ニムロド

【元ネタ】アブラハムの宗教
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ニムロデ
【性別】男性
【身長・体重】183cm・80kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:E
 神の呪いにより抗魔力が逓減している。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

【固有スキル】
カリスマ:E
 軍団を指揮する天性の才能。
 統率力こそ上がるものの、兵の士気は極度に減少する。

陣地作成:EX
 宝具により自らに有利な陣地を作り上げる。
 “ジグラット”を上回る“バベルの塔”を作り上げることが可能。
 築かれた塔は無制限に自己を拡張し、天へと伸びていく。

権威の聖衣:A
 あらゆるものを屈服せしめる無敵の衣。アダムの衣。
 対峙する敵の全ステータスを2ランクダウンさせる“威光”を放つ。
 動物系の敵に対して効果増。

【宝具】
『王の巨塔(ミグダル・バベル)』
ランク:A++ 種別:対陣(対神)宝具 レンジ:1~??? 最大捕捉:千単位
 バベルの塔。ニムロデ王が『神』に挑戦するために築いた超高層要塞。
 権能否定の異界則を有し、『神』との戦争を前提とした対神兵装の多重防御機構を持つ。
 『神』への対策を万全とするバベルの塔攻略には、およそ『神』なるものに由来しない能力が必要。
 また、この塔そのものが“全てが一つだった時代”の象徴であるために、
 アーチャーは『統一言語』を行使可能である。
 亭々たる王の塔は、遙か神の座に到るまで成長し続ける。それが無為と知りながら。

『全能の神よ、我が身を嘲笑い給え!(raph?l ma? amecche zab? almi!)』
ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 バベルの塔の崩落とともにもたらされる言語の混乱。
 統一言語を筆頭にあらゆる言葉・概念・思想が乱され、意思疎通、魔術行使、真名解放などが封じられる。
 “全てが一つだった時代の終わり”を具現する宝具であり、その正体は神代の呪詛である。

【Weapon】
『大剣掲ぐ涜神像(アイドル・オブ・ニムロッド)』
 巨塔の頂上に鎮座する巨大な偶像。
 バベルの塔に備え付けられた兵器群の中でも最強かつ最大の対神兵装である。
 塔の内外を瞬間移動し、敵性侵入者を排除する神代のゴーレム。

『弓矢』
 投槍と並ぶ狩人の象徴。ニムロデの弓矢。対神兵装。
 塔の頂上でこれを天に射掛けることで、バベルの塔を自壊させることができる。

【解説】
 クシュの子。ハムの孫。ノアの曾孫。
 アブラハムの宗教における人類最初の英雄にして王。涜神王。
 ラビに曰く人類の内で最初の狩猟者、最初の肉食者であり、また最初に戦争を行った男。
 祖父ハムが箱舟から盗み出したアダムの衣を着ており、その力で狩りに戦いに無双を誇ったという。
 『創世記』においてはその卓越した武勇をことわざに垣間見せるものの、
 後世ではバベルの塔の建設者、預言者アブラハムの敵対者、偶像崇拝者の暴君に位置づけられた。
 ユダヤ人とイスラム教徒の間で認識される"暴君ニムロデ"の伝説は膨大であるが、
 しかし彼が改心し神を認めるバージョンや、ニムロデがバベルの塔建設に反対したという
 『偽ヨナタン・タルグム』やシリアのエフレムの言及する伝説もある。

 炉を耐えたアブラハムに羽虫の大群で軍を潰走させられたニムロデ王は、
 アブラハムの神を殺すことにし、天まで届く塔を築こうとしたが、言語の混乱により果たせなかった。
 まだ諦めぬ彼は猛禽に籠を引かせて天へ上がったが、ニムロデ王はいくら上がっても
 天界が見えぬのに業を煮やして天に矢を射った。
 そこでガブリエルは矢を血で汚して投げ返し、ニムロデ王はアブラハムの神に復讐したと確信した。
 400年後、人に化身した天使が彼に悔い改めを求めたのでまた神に挑もうとした。
 神は羽虫の大群を送って軍勢を壊滅させ、ニムロデも鼻から脳に入った虫に40年苦しめられて死んだ。
 その他エサウに嫉妬で殺されたとかハイクに討たれたとか散々に言われる。

 ダンテの『神曲』には地獄の第九圏で鎖につながれる巨人として、
 ハンガリーの伝説にはフン族とマジャル人の祖の双子の父に当たる人物として登場し、
 時にシュメール王や実在のアッシリア王、軍神などに比定される。
 『ギルガメシュ叙事詩』も主人公の名前の発音がわかるまでは『ニムロド叙事詩』と仮称されていた。



【元ネタ】アブラハムの宗教
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ニムロド
【性別】男性
【身長・体重】229cm・140kg
【属性】中立・狂
【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:B
 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。

【固有スキル】
カリスマ:-
 軍団を指揮する天性の才能。
 失われて久しい。

戦闘続行:B
 何度でも神に敵せんとする執念。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命傷を受けない限り生き延びる。

権威の聖衣:A
 あらゆるものを屈服せしめる無敵の衣。アダムの衣。
 対峙する敵の全ステータスを2ランクダウンさせる“威光”を放つ。
 動物系の敵に対して効果増。

神殺し:E-
 涜神王の抗い。
 神性保有者に対して追加ダメージがあるかもしれない。

【宝具】
『その一語は天塔を崩す(カース・オブ・バベル)』
ランク:B 種別:対衆宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:250人
 言語混乱の呪い。
 “全てが一つだった時代の終わり”の象徴であり、統一言語以下あらゆる言葉の天敵。
 その本質は意思疎通の破綻、概念の混乱。
 バーサーカーの周囲では言語的表象、記号とクオリアが噛み合わなくなり、
 観念の共通性が破壊されることで言語は混乱する。

