インドラ

【元ネタ】ヒンドゥー神話、その他関連諸説
【CLASS】ランサー
【真名】インドラ
【身長・体重】190cm・89kg
【性別】男
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力A  耐久A  敏捷B  魔力A+  幸運C  宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【固有スキル】
神性:EX
 神霊適性を持つかどうか。大地の女神プリヴィティーと天空の神ディアウスの息子。
 インド神話において名を連ねる正統な神である。
 
騎乗:EX
 騎乗の才能。幻獣・神獣から竜種、果ては神霊にまで騎乗し乗りこなすことができる。
 太陽炉を内蔵した飛行装置や、自在に宇宙を駆ける直属の騎乗(動物)神エワランなどを所有する。

擦り切れた心:A
 両親に棄てられ、親友に裏切られ、唯一残った地位すら奪われた生涯の具現。
 精神が磨耗しきった男の成れの果て。最初から全く誰も信用しないが故に、精神面への干渉を無効化する。
 自我を偽装する事で、万人が思い描く“雷神インドラ”を演じて、話術や策謀が通用しているように“振舞う”事も可能。
 ……しかし、女の色香に滅法弱いのが珠に傷。精神的飢餓を快楽で埋めようとする結果でもある。

マントラ:A+++
 主にインドで独自発展を遂げた魔術体系。サンスクリット語の聖言を用いて魔術を行使する。
 ランクA+++であれば、天界の諸仏へ協力を要請する事が可能であり、大概は快諾される。
 
【宝具】
『雷轟よ、骸を注ぎ足せ(ウィジャヤ・シャクティ)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
 “稲妻”が内蔵されたビーム・ランス。外観は通常の槍であり、起動すると粒子でコーティングされて光り輝く。
 殆どの物質を容易に貫く事が出来る上、周囲の粒子を操作する事で相手の遠距離攻撃の弾道を逸らす事も可能な攻防一体の宝具。
 出力を最大にまで引き上げる事により、無数の強大な対神属性の拡散式ホーミングレーザーを放出する。
 かのヴィシュヌの化身クリシュナでも真っ向勝負を避けるとされる威力であるが、冷却が完了するまで再発射が出来ない。
 見た目の重量感に反して非常に軽量。その為、強大な力を秘めているという実感が沸きにくく、下手すれば担い手を傷つけかねない欠点を持つ。
 カルナという高潔な青年に貸し与えた際に、一度限りという使用制限を付けたのもそれが理由である。
 
『雷砲招来(ヴァジュラ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 インドラが誇るヒンドゥー神話屈指の性能を持つ最強宝具で、マハーバーラタにおける超兵器。
 未だなお宇宙空間において現存する工芸の神トヴァシュトリが作り上げた巨大な魔力式衛星砲台。
 生体部品としてダディーチャ聖仙の脳幹を搭載している為、遠隔操作によって膨大な精密作業を代行させる事が可能。
 魔力吸入ファンによって取り込まれた太陽と月の相反する魔力を融合・圧縮。その後、暗黒物質で包んで保護した弾頭を光速で射出する。
 基本ダメージ3000に敵対する相手の最大攻撃力値を上乗せされるその破壊力は、魔神に率いられた二万五千の軍が一瞬の内に消滅させる程である。
 毎年復活する度に繰り返される宇宙を塞ぐ程の巨体を誇るヴリトラとの決戦時においては星からの無限に近い魔力が供給され、止め処なく連射される。 

【Weapon】
『稲妻』
 父から心臓と一緒にもぎ取った竜種のそれを遥かに上回る“魔力炉心”の一種。
 ごく微量の魔力で膨大な電力へと変換する事を可能とするジェネレーター。インドラは槍に仕込む事で、動力源としている。
 
【解説】
 初期のヒンドゥー教において最も重要視された神で、「リグ・ヴェーダ」では捧げられた讃歌が全体の四分の一をしめる。
 茶褐色の頭髪と髭を持ち、暴風の化身マルトを従えて二頭立ての戦車に乗って空を駆ける。
 最初から強かったわけではなく、泥水を啜り、獣の臓物で飢えを凌ぐ屈辱の時代を経て軍神になるべく力を付けていった。
 インドラ天に住み、ヴァジュラ(金剛杵、雷霆)を投じて悪魔を退治し人々を守る。
 退治した悪魔は数多く、特にヴリトラとの戦いはアーリヤ人と異民族の戦闘、繰り返される自然現象など、様々な意味を持つという。
 信仰者に慈悲を与える寛大な神として描かれる一方で、他神の持ち物を壊し暴飲暴食を行う粗暴な性格ともされる。
 後代になるにつれその地位は下落し、悪魔や聖仙に怯え打ち倒される弱々しい存在にされ、人妻に夜這をかけようとして追い返される話まである。
 
 インフレしているインド神話においては、弱小の部類。そんなに強くない。

  • 最終更新:2012-04-29 12:09:18

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