チャールズ・M・ハットフィールド

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】チャールズ・M・ハットフィールド
【性別】男性
【身長・体重】180cm・84kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運A 宝具D
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 小規模な”工房”の形成が可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 宝具『乞雨煙塵(ハットフィーリング・マジックスモッグ)』を作成可能。

【保有スキル】
雨乞い:A
 伝承の紆余曲折によって魔術と化したれっきとした科学技術。
 ハットフィールド自身に雨乞い師としての属性が強く貼り付いてしまったため、
 魔術としてかなりの高ランクに収まってしまった。

【宝具】
『秘伝の降雨:雨ぞ降らん(ハットフィールド・ザ・レインメーカー)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 資料が一切残されず、詳細な方法が永久に封印された降雨法の神秘。
 宝具『乞雨煙塵(ハットフィーリング・マジックスモッグ)』を地上6m以上の高所から散布することで、
 魔力で構成された雨雲を発生させ、雨を降らせる。
 雨雲はそれ自体が魔力で編まれており、術者の魔力や意思に関係なく長期間維持可能。
 逆に雨雲の強制解除には雨雲展開以上の魔力を要する。
 伝承が不鮮明とはいえ、勝手に魔術に昇華されたことはハットフィールド曰く「不本意」とのこと。

【Weapon】
『乞雨煙塵(ハットフィーリング・マジックスモッグ)』
 ハットフィールド秘伝の製法で調合された薬品の宝具。
 基本的にこの宝具は現地で調達した薬品などを調合して精製されるが、
 “製法の模倣”も、“宝具の担い手”たるハットフィールド以外の者が行使することも不可能。
 ただしハットフィールド以上の技能を持つ“魔術師”はその限りではない。

【解説】
 レインメーカーの名で知られた気象学者チャールズ・マロリー・ハットフィールド。
 実家はミシン販売業で、西部開拓時代後期に家族でサンディエゴに移住して農家に転身するがすぐ廃業。
 農業が天候に左右される職業であり、さらに当時のサンディエゴでは干ばつがひどかったのもそこに追い打ちを掛けた。
 子供ながらにハットフィールドは「雨を自由に降らせられれば」と思うようになり、独学で降雨法についての研究を始める。
 「大砲を撃った後には雨が降る」という幼少期に本で読んだ知識をもとに4年間降雨法について研究し、そしてそれを生業とするようになった。
 成功すれば報酬を受け取り、失敗すれば受け取らないというギャンブル性の高い触れ込みであったが、成功率は高かった。
 だが当時の気象学者や役人にとって彼の八面六臂の活躍は面白くはなく、一たび失敗すれば徹底的に叩かれ、
 一時ハットフィールドは失踪するまでに至ってしまった。
 だが1915年にサンディエゴはダムが渇き切るほどの大干ばつに見舞われ、民衆からはハットフィールドを雇えという声が高まる。
 重い腰を上げたサンディエゴは、ハットフィールドと降雨に成功すれば1万ドルと言う破格の契約を結び、それは“成功”
 だが、降り始めた雨は1ヶ月経っても止まず、逆にダムが決壊して街が大洪水に見舞われるという事態にまで発展。
 ハットフィールドは逆に「洪水はお前のせいだ」とする役人らによって訴えられ、無罪判決を受ける。
 損害賠償からは逃れられたものの、自身の技術の全否定を受けた彼は降雨法を封印。
 1958年、自身の技術を一切後世に伝えることなく、83歳の生涯をとじた。

  • 最終更新:2016-06-16 23:36:02

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