ドゥルヨーダナ

【元ネタ】マハーバーラタ
【CLASS】アサシン
【マスター】衛宮士郎
【真名】ドゥルヨーダナ
【性別】女
【身長・体重】169cm・56kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷A+ 魔力B 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:-
 アサシンは気配遮断スキルを保有しないが、マントラと武術で代用している。

【固有スキル】
悪の帝王:EX
 同時代のあらゆる悪をその一身に帰された、巨悪の首魁に与えられる特殊スキル。
 本人が原因となった悪業の規模に応じ、本来持ち得ないスキルも短期間行使出来る。
 また如何なる英雄、賢者、聖人、義者が相手でも、不和を引き起こして戦闘状態に突入可能。

カリスマ:A
 大軍団を指揮する天性の才能。
 アサシンは生前数多くの友人や臣下に恵まれ、十一軍団・数億に上る大軍を率いた。

神性:C
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 月神を祖に持ち、末世カリ、或いは女神カーリーの化身とされ、
 更に自身もマイナーだが半神として崇拝されている。

マントラ:C
 主にインドで独自発展を遂げた魔術体系。
 サンスクリット語の聖言を用いて魔術を行使する。

【宝具】
『火に消える吉祥(アシヴァー・ラック)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:10-40 最大補足:500人
 炎の結界。建築物への延焼の呪句の付与。
 既存の建築物を起点を中心として結界化し、
 時限式・或いは任意のタイミングで全体を発火・炎上させる。

『神鳴る剛腕、咲き誇る美脚(ヴァジュラサム・プシュパマヨー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人
 ドゥルヨーダナの肉体。金剛杵(ヴァジュラ)の集積である上半身と、女神が花から作った下半身。
 上半身への攻撃に限り、どれだけダメージを受けても死亡せず、HPが0を下回っても戦闘可能。
 また下半身はCランク相当の魅了の効果を持ち、その生足を見た対象を誘惑する。
 太腿に傷を負うことで宝具は停止し、それまで累積したダメージが一気にドゥルヨーダナを襲うこととなる。

『王の悪友(カウラヴァ)』
ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1-99 最大補足:1000人
 ──かつて全地を支配した帝王に付き従った、幾千万の英霊群を独立サーヴァントとして召喚する。
 ドゥルヨーダナの弟であるドゥシャーサナなど百人の王子達、幻術と賭博の達人である叔父のシャクニや、
 アルジュナ抹殺を誓った誓約隊(サンシャプタカ)、クリシュナの配下である戦士団(シュレーニー)、
 ドローナの息子アシュヴァッターマン、更に最も親しい盟友であったカルナなどは、
 ほとんど魔力消費無しに呼び掛けに応え現界する。
 その他ドゥルヨーダナとの関係の親疎や実力に応じて魔力を消費し、英霊達は召喚されるが、
 武芸の師ドローナやクリパ、大叔父ビーシュマなどは、それなり以上に魔力を積まないと現界しない。
 大王国を治めた王の結んだ友情や、君臣の関係、俸禄、同盟などあらゆる絆が宝具として昇華されたもの。

【Weapon】
『鎚矛』
 黄金の棍棒。ドゥルヨーダナはクリシュナの兄バララーマに師事した棍棒戦の達人であり、
 純粋な技量ではパーンダヴァの次兄、怪力のビーマに勝っていた。

【特記事項】
 マハーバーラタにおける諸悪の根源。パーンドゥ五兄弟と対立し、バーラタ戦争を引き起こした。
 盲目の王ドリタラーシトラとガーンダーリーの間に生まれたカウラヴァ百王子の筆頭であり、
 様々な凶兆から、生まれながらに王国を滅ぼす不吉の子とされたが、父の愛情からそのまま育てられた。
 長じてのちパーンドゥの息子達である五王子とドゥルヨーダナ達クル王国の百王子は対立を深め、
 ドゥルヨーダナは様々な策謀を弄して五兄弟を害そうとするも失敗、仲裁により王国は二つに分割され、
 一方をパーンダヴァの長兄ユディシティラが、一方をドゥルヨーダナが収めるも相手の繁栄に
 嫉妬し、叔父シャクニの勧めで賭博によってユディシティラの王国を十三年間奪うことに成功する。
 期日が来た後、パーンダヴァ・カウラヴァはそれぞれ諸王・郎党を率いた大戦争に突入するが、
 ドゥルヨーダナ率いるカウラヴァは優れた戦士や友人、弟達を失っていき、軍勢も壊滅する。
 ドゥルヨーダナもビーマに棍棒戦を挑まれ、かつて己がパーンドゥ五兄弟の妻ドラウパディーに
 太腿を見せつけ辱めた応報により、ビーマに禁じ手の下半身への攻撃を受け、大地に沈む。
 しかしドゥルヨーダナは十三年間最高の幸福の内に全世界を統治し、正々堂々と戦いに敗れた自分は
 天国へ昇ることを誇り、逆にパーンダヴァは卑怯を積み重ねて得た王国を治めるが良いと嘲笑った。
 その後アシュヴァッターマンによるパーンダヴァ軍壊滅の報を聞いた瀕死の悪王は満足して絶息し、
 武士・王族(クシャトリヤ)の本分を尽くしたことによって、天界へと昇ったことが示唆される。

マハーバーラタのすべての悪の権化……なのだが、どうにも憎めない。悪党なんだけども。
パーンダヴァが絡まない限り超名君なのだが、五兄弟に助けられて恥辱の余り自殺を計ったり、
女装したアルジュナに散々に軍を蹴散らされたり等々、パーンダヴァが絡むと途端に小悪党と化す困り者。
色々権謀術数を重ねた割には、いざ戦争が始まると正々堂々負けて行ったというよくわからない子。
というかぶっちゃけ呼ぶのはカルナ一人で良い。「悪魔にも友情はあるんだーっ!」

  • 最終更新:2012-06-15 21:11:38

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