オーラヴ・トリグヴァソン

【元ネタ】史実(ノルウェイ)、サガ
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】オーラヴ・トリグヴァソン
【性別】男性
【身長・体重】182cm・85kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運D++ 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【固有スキル】
嵐の航海者:B
 船と認識されるものを駆る才能。
 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、
 軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。

信仰の加護:A
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。

投擲(投槍):C
 投槍を徹甲弾の如く放つ能力。
 彼は常に両手を使い、一度に二本の槍を投げたという。

追跡:A
 愛犬ビゲに由来する追跡・探索能力。
 僅かな痕跡から対象の能力や行動パターンを予測し、現在位置を高確率で特定する。

【宝具】
『金顎開く荒れ野の魚(オルメン・ランゲ)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~30 最大捕捉:50人
 黄金の竜頭を持つ巨船。
 竜頭より発射される呪詛砲『ノルウェイの弓』エイナルを浴びた者は
 臓器内に蛇が生じ、内側から喰い尽くされる。
 『鶴号』『竜号』を超えるヴァイキング時代の北欧最美最強船『長蛇号』と
 改宗を拒んだラウズの口に毒蛇を入れ臓腑を喰い破らせた逸話の混合宝具。

【Weapon】
『無銘・弓』
 スヴォルドの海戦にて、
 弓の名手『太鼓腹の』エイナルに「王の弓は弱すぎる」と打ち捨てられてしまった弓。
 オーラヴはアーチャークラスで召喚される事ができない。

【解説】
 十世紀終盤のノルウェイ王、オーラヴ(一世)・トリグヴァソン。ハーラル美髪王の曾孫。
 改宗を拒む者達に拷問殺戮人質強制詐欺略奪を繰り返した理想的なキリスト教王。
 劇的な生涯と、短い治世にしては大きな功績により非常に人気のある王とされる。

 母の胎内にいる間に父トリグヴァを殺され、三歳でエストニア海賊に襲われ奴隷に売られる。
 幸いにして親切な買い手レーアスとレニーネのもとで六年を過ごした後、エストニアへと
 徴税にやって来ていた伯父、ウラジーミル一世に仕えていた彼と偶然出会って引き取られた。
 その後、海賊の一味を偶々見つけてぶち殺し、キエフのオリガとウラジーミルの庇護を求め
 彼らのもとで異国の王族待遇となる。賢く強力な男性に育った彼はウラジーミルの一軍を預かり、
 武功を重ね財産と個人的な部下を抱えるうち次第に妬まれるようになり、ロシアを立ち去った。

 当時の実質的なノルウェイ王ハーコン侯は有能な軍指揮者にして強大な勢力を持っていたが、
 名目的にはデンマーク王に臣下の礼をとり、王の一族でもなかったので王を名乗らなかった。
 彼はオーラヴの噂を聞くと彼を即位させて自分は後見に収まろうと考え、使者を差し向けた。
 しかしこの使者トーレがあっさりと寝返り、オーラヴにハーコンを除いて国を取るよう唆す。
 争乱の末にハーコンもその息子も死に、二十八歳のオーラヴが王として即位した。

 オーラヴ一世はキリスト教化やキリスト教的な文明化を推し進め、また領地も拡大させた。
 素直に改宗した者や利益から従った者も少なからずいたが、反対者には時に残虐その物であった
 オーラヴの治世は五年で終わる。スヴォルドの海戦に敗れ入水した彼を、泳ぎに長けていた事から
 どこかへ泳ぎ着いたと考える者もいたが、「生きていたなら耳目に触れずにいる筈も無い」と
 彼に心酔していた生意気な詩人ハルフレッドもやがて王の死を信じ、追悼の詩を作ったという。

  • 最終更新:2016-12-10 20:11:52

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