イスファンディヤール

【元ネタ】『王書』
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】イスファンディヤール
【性別】男性
【身長・体重】192cm・73kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。
 カリスマは稀有な才能で、一介の王子には収まりきれない器といえる。

心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、
 その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。

凶星の遺産:EX
 王子イスファンディヤールを殺した者に襲いかかる破滅の運命。
 自身の殺害者とその縁者には、自動的に宿命規模の破滅と死が約束される。
 運命干渉でのみ抵抗可能。

【宝具】
『七つの王道(ハフト・ハーン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 隠された能力。絶大な闘争心による自己の昇華。
 戦闘が一定ターン経過すると、魔力・幸運を除くパラメータを一割上昇させる。
 能力向上は一戦闘7回まで。戦闘終了時に向上値はリセットされる。

『我が身は青銅、崇高の天を地に擲たん(シャープフル・スパンドダタ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 青銅の躰。聖なる水に浸かったことにより得た不死性。
 存在として“不朽”であるため、肉体・精神に驚異的なまでの絶対性を持ち、
 その強固な外装皮膚によって、ランクA未満の干渉、及びSTR(筋力)による攻撃を無条件で無効化する。
 ただし、青銅たる皮膚に覆われぬその眼は例外である。

【Weapon】
『無銘・剣』
 七道程(ハフト・ハーン)において、龍殺し獅子殺しシムルグ殺し等を成した愛用の剛剣。
 しかし大英雄との戦いでは瞬く間に刃毀れし、使い物にならなくなった。

【解説】
 カヤーニー朝第5代王グシュタースプ(ウィシュタースパ)の息子。好戦的な性格の持ち主。
 拝火教伝説のスプントザータ王子に相当する。
 父と共にゾロアスターに改宗した際に不死の肉体を得たとされ(不死の水に浸かった)、
 拝火教拡大のために戦い、諸国を征服したが、その勇名を恐れた王に投獄されるなど親子仲は最悪。
 激化したトゥーランとの戦争に際して解放されると、二頭の狼、複数の獅子、竜、魔女、人喰いシムルグ、
 さらに大雪原、大河という、7つの難関を乗り越え、わずか160の手勢で敵城から王の首を取り武名を挙げる。
 度々譲位を迫る王子を疎んだ王は、占い師の「王子はロスタムの手にかかり死ぬ」という予言を受け、
 「もしロスタムに鎖をかけ我が前に連れてきたら王位を譲る」と王子を煽りたて対決を演出した。
 一度は老いさらばえた大英雄を圧倒したイスファンディヤールであったが、
 魔法使いザールとシムルグ鳥の助力を受けたロスタムにより、唯一不死でない己の目を射ぬかれた。

 ――聖禽シムルグ曰く、イスファンディヤールを殺した者は、世の罪から逃れられず、
 財も保持し続けられず、この世では悪運がつきまとい、別の世でもまた苦悩と不幸を見出すという。

 そして若き英雄は王の目論見通り死に、大英雄の名声は汚され、遺恨だけが残された。
 英雄ロスタムの酸鼻な末期、そしてその一族に降りかかった惨劇は、全てこの戦いに起因する。

  • 最終更新:2011-12-29 21:02:02

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