ジョゼフ=イニャス・ギヨタン

【元ネタ】史実、都市伝説
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ジョゼフ=イニャス・ギヨタン
【性別】男性
【身長・体重】
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
道具作成:B
 魔力を帯びた処刑器具を作成するスキル。

陣地作成:E
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 ”処刑台”の形成が可能。

【固有スキル】
無辜の怪物:E
 ギロチンの親。
 誤解から生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
 能力・姿が変貌してしまう。
 ちなみに、この装備(スキル)は外せない。

医術:E
 18世紀の医学。専門は内科。

【宝具】
『平等にして人道にもとらぬ断頭台(ボワ・ド・ジュスティス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50
 「ギロチン」の名前の由来となった逸話の具現。ギロチンの刃を虚空から幾つも召喚する。
 召喚された刃は重力以外の物理干渉を受けず、自由落下しか出来ないものの、
 その軌道上にある物質・霊体・宝具などあらゆるものを平等に切り裂く。
 これによる斬撃は全くの無痛で、対象は斬られた事にすら気付けない。
 また、「自身が開発したギロチンによって処刑された」逸話の影響か、
 召喚したギロチン刃を自分の首部に引き寄せることもできる。
 ギロチン刃の軌道を操作する唯一の手段だが、乱用すれば自身の首が危うい。

【固有スキル】
18世紀フランスの医学博士。後に政治家となり、医療福祉に尽力した。
人道主義者で死刑廃止論者でもあり、
八つ裂きなど当時の残酷な死刑を問題視していた。
当時、斬首は貴族階級にのみ行なわれる最上位の処刑方法で、
裕福な罪人でなければ腕の良い処刑人を雇う事が出来なかったのである。
1789年フランス革命勃発時、パリ議員となっていた彼は、
より平等かつ苦痛を伴わなず人道的な処刑方法として
機械を使用した斬首刑を議会に提案した。
機械の開発は時のムッシュ・ド・パリであったシャルル=アンリ・サンソンと、
外科医アントワーヌ・ルイによって行なわれた。
彼はこの器具による処刑が死刑の完全廃止に向けた一歩でとなることに期待し、
導入に尽力。その人道性と平等性を強く宣伝した。
その結果、処刑器具には「ギヨティーヌ(ギヨタンの息子)」という通り名が付いた。
彼の親戚は不名誉であると処刑器具の名前変更を求めたが既に広く浸透しており、
やむなく改姓するに至った。どうしてこうなった。
「ギロチンの開発者」「自分の開発したギロチンによって最期を遂げた」など、
現在では誤解による都市伝説が多数生まれているが、
前述の通り実際にはただの発案者で開発には携わっておらず、
死因は肩にできた腫瘍で、市民からは最期まで尊敬されていた名士であった。

シャルル=アンリ・サンソンは散々既出のようのでギヨタン博士with都市伝説。
人道を重んじて作らせたはずの処刑器具が、市民の道徳心の高まりとともに
残酷で野蛮な時代の象徴にされてしまった彼の心境やいかに。
……むしろ彼が作りたかったのはそういう社会だったのかもしれないが。

  • 最終更新:2013-02-13 00:06:15

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