ケクロプス
【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ケクロプス
【性別】男性
【身長・体重】197cm・116kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:D-
本来の騎乗スキルは持たないが、宝具により戦車を使用可能になっている。
【固有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
非ギリシャ地域の神を原型とすると推測される文化英雄。
陣地作成:A
原初の神官として、犠牲の祭壇を築き上げられる。
彼の理念に沿うものならば、神殿、集会所など、大抵のものは作成可能。
それらは常に神々に捧げられている。
跛行:D
蛇体の下半身を持つ。
しかし敏捷のマイナス要因にはならず、むしろ非人間的挙動を可能にしている。
戦女神の加護:A+
理知を尊ぶ都市原理。
力任せの攻撃や魔力による物理攻撃といった“野蛮”な攻撃のダメージを削減する。
術理・術式、あるいは戦略をわきまえた攻撃のみをそのまま適用させる。
この選択性は防御宝具においても同様に働いている。
【宝具】
『塒巻く有輪神殿(セクロピア)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:8~15 最大捕捉:30人
神馬に牽かれた箱状戦車。
正確には移動神殿であり、内部に閉じ込められている蛇の魔力を開くことで
魔力E以下を石化、魔力B以下を敏捷ランクダウンさせる。
ポセイドンから与えられた『神馬』と、アテナから預けられた『箱』の逸話のミックスが、
エリクトニオスの『戦車』の形に集約された宝具。
箱状の搭乗部は要塞並みの防御力を持つ。
完全に死後成立した宝具ではなく、生前養子の息子から試供された
"戦車のプロトタイプ"が基になっているという。
『栄光の橄欖(ト・クレイノーン・アースティ)』
ランク:A++ 種別:結界宝具 レンジ:30~99 守護対象:1000人
戦女神アテナに贈られた平和と繁栄の象徴、オリーブの枝の大繁茂による結界の形成。
一個人ではなく一国家を脅威から守るための宝具であり、
トロイアのパラディオンと同等の格を持つとされる最高位の都市用防御。
この結界を乗り越えるには、大火力による破壊よりも論理的手法による解除のほうが近道である。
最優の都市国家にのみ許された、秩序性領域。
【Weapon】
『王笏』
【解説】
神話における最初のアッティカの王。
初代王と言われる割に、彼以前の王が複数語られている変なやつ。
数代後に同名の王が現れるため"1世"を冠すべきだが、なぜか周知されていない。
大地から生まれた、蛇の下半身を持つ竜人。
アテナとポセイドンがアテナイの守護神に名乗り出た当時の王。
思慮深い彼は、より相応しい贈り物をくれた方を選ぶと言って二柱を競わせ、
最終的にオリーブをくれたアテナを選んだ。
いかなる伝説においてもアテナイに農耕や読み書きといった文明をもたらした文化英雄とされ、
ゼウスを最高神として彼に祭儀を捧げた最初の人物として記憶される。
また、同じく蛇の下半身を持つエリクトニオスの義父。
守護神決めの際、異説によればポセイドンは塩水の泉ではなく馬を与えたというが、
ケクロプスはそれを使えなかっただろう。
義息子が戦車を発明するのは、彼自身が玉座に登ってからの話であるから。
- 最終更新:2016-02-28 23:42:08