アヒトフェル

【元ネタ】旧約聖書
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アヒトフェル
【性別】男性
【身長・体重】162cm・45kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力A+ 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
陣地作成:A
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “神殿”を形成する事が可能。
 エルサレム神殿の礎に携わった賢人だが、
 ダビデの時代に死んだ為に彼自身はソロモン大神殿の雄姿を(千里眼でしか)知らない。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 深淵の封印さえ作り上げられる。

【保有スキル】
王佐の才:A+
 王器を持つ者を補佐する才能。
 己に相応しい王者に仕えることで、互いの欠落を補完するスキル。
 カリスマの影響下にある場合のみ、あらゆる判定に有利な補正が与えられる。

天界の智慧:A+
 聖霊を通じて明らかにされた、天使の如き神の知恵。
 英雄が独自に所有するものを除いたほぼ全てのスキルを、B~Aランクの習熟度で発揮可能。
 また、彼が主君たり得る器と認めた相手には、スキルを授けることもできる。

無辜の怪物:D
 生前の裏切りから生まれたイメージに自らが侵されている。
 イスカリオテのユダの観念が重ねられており、信用と協力を得られ難い呪いにある。

【宝具】
『深淵封鎖領域(キパト・ハセラ)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人
 キャスターが大洪水を止めるために創り上げた人造の世界中心(オムファロス)。
 ユダヤ教において世界で最初に創造され、世界がその上で生まれたという基礎石(エベン・シェティヤー)、
 単に岩(セラ)とも呼ばれるそれの代用品。
 神聖文字が刻まれた十五枚の魔術板からなる重力操作宝具。
 単体でも機能するが、全枚数で対象を囲み出力を最大にすることで局所的な時空閉鎖を起こし、
 空間ごと相手を圧殺できる。

【Weapon】
『深淵封鎖鍵(セラ)』
 “深淵封鎖”の発動キーである魔術板。
 陣地の土台に使うことで“空中神殿”の展開が可能。
 巨大な長方形のモノリスで、非常に重量があるが常に一定の高さで浮遊している。

『主人公補正測定器』
 伝承によればアヒトフェルは以下の三つの遺言を残した。
 1.運命に愛されたものに逆らうな
 2.ダビデ王家には恭順しろ
 3.過ぎ越しの祝いの日がよく晴れていたなら小麦の種を撒け

【解説】
 “神の御告げの如き計略を授ける”とされたイスラエルの賢人。
 ダビデ王の友にして顧問官でありながらアブサロムの反乱に与するも、
 軍師としての助言を工作員フシャイに邪魔され、
 敗軍を悟って自宅に戻り首を吊って自殺した。
 タルムードにおいてはバラムに擬えられ、彼と同じく聖霊を介して神の叡智を授かっていたものの、
 神の敵に回って破滅したという。
 裏切りと縊死の逸話からキリスト教徒にはユダの原型とされる。
 彼の出す答えは常にウリムとトンミムが導く神託と同じ結果を出したとされる。
 伝説によれば、神殿の基礎を掘り進めていたダビデ王は1500キュビトの深みに「世界の礎石」を見つけた。
 “我は深淵の蓋なり、動かせば世界が滅ばん”と叫ぶ礎石を無視してダビデが持ち上げると、
 地の底から水が溢れ出して世界を覆うほどの大洪水が起こった。
 坑の上のアヒトフェルは“ダビデが死ねば俺が王になれるんじゃね”と邪念を抱いたが、
 ダビデが“水の止め方を知っていてやらないなら、キミの首を絞めるよ”と言うので
 直ちに神の名を記した陶板を基礎の坑に投げ入れた。陶板は洪水を止めた。
 アヒトフェルは神秘に通じた賢者であったが、かくの如き一抹の罪により縊死の運命を決されたという。
 「世界の礎石」は後に神殿の至聖所に置かれ、今は岩のドーム(キパト・ハ・セラ)にある。
 彼は占星術の結果から自分が王になるかもしれないと思っていたが、
 実際は自分の曾孫(孫娘バテシバの子)ソロモンが玉座に就くという予言であったとか。
 また明らかに時代も場所も合わないが、アガダーによればソクラテスは彼の弟子だったという。
 老賢者っぽいエピソードの割に33歳で死んだというが、それだと存命中に曾孫は厳しいのでは……?
 時期的にあなたウリヤの一件を知って離反しましたよね。
 軍師ビーム撃つ。

  • 最終更新:2016-05-04 14:31:42

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