ウィティントン

【元ネタ】英国伝承、史実(イングランド)
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ウィティントン
【性別】男性
【身長・体重】160cm・55kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力E 幸運EX 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:E
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら何とか乗りこなせる。
 宝具には“乗せて貰っている”だけである。

【保有スキル】
カリスマ:B
 猫にお仕えする天性の才能。対猫交渉において、自分の能力を向上させる。
 明確に敵対する猫であっても、判定次第で即日腹を撫でる所まで行く事ができる。

黄金律:D
 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 猫との別れを代償とし、その猫との親愛度に応じた規模の金運に恵まれる事ができる。

啓示:E
 重大な局面において、開運成就への道筋を“感じ取る”能力。
 長い目で見た運の掴み方に限定され、不運の回避には働かない。

【宝具】
『彼方より幸招く友(プッシー・プッティー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 額に角を生やした巨大な猫。
 ライダーの愛猫と商船ユニコーン号が“幸運をもたらす”伝承として融合したもの。
 現界後に仲良くなった猫一匹につき一日一度、騎乗中のライダーは
 判定時に本来用いる能力値の代わりに幸運値を用いる事ができる。
 該当する“猫”は猫科の動物、化け猫、妖精猫、タイガー、キャスパリーグ、など。
 ただし、ネコアルクは該当しない。

【解説】
 ヘンリー五世の御用商人で数度ロンドン市長に選ばれた実在のリチャード・ウィティントン、
 もしくは彼とそれ以前から広く伝えられていた伝承が結びついたディック・ウィティントン。

 ディック・ウィティントンはある寛大な商人の屋敷で台所の下働きをしている孤児の少年。
 寂しさを紛らわす為に猫を飼っていたが、鼠取りの名人で、彼の唯一の宝であり友人であった。
 彼の寛大な主人は交易船を海外に送る際、使用人にも持ち物を売りに出す機会を与えていたが
 しかしディックは売れるような物を何も持っていなかった。主人の親切な娘アリスは、
 それなら猫を船に積んではどうかと勧め、彼女の好意を無下にもできず彼は愛猫を乗せた。
 その後、猫のいなくなった彼の寝床付近は鼠が走り回り、直属の上司である調理人は不親切で、
 ディックは館を去ろうとする。しかし教会の鐘の音が、彼に戻れと言っているように聞こえた。
 「ウィティントンよ戻れ、ロンドン市長になる日が来る、ウィティントンは三度市長となる」

 鼠取りの上手い猫の方はと言えば、船にはつきものの鼠を狩るその腕前から大人気だった。
 そして船の着いた遠国は、鼠害に悩まされていて、国王は莫大な財宝を積んで猫を買い取った。
 屋敷に戻ったディックは、「今やお前は大金持ちになったのだよ」と主人と船長に迎えられる。
 ディックは商人の道に励んで豪商となり、アリスと結婚し、ロンドン市長にも三度選ばれた。
 富豪の身になっても、ディックがかつての愛猫への恩義を忘れる事は無かったとされる。

 一方、リチャード・ウィティントンは富裕な家に生まれ有利な条件で見習い修業に出された。
 猫を飼っていた記録は無いし、「ニューカースル-ロンドン間で石炭を運ぶ敏速船『猫号』により
 富の基礎が築かれたのだ」と説明づけようとする者もあったが、そうした事実も無かった。

  • 最終更新:2017-10-17 22:19:21

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード