アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタイン

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタイン
【性別】男性
【身長・体重】181cm・72kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力E 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。

【固有スキル】
黄金律(偽):B
 金運や宿命の類ではなく、資産運用の手腕。
 十分な資財があるのならば、それを元手に巨万の富を得る事ができる。
 金銭に限らず、魔力や兵力など自身の手元にある“資産”を効率的に使う事を得意とする。

軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

募兵特許状:A+
 徴兵権限。傭兵隊長として兵を募り、武装させ、部隊を編成する許可証。
 周囲の霊的存在と契約し、自身の使い魔――ゴーストライナーとして使役できる。
 ランクA以上ならば、マスターを失った他のサーヴァントとの再契約も可能。ただし、令呪を得る事はできない。
 他サーヴァントと契約した場合を除き、ゴーストライナーは兵士としての役割(クラス)とそれに応じた装備が与えられる。

【宝具】
『我が軍勢は尽きることなし(コントリブツィオン)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 アーチャーが創始した軍税制度が宝具化したもの。聖杯と契約を交わす、一種の魔術宝具。
 「聖杯戦争の舞台での虐殺、魂喰い、戦闘を除く破壊行為を行わない」事を条件とする戒律をアーチャー自身に課する。
 この戒律が守られている限り、聖杯はアーチャーが必要とする魔力を最優先に供給し続ける。
 聖杯戦争のルールに則って戦う限り、アーチャーは魔力不足とは無縁となる。
 ……生前のアーチャーは、自身の軍勢に(当時常識だった)略奪を禁止する代わりに、駐留する土地に税を課し、兵を養った。

【Weapon】
『無銘・銃』
 三十年戦争当時に使われた、先込め式の歩兵銃。
 アーチャー自身が扱うほか、彼が契約したゴーストライナーにも同種の銃が与えられる。

『無銘・槍』
 テルシオ(方陣)を構成する内の槍兵が装備する長槍。
 アーチャー自身が扱うものではなく、彼が契約したゴーストライナーに与えられる。

【解説】
 三十年戦争期のボヘミアの傭兵隊長。神聖ローマ帝国大元帥。
 プロテスタント勢力と戦争中であった皇帝から皇帝軍の総司令官に任じられ、“大軍”を組織する。
 この当時の戦争は1~2万名程度の軍同士がぶつかり合うのが一般的であり、4万もいれば大軍といえた。
 が、ヴァレンシュタインが募兵し、組織した軍は10万以上であり、まさしく桁違いの規模であった。
 この“大軍”でプロテスタント勢力を一蹴し、帝国を窮地から救い出すものの、
 あまりに巨大な軍勢を有する事から皇帝に警戒され、総司令官を罷免されてしまう。
 しかし、ヴァレンシュタイン不在の隙を突いてプロテスタント勢力が盛り返した為、皇帝に懇願され、僅か2年で復職。
 復職後に率いる軍が自らが鍛えたものではない為、その指揮は精彩を欠くものの、
 リュッツェンの戦いでプロテスタント勢力の中核、スウェーデン王グスタフ2世アドルフを戦死させる。
 しかし、“帝国最大の敵”たるスウェーデン王が消えた事により、ヴァレンシュタイン自身の価値も失われ、
 独自に講和を結ぼうとしたと反逆の疑いをかけられ、皇帝軍の将校に暗殺される。
 彼が創始した軍税制度は、その有効性から各国に取り入れられ、常備軍システムの礎の一つになったといわれている。

  • 最終更新:2012-12-07 00:22:08

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