トリスタン

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【元ネタ】ウェールズ伝承、トリスタンとイズー(アーサー王物語)
【CLASS】アーチャー
 【マスター】遠坂凛
  【真名】トリスタン
  【性別】男
  【身長】178cm
  【体重】75kg
  【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具B+

【能力】
単独行動:B 
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

対魔力:C 
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【保有S】
妖精の恋人:C+
 生まれながらの詩情、霊感。芸術の妖精の愛を得たとも見紛う詩歌の才。ケルトでは詩は
 魂の顕在であり、魔術と同じくその歌詩には神秘が宿る。アーチャーのそれは、呪歌を専門
 とするバルド(吟遊詩人)とは異なり天与の才能から成る。

武器改造:C
 熟練の工芸技術・手先の器用さ、無駄無しの弓フェイルノウトを発明した手管。手持ちの
 武器を戦術状況に応じて最適の形態に改造する。状況に応じて愛弓フェイルノウトを中距離用
 の連射対応の短弓から超長距離の狙撃用長弓にまで即座に改造する。

愛の呪縛:B
 驚異的な回復力、毒や呪詛への強固な耐性。致命傷、それが例え不治の呪詛を帯びた傷であろ
 うとも時間を置けば必ず回復する。治癒の呪術に長けた黄金の髪のイズーと白い手のイズーの
 愛とともに得た祝福(呪い)

偽装:D
 変装・擬態の技術。容姿を変えサーヴァントとしての気配を隠蔽して行動できる。ただし、勘
 の鋭い者には即座に見破られる可能性があり、また自らが攻撃態勢に移ると偽装能力は即座に
 解除されてしまう。

【宝具】
我が弓射より逃れるすべは無し(フェイルノウト)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:5-60 最大補足:1~10
 無駄なしの弓、トリスタンがイズーと共にマルク王の手より逃れ、モロアの森に落ち延びたおり
 に自ら製作したといわれる、人間でも獣でも狙った場所に必ず当たるという百発百中の弓。
 幾重にもルーンによる魔術刻印が施された弓で、特に握の部分に眼のような渦巻状のルーンが刻
 まれており、アーチャーの意志によってエーテルの眼を形成する。この眼に人や物体を写すこと
 でターゲットを記憶させる事が出来、それによりこの弓より放たれた矢はその者がどこへ逃走し
 ようとも追跡し続ける効能を帯びる。ただし宝具の有効圏内から離脱されたり、矢を叩き落され
 たりした場合はその効果はたちどころに失われる。

擁き交はりし蔦は、愛の追憶(スランバーオブモロア)
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10-50 最大補足:100人
 トリスタンとイズーが非業の死を遂げた後、トリスタンの墓より茨が茂り、御堂の屋根を越えて
 イズーの墓に伸びていき、その墓石を覆ったという故事から成る宝具。茨は三度その蔓を切られ
 たが、それでもなお伸び続けイズーの墓を覆ったという。それを聞いたマルク王はその枝を断ち
 きることを禁じた。アーチャーの体から同心円状に伸びる茨の結界で侵入者を自動的に探知して
 絡みつく。茨に捉えられた者の対魔力がDランク以下である場合は無条件で、Cランクでも条件次
 第では昏睡状態に陥ってしまう。なおこの茨はアーチャーの「眼」でもあり、範囲内全ての事象
 をその視界に捉える。これにより真の意味でフェイルノウトより逃れるものはいなくなる。

無別の慈悲(クレタナ=コールタン)
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1-2 最大補足:1人
 アイルランドに害を成した竜を討った大英雄トリスタンの愛剣。その刃はいかなる防壁・結界を
 も透過して標的の急所=心臓のみを穿つ能力を持つ。強靭な鱗で覆われ一切刃を通さなかった竜
 に対し、トリスタンは最後の手段として口の中へ剣を突き入れ、心臓を二つに裂いたという。
 騎士モルオルトと決闘し、その頭蓋を砕いた折に切先が欠けて食い込んでしまった為に切先が欠
 けており、人を傷つけるための切先が無いがゆえに転じて慈悲の象徴とされた。後にカール大帝
 の手に渡り、デーン人の勇士ホルゲルに授けられる。しかしその本来の姿は慈悲の一撃、つまり
 苦痛なき死をもたらす鋭き刃を持つ魔剣である。


【特記事項】
ローヌア王リヴァランの息子にしてコーンウォール王マルケの甥、その名は悲しみの子を意味する。
父母の死後、継母に所領から追放されてフランス宮廷に逃れて養育される。その後、叔父のコーン
ウォール王マルケを頼り騎士として仕える。騎士モルオルトを一騎打ちで破るも、武器に塗られた
毒により瀕死の重傷を負い、皮肉にもモルオルトの血縁者アイルランドの王女イズーに助けられる。
後にマルケ王の為にイズーを花嫁として迎え入れる為にアイルランドへ赴き、国に害成す竜を倒し
て認められる。だが祖国への帰還の折りに惚れ薬を飲みイズーと愛し合ってしまい、これが叔父と
の長きに渡る対立の原因となる。王との諍いが解けたあとブルターニュで白い手のイズーという
乙女と結ばれるが、戦いで瀕死の重傷を負い王妃イズーの治療を受けるべく援助を乞う。
が、しかしイズーの船が嵐に会い、結局間に合わずに死を迎える。イズーは悲しみのあまりその場
で果てたという。後にアーサー王物語に組み込まれ、トリスタンは円卓の騎士の一人に数えられて
ランスロットと並ぶ武勇を誇る騎士とされた。

【特記妄想】
セイバーの舎弟の一人、愛に生きる男。ただ放浪癖があり、自分探しの旅に出たきり円卓には戻らなかった。

  • 最終更新:2018-03-23 09:16:55

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