ギフレ1世

【元ネタ】史実・伝説
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ギフレ1世
【性別】男性
【身長・体重】196cm・108kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
投擲(投槍):B
 投槍を放つ技能。

無辜の怪物:E
 毛むくじゃら。
 生前の異名が捻じれて伝わり、過去や在り方をねじ曲げられた剛毛の名。
 姿が変貌してしまう。ちなみに、この装備(スキル)は外せない。

勇猛:B
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

【宝具】
『不朽なる枝葉の槍(クルズ・デ・マデラ・デ・ロブレ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
 竜退治の際に助けとなった樫の枝の十字と、竜を刺し貫いた槍が融合した宝具。
 ランサーが心に十字架を思い浮かべ、神に祈りを捧げることで、
 手に持つ槍の穂先は十字を象り、いかなる頑強な守りも貫く聖槍としての能力を発揮する。
 セイバーのクラスとして現界した場合は、聖なる加護は剣に宿る。

『清らかなる血塗れの盾(サニェーラ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人
 四本線の血の意匠が為された金の盾。
 ランサーの勇猛と信仰心を如実に顕したシンボルであり、
 これはカタルーニャの国旗及び国章となり、民草の信仰を受けて聖盾として昇華された。
 物理・魔術を問わず堅固な防御力を有し、侵略者の攻撃に対しては特に効力を発揮する。
 
【weapon】
『無銘・剣』
 竜退治の際に手にしていた剣。

【解説】
9世紀後半のバルセロナ伯。バルセロナ伯爵家の始祖。840年生誕。897年没。在位878年-897年。
カタルーニャ暗黒時代の中で傑出した才覚を発揮し、独立国家カタルーニャの創設者と見なされた英雄。
当時フランク王国の広大な領土は300州に分けられ、それぞれの州に伯を置いて統治させていた。
ギフレはこの中の一人の伯だったが、10年あまりで周囲の地方の支配権を握り、
実質的な全カタルーニャの君主となり、これが後のカタルーニャ国の基礎となったと言われる。
しかしギフレ本人は王を名乗る様なことはせず、フランク王家には忠実に仕えたという。
897年にイスラム教徒との戦いで負傷し、戦死するが、4人の息子に領地を分け与える遺言を残した。

信仰心の厚い勇敢な戦士として伝説に語られ、あるノルマン人(サラセン人とも)との戦いでは、
ギフレは獅子奮迅の活躍をしたが、重症を負ってしまい、テントで臥すことになった。
ギフレの見舞いに訪れたフランク王は、この勇者への褒美として、ギフレの血を手に付けて、
ギフレの盾に線を引いた。この意匠が世界最古の軍旗と言われる『サニェーラ』となったという。
また、イスラム教徒がアフリカから連れてきた火竜を退治する伝説も有名である。
軍隊も、何頭もの竜と渡り合った高名な騎士もこの竜を倒せないので、ギフレ自身が討伐に赴き、
剣と槍と、太い木の枝を持って竜に襲い掛かったが、竜の体には傷一つ付かなかった。
竜は木の枝を折って奪い、挑発するかの様に十字に組み合わせて見せたが、ギフレはこれを逆に吉兆と見た。
竜はギフレを掴んで空に飛び上がったが、ギフレは神に祈って、先ほどの枝の十字を心に思い浮かべ、
再び槍を突き、剣を振るって竜を殺すことに成功した。
また、伝説にはギフレは非常に剛毛だったと言われ、史実的な称号も“多毛伯”であるが、
一説には、pilos(毛むくじゃら)の語源はpilum(投げ槍)であることから、
ギフレは“毛むくじゃら伯”ではなく、“投げ槍伯”であったとも言われる。

【コメント】
盾(旗)関連は、完全に後世の後付伝説。竜退治伝説の辺りは、ギフレ父のものとする説もある。
普通に考えれば普通に毛むくじゃらだったんだろうけど、何となく「無辜の怪物」設定にした。
適正クラスはランサーとセイバー。

  • 最終更新:2015-09-10 22:39:39

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