ケン・アンロク

【元ネタ】史実、伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ケン・アンロク
【性別】男性
【身長・体重】176cm・60kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C+ 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
気配遮断:C
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を断てば発見する事は難しい。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 破壊神シヴァの息子、あるいは化身と伝えられている。

神々の加護:A
 破壊神シヴァによる加護。
 危機に瀕した際に直接的な支援行使が頻繁に行われる。

魔力放出(光):B
 武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、
 瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
 アサシンは光を放ったと伝説に記されており、飛ぶ斬撃として魔力を放つことも可能。

革命:B
 時の最大の陣営を崩壊させ、その権威を握る英雄の宿命。
 「下克上」とは似て非なるスキル。

錬金術:C
 正確には西洋錬金術とも中華錬丹術とも異なる魔術体系。

【宝具】
『破滅招く因果の剣(クリス・ラージャサ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 僧侶ムプ・ガンドリンによって鍛えられた、聖なる呪いの短剣。
 所有者に勝利を与える聖剣であり、暗殺者の宝具として顕現しているこの場合、
 アサシンにAランクの「気配遮断」を与え、更に攻撃時の「気配遮断」ランク低下を防ぐが、
 この短剣の作成過程故に、聖性は不完全である上、ムプによって
 “応報”の呪いがかけられており、この呪いの範疇にはアサシンのマスターまで含まれる。
 発動してしまえば、所有者の幸運を一切無視して、確実な破滅を招く禁断の宝具。

『解き放たれし因果(クリス・ナガ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大補捉:300人
 呪いの短剣が殺戮の因果の末、海に捨てられ竜になったという伝説の具現。
 アサシンが『破滅招く因果の剣』の所有権を放棄することで
 短剣は竜種へと変化し、その戦闘力は対軍規模の破壊を齎すが、
 アサシンはこの竜を制御・使役することは出来ない。
 短剣が竜種へと変化した後は、“応報”の呪いも解除される。
 
【解説】
シンガサリ王国を創始したインドネシア・ジャワ島の破滅王。生年不明。1227年没。
歴史書『パララトン』によると、ケンは農夫の娘から生まれた時に体から光を放っていたとされ、
破壊神シヴァの化身か、あるいは息子だと伝えられた。
ケンは若い頃から略奪行為を働く盗賊者であったが、神々の庇護を受けているかの様な幸運で
一度として捕まったことはなかった。
ケンはある僧侶の養子となり、養父の助力を受けてトゥマペル領主トゥングル・アメトゥンに使えたが、
トゥングルを殺して自らが領主になろうと企み、僧侶にして当代随一の刀鍛冶ムプ・ガンドリンに
短剣(クリス)を作る様に依頼した。
しかし製作期間の長さに痺れを切らしたケンは未完成の短剣を奪い、それによってムプを殺害した。
ムプは死の間際に呪詛をかけ、以後この短剣には死の宿命が纏わることになる。
ケンは友人をも利用してトゥングルを殺害し、トゥングルの妻を娶って目論見通り領主となり、
今度はクディリ王国に目をつけて機を伺った。
1222年、クディリ王国ではクルタジャヤ王と僧侶達が対立し、僧侶はケンの元に身を寄せ、
それを知ったクルタジャヤ王は軍を率いてトゥマペルに攻め込んだが、
鍛えられたケンの軍に返り討ちにされ、クディリ王国はトゥマペルに併合され、
ここにシンガサリ王国が建てられ、ケンはラージャサ王と名乗った。
ケンは王として有能であり、その治世は平穏であったが、王子の一人にしてトゥングルの忘れ形見の
アヌサパティに、例の短剣を用いて暗殺されてしまい、アヌサパティは次代の王となった。
このアヌサパティも、ケンの息子であるトージャヤに例の短剣で殺害されてしまい、
トージャヤは王となったが、トージャヤもまたアヌサパティの子ランガウニの一団に殺された。
この呪いの宿命を断つ為に、最終的に短剣は海に捨てられ、竜になったと伝説に残されている。
尚、ケンはトゥングル・アメトゥンの私生児であったという説もあり、だとするならば、
父を暗殺した悪逆の王ということになる。

【コメント】
筋力C+は魔力放出効果。
もしこいつを召喚したら、自爆覚悟でない限り、絶対に宝具使わせちゃダメだね。
領主になろうとした理由は、トゥングルの妻に惚れたからという説もあるらしい。
適正クラスはセイバーとアサシンだが、錬金術(?)も使えたらしいのでキャスターもいけるか。



【元ネタ】パララトン(ジャワ東部の諸王の伝記、歴史書)
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ケン・アンロク
【性別】男性
【身長・体重】180cm・75kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運A+ 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:B
 サーヴァントとしての気配を絶つ。
 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【固有スキル】
神々の加護:A+
 過剰なまでの神々の寵愛。王となるべき者に与えられる加護。
 LCK(幸運)をこのスキルと同値にするほか、同ランク以下の呪いを無効化し、さらに対粛清ACの効果も併せ持つ特殊スキル。
 ただし、ケン・アンロクの地位が上がるにつれて加護は力を失い、スキルランクは下がっていく。
 聖杯戦争の場合、優勝に近づく事(他の参加者が脱落するなど)が加護の失効条件に該当する。

神性:A
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 ヒンドゥー教の三柱の最高神(ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ)の息子にして化身とされる。

魔術:B
 養父の1人から習い覚えた錬金術。
 東洋の錬金術は若返りを目的とし、健全な肉体を得る為に霊薬の精製を重視するもの。
 しかし、ケン・アンロクは文字通りの錬金術、すなわち黄金の精錬を得意とするようだ。

【宝具】
『因果巡る蛟竜の短剣(クリス・シンガサリ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 鍛冶師から奪い、領主を暗殺し、後には彼と彼の子孫の命を奪ったクリス(短剣)。
 殺害した相手の魂にまで切り込み、対象が持つ物品や技術をケン・アンロクに“譲渡”するよう魂に強制する魔剣。
 譲渡の可否はケン・アンロクの主観に基づき、有形の物品、伝承可能な技術、地位由来のスキル、さらに宝具や令呪も含まれる。
 隠された能力として、この宝具が他者の手に渡ると所有権が移り、元の持ち主に破滅をもたらす呪いを帯びている。
 この魔剣は所有者に最初に栄光を与え、後に次の所有者にその栄光を“譲渡”するよう強制するのである。

【解説】
 インドネシア・ジャワ島東部を本拠として栄えたシンガサリ王国の建国者。
 不可視の神と交わった農婦から生まれるが生後すぐに捨てられ、盗賊や賭博師などに養育される。
 若い頃から放埓に振る舞い、各地を放浪しながら悪行の限りを尽くしては逃亡する、という事を繰り返した。
 しかし、神々はそんな彼を寵愛し、逃亡を助け、敵から身を守り、最高位の僧侶に引き合わせて養父とさせた。
 その僧侶の仲介で領主の家臣となったケン・アンロクだが、友人を利用して仕える領主を暗殺し、自らが新たな領主となった。
 さらに、当時の東ジャワを統治していた王国(クディリ朝)が衰退しているとみるや、これを滅ぼしてシンガサリ朝を開いた。
 しかし、ケン・アンロクが王となって5年後、かつて暗殺した領主の息子に暗殺され、その波乱の生涯を閉じる事となる。


  • 最終更新:2014-05-10 22:23:00

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