エパミノンダス

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】ウェイバー・ベルベット
【真名】エパミノンダス
【性別】男性
【身長・体重】198cm・100kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一軍を率いる将としては破格の人望と言える。

軍略:B
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

守護騎士:C+
 他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
 守る対象が宝具『愛すべき友の為』の対象であった場合、防御力は更に上昇する。

【宝具】
『愛すべき友の為(ヒエロス・ロコス)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:2人
 神聖隊。正確には部隊そのものではなく、その在り様が宝具と化したもの。
 この宝具でパスを結んだ対象との絆(愛情)の強さに応じて、ランサーのパラメーターが上昇する。
 ランサーと対象が相思相愛であれば、全てのパラメータが2ランクアップする。

 神聖隊はテーベの誇る精鋭重装歩兵部隊であり、150組300人の男性の恋人達によって編成されていた。
 恋人が傍にいる彼らは常に士気が高く、最強と謳われたスパルタ軍を正面から打ち破った。

【Weapon】
『無銘・槍』
『無銘・盾』
 古代ギリシャの重装歩兵が装備した槍と丸盾。
 本来はファランクスと呼ばれる密集陣形において、多人数で運用されるもの。

【解説】
 エパメイノンダスとも。古代ギリシャの都市国家テーバイに最盛期をもたらした将軍、政治家。
 当時の基本戦術であったファランクスの常識を覆し、敢えて左翼に主力を集中して展開、突出させる斜線陣(ロクセ・ファランクス)という陣形を創案した戦術家としても知られる。

 紀元前371年のレウクトラの戦いにおいて、当時の地中海で最強と謳われたスパルタ軍率いるペロポネソス同盟に対し、この斜線陣を使用。
 敵軍1万2千に対し、自軍約8千という寡兵でありながら圧倒的な勝利をもたらした。
 その後の9年間、都合4度に亘るペロポネソス遠征においても、自身が指揮する会戦においては無敗であった。
 エパミノンダスが戦死した紀元前362年のマンティネイアの戦いにおいても、彼が指揮していた軍そのものは見事勝利を収めている。

 彼の軍功は弱小国家に過ぎなかったテーバイに地中海の覇権をもたらしたが、エパミノンダスの死後、テーバイはその覇権を失い、同時に彼の戦闘教義も失われてしまった。
 しかしその戦闘教義はテーバイで人質生活を送っていたマケドニアのフィリッポス……即ち後のマケドニア王フィリッポス2世と、その息子である征服王イスカンダルによってマケドニアのファランクスへと昇華された。
 そんな彼らの手によってテーバイが滅ぼされたのは、歴史の皮肉という他ない。

 エパミノンダスは貧乏貴族の家に生まれたが、当時の最高水準の教育を受け、中でもピュタゴラス派の哲学を好んだ。
 この為かその性格は慎み深く、高潔であったとされる。
 この性格のお陰で政治的危険はないと判断されて政敵から追放を免れた、演説によって死刑の免除を勝ち取った等のエピソードがある。

 また、テーバイの中心的指導者であるペロピダスとは親友と呼ぶべき間柄であり、
 負傷したペロピダスを守りながら援軍が来るまで戦い抜いた、敵軍に捕らえられたペロピダスを釈放させる為に敵軍が戦意を失うまで戦い続けた等のホモく……友情に厚い事を表すエピソードが多い。

  • 最終更新:2012-01-07 14:26:57

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