シャクニ

【元ネタ】『マハーバーラタ』
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】シャクニ
【性別】男性
【身長・体重】164cm・40kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別能力】
気配遮断:D
 サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。
 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。
 幻術を併用した場合はこの限りではない。

【保有スキル】
計略:A+
 物事を思い通りに運ぶための才能。状況操作能力。
 戦闘のイニシアティブ判定において常に有利な補正を得る。

イカサマ:A+++
 賭博におけるインチキの技術的力量を示す。
 幻術と骨賽を併用したギャンブル力。
 このランクになると、もはや因果レベルで賭けの勝利が確定しているという。

神性:C
 カリ・ユガ、または末神カリの化身とされるドゥルヨーダナと同じく、
 彼もまた擬人したドヴァーパラ・ユガとされる。

幻術:B
 マントラ魔術による"まやかし"の術。

【宝具】
『遊戯よ、富を毟れ(ダイスゲーム・クルクシェートラ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:10~20 最大捕捉:30人
 骨賽・サウバラを用いた魔賭場の開帳。
 結界内に立ち入った者をサイコロ賭博の参加者と見做し“賭け”のルールを押し付ける。
 参加者がそのまま内部にいる限り、一ターンごとに何かしらを奪われ続ける。
 始めは微量な魔力程度のものが「徴収」の対象だが
 内部いる時間に応じて収奪規模はインフレしていき、
 次第に大魔力や令呪などが、果ては宝具やマスター権すら奪われる。

 "賭場の結界"なのに賭けをしなくても効果が発動するが、これは因果レベルでシャクニの勝ちが
 決定しているために「賭けの描写自体を省略してもかまわない」からである。
 その結果として、"略奪の結界"になっている。
 国や妻すら平然と賭けられたサイコロ賭博の具現にして大賭博場の再現結界。

【Weapon】
『骨賽サウバラ』
 常にシャクニの望んだ目を出す魔法のサイコロ。
 抗いがたい魅力を放つと同時に禍々しい魔力を一片も漏らさぬ一級品。
 獄死した父王の骨より作られた。

『黄金の槍』
 サハデーヴァと戦った際に使った得物。
 息子ウルカを殺された怒りのまま彼に襲いかかったものの、首を撥ねられて殺された。

【解説】
 スバラの子。ガンダーラの王。賭博王。
 一説にマハーバーラタの黒幕とされる賭博と幻術の達人。
 かつてガーンダーリーは占星術師の助言によって厄祓いのためヤギと結婚させられていたのだが、
 それを知ったドリタラーシュトラは怒ってガーンダーリーの家族を牢獄へ送った。
 そこでの暮らしは一日一粒の米しか与えられない極限のものだったが、
 全員死ぬよりはマシだろうと一家で百人兄弟の末っ子に米を集めたのでその子は生き残った。
 ガンダーラ王スバラは、息を引き取る間際にドリタラーシュトラを呼んで、
 牢で命を保っている末子の保護者になることを同意させた。
 生き残った男の子、それがシャクニである。
 後にシャクニは父の大腿骨(あるいは脊髄)よりサイコロを作り、甥っ子のドゥルヨーダナに近づいた。
 そしてそれが大戦争の引き金になると知りながらパーンダヴァ対カウラヴァの賭博を企み、
 パーンダヴァの勝利を悟りながらカウラヴァ陣営で戦い、
 最終的にクルクシェートラの戦場で五王子の末子サハデーヴァに殺された。

 ガーンダーリーの弟で、姉と同じくシヴァ信者。
 ドゥルヨーダナの師であり助言者。燃える宮殿を筆頭とする多くの企みがシャクニの発案である。
 クリシュナに次ぐ謀略家であり、自身の弱さも相まって目立たないが、厄介さはピカイチ。
 たとえ天地がひっくり返ろうと彼と賭けをしてはならない。


  • 最終更新:2014-03-10 22:04:08

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