クルトー

【元ネタ】シートン動物記
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】クルトー
【性別】男性
【身長・体重】123cm・72kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:C
 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。

【固有スキル】
怪力:C
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

矢よけの加護:D
 飛び道具に対する防御。
 狙撃手を視界に納めている限り、弓矢による攻撃を肉眼で捕らえ、対処できる。
 また、あらゆる投擲武器を回避する際に有利な補正がかかる。
 ただし、超遠距離からの直接攻撃は該当せず、広範囲の全体攻撃にも該当しない。

戦闘続行:A+
 往生際が悪い。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。
 活動を不可能にする決定的なダメージを受けた後にも
 最期の一撃を加えるチャンスを得る。

言語理解:C
 野獣でありながら人間の言葉を理解することができる。

動物使役:B
 群れを統率するカリスマ性。
 クルトーに従う動物たちの士気を向上させる。
 Bランクは、群れの長としては十分すぎるランクである。

【宝具】
『狂狼王群(ル・ロワ・ドゥ・ルー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:300人
 狼の王として生きたクルトーの概念の具現。
 自身に付従う獣との間にパスを通し、全ての感覚を共有することによって、
 軍体でありながら、一個の生命体の如く、クルトーの意思の元行動できる。
 付従う獣の数が増えるほどに、個々の力も増してゆき、
 クルトー自身のステータスも比例して上昇する。
 ただし、従えることのできる獣は、犬型の動物に限られ、
 魔獣ランクの獣は、クルトーより下のランクまでしか従えられない。
 現在はクラス能力により狂化している為、周囲の獣たちの意思を抑えつけ、
 強制的にパスを通し、従僕としてしまう。

【解説】
「クルトー」とは「切り尾」の意味である。
途中で断たれた切り株のような尻尾を持つ、巨大で残忍な人喰いオオカミに与えられた名で、人々がパリの城壁に身を潜める中、三年もの間中部フランス一体を支配した。
1430年の冬、飢えにさいなまれたオオカミ達は、水位の下がった船着場と格子の隙間からパリの城内に侵入し、ちょうどノートル・ダム寺院から出てきた聖職者達に襲いかかった。
身を守るすべとてない彼等は全員虐殺され、オオカミ達は城外へ逃げおおせた。
ことここに至って、パリの警備隊を指揮する長ボワスリエが立ち、王シャルル7世から全権を与えられて、クルトー率いるオオカミ群の討伐に乗り出した。
彼はノートル・ダム寺院の広場に餌を撒き、オオカミ達をおびき寄せた後に船着場の隙間を閉じ、高場から弓を射掛けて殲滅する計画を立て、万事をその通りに運んだのである。
オオカミ達は寺院の広場で殺された牛の臭いにひきつけられ、大群をなしてパリへ侵入した。
その中には、もちろん群れの総大将、クルトーもいた。
明くる朝、ノートル・ダム寺院の広場には、何百という灰色の獣ー オオカミ達が群がっていた。
差し込む朝日とともに聖歌隊の讃歌が高らかに歌われ、ボワスリエ隊長の号令一下、高場に陣取った射手達は眼下の獣達へ弓矢の雨を降らせた。
昼頃には、広場は数百のオオカミ達の死骸で埋められたが、クルトー含め数十頭ほどは弓の死角に隠れて無事だったので、ボワスリエは決死隊を繰り出し、白兵戦となった。
兵士の槍の前に彼等は次々に打ち倒され、最後にただ一頭、クルトー大王だけが残った。
ボワスリエはオオカミ王に敢然と一騎打ちを挑み、槍でクルトーを串刺しにする。
それでもなお息のあったクルトーはそのままボワスリエの手元へ迫り、最後の力で相手の咽喉を食い切った。二人の息は同時に絶えた。


  • 最終更新:2012-04-29 12:21:41

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード