イサク

【元ネタ】ユダヤ教
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】イサク
【性別】男性
【身長・体重】124cm・55kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A+ 耐久E 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
魔眼:B-
 拘束の魔眼アケダーの所持。
 天使の涙により与えられた祝福で、視認した対象の動きを奪う。
 魔力(MGI)がD以下の場合は完全に相手を“まな板の上の鯉”状態にできるが、
 C以上の場合は能力ランクダウンに留まる。
 大本が天使の力なので使う度に反動ダメージを受け、
 酷使すると失明する。

黄金律:B
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 大富豪という体でもまあやっていける程度の金回り。

【宝具】
『犠牲羊は死を免れる(バインディング・オブ・アイザック)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
 燔祭(復活)のイサクに与えられた祝福。
 死を逸らせる因果。
 既に神に捧げられているはずの彼の魂が聖杯にくべられるという矛盾を避けるため、
 彼を死に追いやる運命は蓋然性の範疇で退けられる。
 アーチャーを殺すには可能性を自分の運命で塗りつぶすLCK(幸運)か、
 単純に生存の余地を生じさせない確殺性、
 及び不可避性を必要とする。

 イサクは死の天使が無力だった三人のうちの一人であり、
 埋葬されて蠱に喰われなかった七人のうちの一人であり、
 悪の衝動(イェツェル・ハラ)に感化されなかった三人のうちの一人である。

【Weapon】
『石ころ』
 父が祭壇を築いている時、イサクは恐怖のあまりサタンに石を投げるといった
 犠牲に相応しからぬ行動を取らぬよう身を隠したとされる。
 ……イサクは、当時5歳ながら己を熟知していた。
 彼が自らを縛らせたのは、自分が暴れたら父を死なせかねないという懸念からであり、
 祭壇が築かれるまでわざわざ隠れたのは、
 例えそれが明後日の方向へのやつあたり投石であったとしても
 衝撃波で父を殺すには十分だったからである。

【解説】
 アブラハムの嗣子。ヤコブ、イサクの父。
 高齢の両親より奇跡により生まれ、モリヤの地の山上の試練で自らのあり方を示す。
 この燔祭の逸話は神の試練として有名で、
 『ヘブル人の手紙』などに見られるキリスト教的解釈ではイエスの復活の原型だが、
 アガダーによれば神の試練ではなくサタンの誘惑。
 またあるユダヤ人は「イシュマエル虐待への罪」としてこれを解釈したが、
 これには人身御供の否定を敷衍した、神が己の子を犠牲にするキリスト教教義への
 反感が根底にあるとされる。
 とはいえメシアが自らを犠牲とするという思想はイスラエルのものなのだが。

 ヨセ・ベン・ジムラによれば、燔祭のイサクは離乳直後だったという。
 離乳時期を計算するとイサクはこの時5歳だが、これは彼が薪を背負った描写からありえず、
 一般的なイサクの描写からかけ離れる点で、ラビの伝統における「37歳」は別格としても
 普通は考えづらい読み方である……

 筋肉幼児。
 幼子の姿で召喚されているのは、父の手で神に捧げられた瞬間こそが彼の全盛期だから。
 ヤコブやモーセ、サムソンといったユダヤのマッスルモンスターたちの太祖であり、
 フィジカルとブレスを頼りにゴリ押しするスタイルを採る。



【元ネタ】アブラハムの宗教
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】イサク
【性別】男性
【身長・体重】173cm・51kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:C
 犠牲として味方に有利な領域を作り上げる能力の一部流用。
 小規模な“工房”に相当する陣地を作成可能。
 井戸を掘ろう!

道具作成:C-
 魔術的な道具を作成する技能。盲目のため制限あり。

【固有スキル】
瞽者:B
 魔眼の反動で視力を失った。
 盲目であるため、視覚に由来する判定を一切行えない。

黄金律:B
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 大富豪という体でもまあやっていける程度の金回り。

【宝具】
『約束の地、約束の子(アケダート・イツァーク)』
ランク:A 種別:対地宝具 レンジ:99 最大捕捉:1000人
 薪で祭壇を築くことで一度だけ発動できる大犠牲燔祭。
 土地に自らを捧げる(正確には死なないので捧げ損なう)ことで約束された栄光を招来し、
 聖杯戦争開催地全域の属性を書き換える。なお儀式の際、イサクは一時的に若返る。
 神の栄光がもたらされた土地では味方に有利・敵に不利な修正が永続で課され、
 また秘跡や奇跡も行使可能規模が大幅に緩和されるものの、
 犠牲たるイサク本人はこの領域から離れることができなくなる。

【Weapon】
『聖なる薪』
 イサクをキリストの原型と見做す考えから無駄に聖性を得た薪。
 その一つ一つが聖遺物としての「聖十字架の破片」に匹敵し、主に投擲兵装として使用される。
 ……傍目には背負った薪を投げつけて戦う老人とそれを襲う凶漢の図となるため、
 HP以上に相手のやる気と評判が削がれるだろう。

【解説】
 超解釈をやめて真っ当に作った老人版。
 燔祭後、長じてリベカを娶り、双子を設け、ペリシテ人の迫害を神の祝福により凌いだ。
 晩年に盲い、そこから双子の間に長子の祝福を巡った確執が生まれたが、
 最後は無事に仲直りした双子に埋葬された。めでたしめでたし。

 晩年のイサクが失明したのは山上で縛られていた際に天使の涙が目に入ったため、
 エジプトへの南下を神に止められたのは彼がカナンに捧げられていたから、
 午後の祈り(ミンハー)を制定したのは彼である、などという。

 死の天使を躱した後二人がモーセとヨシュア・ベン・レヴィだということは分かるのだが、
 虫に食われなかった7人とか、イェツェル・ハラを退けた3人とかになると、
 もう知識的に追いつかない。誰だよ。


  • 最終更新:2015-03-11 22:59:02

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