クレティアン・ド・トロワ

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】クレティアン・ド・トロワ
【性別】男性
【身長・体重】169cm・61kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:D
 魔術師として、自らに有利な陣地を築き上げる。
 彼が作るのは工房ではなく、物語を奏でる“舞台”である。

道具作成:-
 呪歌スキルによる概念付与能力を得た代償に、
 道具作成スキルは失われている。

【固有スキル】
呪歌:B+
 ブリトン人バルズ達より学び取り自己流に発展させた、歌を用いた魔術体系。
 旋律を付けて物語る事で万物の心に働きかけ、心身の強化や概念付与を可能とする。

戦闘続行:C
 詩人の執念。
 それが致命傷でない限り、負傷によって語りを中断される事が無い。

継承の意思:D
 核が破壊され現界不可になった時、自動発動する。
 余剰魔力の範囲内で羊皮紙の束を作り出し、マスターを依代に顕界させ続ける。
 この紙を用いる事でキャスターから『聖杯の物語』執筆を引き継ぐ事ができる。
 ……無論のこと、余程の文才が無ければ効果を持たせるには至らない。

【宝具】
『或いは聖杯の物語(ル・コント・デュ・グラアル)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 聖杯探求ものの隆盛をもたらし、自らは未完に終わったキャスターの遺作。
 ペルスヴァルとゴーヴァンに続く三人目の聖杯探求者を定め、書き進める毎に
 あたかも測定の未来視の如くその人物が聖杯に到達する未来を確定に近付ける。
 中断までにグラアルの正体が描かれなかったこの作品が完結に到る時、
 概念の対決により“聖杯”の性質をも左右し得るという。

【Weapon】
『片手持ちの剣』

【解説】
 十二世紀の韻文物語作家、トロワのクレティアン。本名不詳。
 現存する作品の他は、その出自も人格も殆どが謎とされる。

 ブリテン題材の騎士物語を書いた中世欧州詩人の中でも頂点に位置する人物で、
 『ランスロまたは荷車の騎士』によってアーサーの妃とランスロの不義を、
 『ペルスヴァルまたは聖杯の物語』によって大釜ならぬ聖杯探求というテーマを
 アーサー王伝説群にもたらし、以降の作品に巨大な影響を残した。


  • 最終更新:2015-05-13 21:56:31

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