グルスキャップ

【元ネタ】北米神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】グルスキャップ
【性別】男性
【身長・体重】198cm・102kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A+ 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 人間を創造したともされる、文化英雄としての技術力。

【固有スキル】
神性:A
 神霊適性を持つかどうか。神話上の最初の男であり、
 創造神として崇められるグルスキャップの神霊適性は最高クラスと言えるだろう。

魔術:EX
 造物主として振るわれる絶大な権限。
 あらゆるものを超越する、神域にある桁違いの能力。

カリスマ:A
 大軍団を指揮する天性の才能。
 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。

【宝具】
『善の創天(グルスカベ・パナワプスケウィ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 創世権限。“良きもの”の造物主たる創造能力。
 魔力の許す限り、通常の制約を無視して世界を改変できる規格外の力。
 それは神霊レベルの魔術行使を可能にする神の如き力であり、
 即時性には劣るものの、超規模干渉や地形単位での改変、創造を行える。
 しかし彼の持つそれは“良い世界を作るため”という
 善性に限定された権限の為、神話的、概念的に悪性を含む事象は創造不可能。

『慈愛(クロス・クル・ベー)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 全ての支配者にして造物主という位階そのもの。
 “無から来た男”という自身の名が反映された自己の絶対性であり、
 あらゆるものを支配したという伝承に基づく、他の概念に対する“優位性”。
 『死』や『傷』を概念的に超越することによる不死性、蘇生(レイズ)、回復(リカバリー)、
 また風や寒気を筆頭にした諸属性への“優位性”による攻撃の無効化、
 動植物の使役や、他者の『創造』や『干渉』に対する耐性などがそれである。
 事実上、「梟の羽根」や「赤子」といった例外要素でなくば、この概念は破れない。

【Weapon】
『ブーダップ』
 創造神の騎乗する鯨の精霊。でかい。
 海原においては圧倒的存在感を発揮する、創造神専用の海上渡航手段。
 グルースキャップの与えたパイプによって鯨は潮を吹く能力を得たとされる。
 ただしキャスターとして召喚された為、現在は所持していない。

【解説】
 アルゴンキン諸族などの北米神話における最初の人間、創造神。
 アベナキ族では、両性具有の創造神タバルダクの埃から弟とマルサミスと共に生み出され、
 所有者、という意味の名を持つこの至高神より善性の創造の力を与えられた。
 ある神話では生き物のいない世界にふと姿を表して生物を創造し、邪悪な弟マルスムを持つ。
 また大抵の神話ではグレートスピリットに創造された最初の男であり、その部族の創造者である。
 始祖、でないのは、彼が往々にして独身者と見なされるのも要因の一つである。

 アベナキ族やミクマク族、パサマクオディなど複数部族の神話に登場する善神であり、
 “慈悲深い人類の擁護者”という属性を有する、非常に人気の高い神。
 破壊神として人に害為すモノを創造する弟とは対照的に、人のためになる良いものを生み出す役割を負う。
 様々な生き物の創造や、あらゆる諸族の征服、また怪物退治などで活躍した、
 創造神、文化英雄、トリックスター、怪物退治の英雄、という属性を持ったスピリットである。
 基本的に慈愛にあふれた善神ながら、くだらない願いを乞う相手に対しては悪辣な悪戯を返す場合もある。
 曰く、近頃は白人が彼の設定したルールを守らないことに腹を立てているのだという。

 最終的に、彼が何処かへ旅立つことで神話における黄金期は終わった(byアベナキ族)が、
 「彼はいつか帰ってくる」という予言――偉大な英雄には普遍的に見られる帰還信仰は今も息づいている。

  • 最終更新:2011-10-02 15:17:04

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