デオン・ド・ボーモン

14-763 スキル・宝具未登録

【元ネタ】史実・近世フランス史
【CLASS】アサシン
【マスター】バゼットあたり?
【真名】シュヴァリエ・デオン/リア・ド・ボーモン
【性別】男性/女性
【身長】170cm
【体重】59kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷B 魔力E 幸運C 宝具D
【能力】
 気配遮断:A-(B)
 サーヴァントとしての気配を完全に絶つ。
 複合的に要因により実体化をしていてさえサーヴァントとして認識させない事が可能。
 ただし実体化時は判定次第では判別され、攻撃時には気配遮断は完全に解除される。

【保有S】
 見切り:A
 敵の攻撃に対する学習能力。
 相手が同ランク以上の『宗和の心得』を持たない限り、同じ敵の同じ技は完全に見切ることが出来る。
 但し、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。

 透化:B
 精神面への干渉を無効化する精神防御。
 スパイとしての気配遮断と共に武芸者の無想の域としての気配遮断を行うことができる。

 魅了:D
 余りの美しさに性別が不明とされた程の美貌。
 異性・同性を問わず惹きつけ、強烈な恋愛感情を懐く。
 相手の心理状態や感情によっては抵抗できる。

【宝具】
『麗しき騎士は剣を扇に変え持つ(ローブ・デ・ローズ・ベルタン)』
 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 生涯の大半を女性として過ごしたデオンの人生の具現化。
 ドレスと扇で一対の宝具。
 ドレスは軍服に変化する事が可能でその変化により性別を切り替えることが出来る。
 軍服着用時は『騎乗:C』が追加され、ドレス着用時は気配遮断を1ランクアップする。
 また扇はサーベルに変化可能であり奇襲成功時にクリティカル値を増幅する。
 宝具の形状がドレスと扇なのはマリー・アントワネット王女より贔屓にしているローズ・ベルタン嬢デザインのドレスを送られた事が起因。
 マリー・アントワネット王女はその際に「剣の代わりに、扇子を持たせることにします、そうすれば、一層女の騎士らしくなりましょう。」と命じた。
 
【Weapon】
『無銘・サーベル』
 騎兵用の量産型サーベル。
 特殊な効果などはないが宝具に昇華されている為耐久度だけは非常に高くなっている。

『ドラグーン・マスケット』
 竜騎兵用の小型のマスケット銃。

【解説】
本名はシャルル・ジュヌヴィエーヴ・ルイ・オーギュスト・アンドレ・ティモテ・エオン・ド・ボーモン 。
18世紀フランスの人物でルイ15世の私的スパイ機関『ル・セクレ・デュ・ロワ』に在籍していた。
外交官・スパイ・兵士・果てはフリーメーソン会員など多くの顔を持つ。
フェンシングの達人でもあり文武両道に優れた人物。
彼は生涯の49年は男、後、33年は女とみなされ、性別不明な不可解な人物とされていた。
小柄で美しかったデオンは母親によって8歳まで女の子として育てられ世間からもそう思われていた。
成長した後も時々女装をして宮廷の舞踏会に参加をしていた。
そして更にその美貌による女装は外交官としての仕事の際も遺憾なく発揮された。
マドモワゼル・リア・ド・ボーモンと名乗りロシアやイギリスとの外交に大いに貢献した。
帰国後フェンシングの腕を買われ竜騎兵連隊長にまでなった。
しかし帰国後は常に竜騎兵の服装をしていたというのに、彼は本当は女性ではないかという噂が絶えなかった。
ついにはロンドン証券取引所にて彼の性別について賭けの寄り合いが始まった。
ルイ15世が死去しルイ16世と世代交代した時、数々の機密知るデオンは疎まれるようになってきた。
そんなデオンを失脚させる為、ルイ16世はデオンに自分が正式に女性であると宣言させた。
デオンを女性と信じきっていたマリー・アントワネットにドレスと扇子を贈られ男性服を完全に放棄し、永久に女性となる儀式が行なれた。
その後デオンは隠遁生活を送るようになりフェンシングの傷が元となって死亡した、享年83歳。
遺体は解剖され、解剖学上的には男子であることが明らかになった。
だが、別の医者の意見では肉体は異常に丸味をおび髭もなく胸はどう見ても男の胸ではなく、手脚にも毛が生えていなかったとされる。
フランスの人名辞典では、男の部と女の部の両方に名前が載っている。

