.マッケンジー著の『ゲルマン神話―北欧のロマン』にもハディングは登場するが、
その一連の内容はヴィクトル・リュードベリの独自解釈に基づいている為、
殆ど原型を留めていない創作神話と呼ぶべき体を成している。


【コメント】
リュードベリとマッケンジーの最大のアレな部分はフレイの勝利の剣についてかなー。
スヴィプダグ(スヴィプダゲル)が勝利の剣を使ってトールのニョルニルを破壊し、
後に竜に変身した超英雄ってことになっちゃってる。
ハゲネとホグニ王の同一人物勘違いといい、北欧系の神話は特に誤解が多い気がする。
まあ伝承なんて変わっていくのが当然っちゃ当然だけど。

宝具の1日間隔は、使い放題ってわけじゃないという条件を付けたかっただけで、特に意味はない。
割と戦争に負けることもあるが、神の一人を殺したりしているので、素でかなり強い。タイマンでは無敗。
一応は王である筈なのだが、為政を行った様子は全くなく、戦争と冒険ばっかりしている。
……しかし、ハルトグレーパさんは中々のショタコンなんじゃないだろうか。
適正クラスは槍・剣だが、船乗ってるので騎、暗殺もしているので暗もいけるかもしれない。

  • 最終更新:2017-03-08 22:27:39

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