デモクリトス
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】デモクリトス
【性別】男性
【身長・体重】171cm・50kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運A+ 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:-
錬金術の達人……であるのだが、
ナノレベルの道具作成を可能にする宝具(技術)に昇華され失われている。
やろうと思えば普通サイズの道具作成も依然可能らしいが、
原子技術に夢中な為やろうとしない。
【固有スキル】
楽観主義:A
物事を楽観的に理解しようとする姿勢。
現実を肯定的に受け止めることができるため、高いストレス耐性を持つ。
状況復帰力が高く、諦めを知らない傾向もあるとされる。
ただし、高過ぎると躁を伴う。
外科手術:B
高度な解剖学の知見を有し、
魔術に依らずともマスターの治療が可能。
錬金術:A
オスタネスの高弟の一人。
エジプトで賢者の石の概念が発明される以前の錬金術を習得。
それは現代のアトラス院に残る錬金術以上に技術的、数理的傾向が強いもの。
彼の場合はその理論を原子論に依拠する。
【宝具】
『神は極微にやどる(アトミック・テクノロジー)』
ランク:C 種別:対物宝具 レンジ:1 最大捕捉:一人
ナノレベルの道具作成。
生前到達できなかった理論上の領域に踏み込む、
現代文明あってこその魔法級の超精密錬金術。
宝具としては魔術的ナノテクノロジーを可能にする"技術"であり、
不当と言えるまでにランクが低いが、
実際は霊子ナノマシンや3次元フォトニック結晶による霊子演算器すら製作可能な、
神代のそれに引けをとらない超技術の部類に入る。
【Weapon】
『アトモン』
レウキッポスが発案し、デモクリトスが理論を完成させた理論上の物質の最小単位。
元々は「不可分なもの」という意味。英語のアトムの語源。
彼らの原子論は原子の大小・配列によって認識世界の全てを説明した点で、
要素論(四大元素)を脱していないヴァイシェーシカ学派やニヤーヤ学派の原子論より
近代物理学に近いといえる。
アトモスとも。
『電子顕微鏡』
買った。
【解説】
笑う哲学者、アブデラのデモクリトス。
ガリレオより2000年近く過去の人物でありながら近代科学の父と称される原子論の提唱者。
クセルクセスに便宜を図って富を得た父の遺産を受け継ぐも、
バビロン、エジプト、インド、エチオピアと聖賢おなじみの土地を旅して学び、
素寒貧になって兄に扶養される。
半伝説的なマギ、オスタネスの弟子だったと言われ、
また一説にはアナクサゴラスの弟子でもあった。医聖ヒポクラテスはおそらく友人である。
思想的にはギリシャ哲学における唯物論の完成者として機械論を突き詰め、
後のイデア論者プラトンから敵視された。
彼は認識論、因果論の他にも数学、幾何学の先駆的研究者であり、
倫理学、美学、生物学その他万学に精通していた。現存する断片は殆どが倫理関連のものである。
ピタゴラスやその学派には心を寄せていたようだ。
パルメニデスからは変化の否定以外のほぼ全ての教えを取り入れた。
アナクシマンドロスの無限論とアナクサゴラスの多元論を継いだ原子論派は、
古代において既に平凡原理に近い"世界は複数存在する"という認識をもっていたが、
これは異星認識というより多元宇宙論に近いだろう。
後世、彼の名を騙った錬金術師や偽作等により秘術的側面が誇張され、
この"彼"を偽デモクリトスと呼ぶ。
某第六世代型量子コンピュータに独力で辿り着きそうな人。
たぶん本物の三重ヘルメスさんとかは文明とか関係なしに微視レベルの道具作成をする。
- 最終更新:2017-05-28 22:54:09