【特記事項】
マンガやアニメにもなった「シュヴァリエ 〜Le Chevalier D'Eon〜」の主人公にして実在の人物。
女装の騎士として有名だがその実力はヨーロッパ最高の剣士とも呼ばれるほど。
60近い年齢の時、当時天才剣士と称されていたサン・ジョルジュをフェンシングでスカート姿のハンデを背負って勝ってる。
また68歳で重症を負うまでは一切刀剣による傷を負うことはなかった。
男性としての真名がシュヴァリエ・デオン、女性での真名がリア・ド・ボーモンとなる。

近世の人物な為ステータスは流石に高くは出来なかったけど敏捷Bくらいはあげてもいいよね?
68歳までフェンシングでは負け無しどころか傷すら負った事がないって本田忠勝並だよねー。
通常時は男性姿にて騎乗+銃による射撃で撹乱し、ここぞという時は女性姿で接近&奇襲を行う。



【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】シャルロット・デオン・ド・ボーモン(リア・ド・ボーモン)
【性別】女性
【身長・体重】167cm・50kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力E 幸運A 宝具D
【クラス別スキル】
騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
 セイバークラスが持つ大麻力としては著しく低いランクである。

【固有スキル】
見切り:A
 敵の攻撃に対する学習能力。
 相手が同ランク以上の『宗和の心得』を持たない限り、同じ敵の同じ技は完全に見切ることが出来る。
 但し、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。

決闘場の華:A
 『エオンの騎士』が背負う最強の剣士という称号。
 セイバーと対象が1対1で戦う場合セイバーの全ステータスを1ランクアップさせるほか、
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する効果もある。

魅了:C
 異性・同性を問わず惹きつける見目の美しさ。
 セイバーと対峙した人物は彼女に対し、強烈な恋愛感情を懐く。
 相手の心理状態や感情によっては抵抗できる。

【宝具】
『麗しき華は咲けども朽ちず(シュヴァリエ・デオン)』
ランク:D 種別:結界宝具 レンジ:1-20 最大捕捉:2
 剣を用いた決闘において勝ち続け、老齢に至っても目を患うまでは
 一度の手傷を受けずに相手を圧倒した彼女の、最強の武勇を再現する舞台装置。
 セイバーが戦闘態勢に入ると同時に展開される結界である。
 「その活躍の場は決闘場」であったことから、この結界はセイバーと対戦相手1名以外の、
 決闘において邪魔となるあらゆる要素を一時的に排除する。
 決闘場の手配だけに絞り込んだだけあって効果は抜群であり、対軍級以上の火力、性能を誇る宝具は
 「決闘には不釣り合い」であることから真名開放を封印されるほど。
 如何なる武具を扱う者であれ、彼女が尋常に戦おうとする限り誇り高き決闘者であることを強いられる。

【Weapon】
「無銘・レイピア」

【解説】
 1728年、フランスのブルゴーニュ地方、ディジョン北西の街トンネールで生まれる。
 世間で知れ渡られた本名はシャルル・ジュヌヴィエーヴ・ルイ・オーギュスト・アンドレ・ティモテ・エオン・ド・ボーモン。
 本来は女性なのだが、ルイ15世に仕える為本名のシャルロットをもじり、シャルルと名乗っていた。
 しかし女装という建前でドレスを常に着込み、その麗しさを周囲に振りまいた。
 フェンシングに熟達しており若い頃から剣術師範を大勢打ちのめし、
 老齢期でも当時ロンドン最強の騎士、サン・ジョルジュを一方的に決闘で打ち負かすほどであった。

【コメント】
 男だと散々証明されていてもなお、多くの人から女性だったのではと疑われている人物。
 ならばいっそと型月世界観的な感じでTS化した。正史の解説は先人の方のものを参照してください。
 そう考えると、デオンを嫌っていたルイ16世の見方もまた変わるのではないだろうか。そんな感じの妄想。
 聖杯戦争なのに決闘しにきた騎士道()サーヴァント。ただし戦場は決闘場だ。
 宝具とスキルの相性が良く、強豪相手にも充分戦える性能を持つ。
 しかしセイバーとしては火力不足で、相手が強力な対人宝具か対界宝具を持ち出してきたら負ける。
 前者はともかく、後者は戦闘の前提を決闘から戦争に戻してしまうためである。つまりデオンは死ぬ。

  • 最終更新:2017-04-20 22:37:11

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