【Weapon】
『投槍』
 弓矢と並ぶ狩人の象徴。対神兵装。
 だがもはや彼が投擲の技量を見せることはなく、棒きれのように振り回すのみ。

『鎖』
 千切られたようにバーサーカーの手枷から垂れ下がる鉄鎖。
 腕を振り回すとき武器になる。まあ、当たると痛い。

【解説】
 アーチャー版参照。
 白兵戦能力は化け物じみたものになったが、奸智や建塔能力を失ったため総合力で劣る。



【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】アーチャー
 【マスター】遠坂 時臣
  【真名】ニムロド
  【性別】男
  【身長】235cm
  【体重】180kg
  【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運E 宝具A+
【能力】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。

【保有S】
カリスマ:E
 軍団を指揮する天性の才能。統率力こそ上がるものの、兵の士気は極度に減少する。

統一言語:C
 バベルの塔が立てられる以前の神代、万物が共通して話していた言語。
 あらゆる存在と意志疎通が可能。

巨竜の毛皮:A+
 獣の王レヴィアタンの毛皮。身につけた者は百獣を屈服させ、いかなる刃をも 通さない加護を得られる。

【宝具】
混乱せし全地の言之葉(エテメナンキ=バラル)
ランク:B 種別:対魔術宝具 レンジ:2-15 最大補足:50人
 アーチャーが神と同等の存在になろうとした為に受けた呪詛。彼の周囲では一切の言語が意味を失って無意味な羅列と化し、その言霊は消失してあらゆる魔術が発動しなくなる。
 また呪詛の圏内では統一言語以外での意思の疎通は不可能となる。
 また言語から成り立つ思考も、その影響を受けるため、対象の魔力がC以下の場合である場合は無条件で、C以上でも条件次第で意識喪失状態となる。
 また回避できたとしても、直感等の反応スキルや魔術能力が低下する混乱状態となる。
 かつてシンアルの野に集まった人々は、アーチャーの命により煉瓦とアスファルトを用いて天まで届くバベルの塔をつくった。
 神はこの塔を見て、自分への謀反とも言えるこの行為の原因は言葉が同じことが原因であると考え、人々に違う言葉を話させるようにした。この為彼らは混乱し、世界各地へ散っていったという。

天に弓弾くは、四界の覇王(エテメナンキ=バビリム) 
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大補足:測定不能
 アーチャーが神に挑んだ際に行なった呪われた儀式の再現。
 神に反逆した為に受けたもうひとつの呪詛。
 天に放った矢が幾千幾万の呪詛の返し矢となって地上に降り注ぐ。
 攻撃対象はアーチャー自身を含めた範囲内にいる全ての者であり、敵味方の区別なく降り注ぐ無差別攻撃。
 また矢によって負った傷は癒えることがなく、傷を負った部分から塩となって崩れ落ちる。
 一度発動すれば敵味方のみならず自らをも巻き込む欠陥宝具だが、いかなる刃でも傷つかない巨竜の毛皮を纏っているアーチャーは、この宝具によって負傷することはない。
 天に届く塔が完成しその栄華に酔ったアーチャーは、その頂上に立ち自分の力を誇示するために天にある神の玉座に向けて矢を放った。
 しかしその矢は雷鳴と共に戻ってきて、胸板を貫きそのまま絶命したという。


【特記事項】
旧約聖書に記述されている、シンアルの地を支配する伝説の狩人にして王であるニムロド。旧約聖書の登場
人物で、創世記の10章においてクシュの息子として紹介されている。クシュの父はハム、その父はノアである。
地上で最初の勇士であり、主の前に力のある狩猟者とも記されている。世の権力者となった最初の人であり、
「彼の王国の主な町は、バベル、ウルク、アッカドであり、それらはすべてシンアルの地にあった」ともある。
古来より、伝説上ニネヴェを建設したとされるニムス王とニムロドを同一視する説があるのだが、最新の研究
ではアッカドの狩猟農耕の神と讃えられたトゥクルティ・ニヌルタ、あるいは『シュメール王名表』にウルク
の初代王として記録されているエンメルカルなどがニムロドと見立てられている。

神と並び立ちたいという野望のために天上にたどり着くバベルの塔の建造を指揮したが、これを憎んだ神の呪
いにより言語を幾多にも分けて混乱させた。その結果多数の言語に分かれて混乱した民が四方に散っていった
ため、バベルの塔の建造は途絶し自然と瓦解した。しかし天上にたどり着きたいという野望に憑りつかれてい
たニムロデは、猛禽を集めて自分が乗った籠を引かせると、天上を目指した。しかし、ニムロデは、天上には
たどり着けず宙から転落して死んだ。またタルムードらに伝わる古代ユダヤの伝承によれば、ニムロデはバベ
ルの塔の先端に立ち、天にある神の玉座に向けて矢を放ったとされる。しかし、天に唾したニムロデは、戻っ
てきた矢に胸を貫かれ絶命したという。

【特記妄想】
旧約聖書にあるように、絵に描いたように傲慢で残酷な王様。自らを神だと思っている。マスターに統一言語
で命令してくるので性質が悪い。趣味はハンティング、ほっとくと人間まで獲物にしかねないので注意。あと
飛行機とか空飛ぶものや高い所が大好き。冬木のセンタービルの最上階を自分の宮殿にしたいと思っている。
触媒は、天命の粘土板の一部といわれる粘土塊。

  • 最終更新:2018-03-23 09:14:26

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